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2016.09.02

最近読んだ本一覧469

●「溺れる月」 著者:新野剛志  小学館 2016年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    乱歩賞作家が放つ疾走ランニング
    ミステリー!!

    平凡な公園ランナーの自分が、
    大勢の見も知らぬひとから見つめ
    られているなんて・・・・・・。

    インテリア会社社長の高木雅弘は、
    所属するランニングサークルの
    仲間との「レース」にはまっていた。
    ある日、高木のもとに一通の郵便が
    届く。そこには「明日のレースには
    負けなさい。さもなければ、ひとが
    死にます」と書かれていた。
    翌日のレースに高木が勝つと、
    レースが行なわれた公園内で、
    本当に男の死体が発見される--。

    江戸川乱歩賞作家が放つ疾走!狂走!
    ランニングミステリー!!

  -----
  賭けランニングをしているランニング
  サークル。
  そのサークルのレースがネットで
  中継されていて、メンバとは全然関係ない
  人たちが賭けをしている。
  高木はレースで勝つことを生きがいとし、
  正式な大会ではドーピングでひっかかる
  ような薬にも手を出し、さらには、
  ネットのかけとは別に、暴力団と手を組み
  レースを企画しだすという始末。

  最初は面白く感じたのですが、
  ランニング自体に興味がないし、
  高木の会社社長として逸脱した行動に
  違和感を感じ、なかなかページが
  進みませんでした。


●「赤い刻印」 著者:長岡弘樹  双葉社 2016年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    著者を短編ミステリーの名手として
    知らしめた大ヒット作『傍聞き』。
    その表題作の主人公、シングルマザー
    刑事と娘が再び登場!
    長年、刑事の母親の元に届く差出人
    不明の御守りが導いた、ある真実とは?
    (「赤い刻印」)
    長岡ミステリー史上、最も巧緻な
    伏線と仕掛け。
    そして、最も深い人生の哀歓--。
    出色の完成度を誇る短編集。

    【目次】
    赤い刻印/秘薬/
    サンクスレター/手に手を

  -----
  ・赤い刻印
    シングルマザーの刑事・葉角啓子は
    中学3年生の娘・菜月と二人暮らし。
    啓子は未解決事件の担当となり、
    刑務所出の男が出所後、通行人に
    因縁をつけ、その通行人が男をつき
    飛ばし、殺してしまったという事件を
    調べる事になる。男の衣服についた
    指紋から、啓子の生みの親・チサが
    犯人ではないかと気付く。
    気付いた原因は、赤ちゃんの時に
    押された啓子の手形に一緒に押された
    チサの拇印であった。
    菜月の視点から語られる物語。

  ・秘薬
    付属大学医学科3年生・水原千尋は
    試験勉強に向けて、薬品の名前を
    覚えていた。
    ある日、ひどい頭痛で倒れ、脳に
    血腫があることが分かる。
    一晩寝ると、昨日までの記憶が
    無くなる。
    教官でもある教授に、日記をつける
    ように言われ、つけだす。

    日記には、覚えていた薬品の名前は
    覚える度にひとつづつ消し線が
    入れられているが、それは覚えるのに
    並行して、自殺に使う薬品を絞り
    込んでいたのであった。

    ある日、自分のバインダー式の
    日記のページの順番が
    入れ替えられていることに気付く。

    薬品名に消し線を入れる度に、試験日を
    間違えたり、文鳥が死んだり、大事に
    育てていたハーブが全滅したりする。
    担当教授は、千尋の意図に気付き、
    自殺に使う薬品を絞り込む度に嫌なこと
    が起こるようにして、薬を絞り込ませ
    ないようにしていたのであった。

   ・サンクスレター
    小学校の教諭・城戸万友美の担任する
    生徒・葛木が3階から飛び降りて、
    脳死状態になった。
    葛木が友達と一緒に好き人の名前を書いた
    紙を失くしてしまったのを苦にして、
    飛び降りたのであった。
    学校側の調査に納得しない葛木の父親・
    克典が教室にやってきて、
    生徒・丹波芳也を人質にした。
 
    同じく城戸のクラスの丹波芳也は胆道
    閉鎖症から肝臓移植まで耐えてきた生徒
    で病弱で気弱なのでクラスのいじめの
    ターゲットにされていた。

    克典は医師をしていて、その病院のWeb
    サイトでサンクスレターが掲載されていた。
    その手紙の筆跡を見て、芳也のものだと
    城戸は気付く。
    先ほどまでの授業で、芳也が黒板に書いていた
    字を見せ、葛木に手紙の主が芳也だと、
    気付かせる。
    自分の子の臓器を持っている子なら、
    傷つけることはできないであろうと。

  ・手に手を
    母親・鈴子と精神障害のある弟・久登の
    介護で疲れ切っている50歳代の主人公・
    和佳。
    往診をしてくれる蛯原要のいうことを
    録音して、介護で失敗をしないように
    していた。

    蛯原が忠告してくれたようなことがよく
    起こる。
    お風呂場の手すりが外れて転んだり。
    蛯原の言ったことを久登が記憶していて、
    悪気はなくやっているのか?
    ある日、蛯原は鈴子に寿命ついて
    「あと1か月だ」という。
    久登が意図して、その行動を起こすように
    させているのか。(分からないが。)

  ----
  いずれの短編も予想外の仕掛けがあり、
  読みやすいので1日のうちに読んで
  しまいました。
  長岡さんの短編はこの少しのひねりが
  面白いです。


●「中野トリップスター」 著者:新野剛志  新潮社 2011年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    武闘派極道・山根が組長から
    頂戴した新しいシノギは旅行代理店の
    オーナー。だが、裏の顔は韓国スリ団の
    後方支援。ピント外れなカタギの
    部下たち、アフロ頭の短気な弟分、
    通訳担当の無愛想な美女と、わがまま
    放題なスリ団に振り回されて、こんな
    ヌルい仕事やってられるか!
    トラブルの連続に、ああ、俺の人情が
    出ちまう…。笑いあり、涙ありの
    「中野トリップスター」へようこそ。

  -----
  リンク先は文庫本。読んだのは単行本。

  旅行会社をフロント会社として、
  裏で中国のスリ団の受け入れをしている山根や
  舎弟の誠(アフロ頭)。

  今野さんの「任侠シリーズ」のようなドタバタ
  コメディーかと思いきや、組長の姐さんの死因
  (自殺とされている)に関係するような
  深刻な話題もあり、雰囲気が掴みづらかった
  です。


●「風雲!ITおじさん」 著者:春吉86%  翔泳社 2014年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    仕事や勉強で疲れた心をそっと癒す
    IT系脱力マンガ!ソフトウェア
    開発者向けWebサイト
    「CodeZine」で、
    2008年9月から続いている人気
    連載マンガをカットアップ。
    ソフトウェアやIT関連の話題を
    1ページ読み切りの形でお伝えして
    います。思わず「あるある」と呟いて
    しまいたくなる、その作風は現役の
    ソフトウェア開発者はもちろん、
    幅広い層から支持されています。

  -----
  ソフトウェアを開発する現場のある
  あるかと思いきやあんまりそうではない。
  単純にIT用語などにひっかけたもの
  でした。
  なにも考えずに軽く読めたのが良かったです。


●「今日 Today」 著者:伊藤比呂美 絵:下田昌克
  福音館書店 2013年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    赤ちゃんを育てている母親たちを励ます詩。

  -----
  子どもが赤ちゃんの時に読みたかったなぁ。
  今読んでも、元気付けられます。
  子育て中(特に乳児期)のママには
  読んでもらいたい作品です。

  何にもしてないことはないんだよ。


●「世にも奇妙な君物語」 著者:朝井リョウ  講談社 2015年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    今年二十五周年を迎えたテレビドラマ、
    「世にも奇妙な物語」の大ファンで
    ある、直木賞作家・朝井リョウ。
    映像化を夢見て、「世にも奇妙な物語」
    のために勝手に原作を書き下ろした
    短編、五編を収録。

    いくら流行っているからといって、
    経済的にも精神的にも自立した大人が、
    なぜ一緒に住むのか
    (第1話「シェアハウさない」)。
    その人がどれだけ「リア充」であるか
    を評価する、
    「コミュニケーション能力促進法」が
    施行された世界。知子のもとに、
    一枚の葉書が届く
    (第2話「リア充裁判」)。
    親のクレームにより、幼稚園内で、
    立っている金次郎像が座っているもの
    に変えられた!
    (第3話「立て!金次郎」)。
    …そしてすべての謎は、
    第5話「脇役バトルロワイアル」に
    集約される。

    【目次】
    シェアハウさない/リア充裁判/
    立て!金次郎/
    13・5文字しか集中して読めな/
    脇役バトルロワイアル

  -----
  「13・5文字しか集中して読めな」は
  ネットニュースを書くことを仕事にしている
  ワーキングマザー。
  息子が母と同様にニュース発信をする仕事に
  就きたいと思っている。
  一方、母は、父の浮気を疑っていて、
  証拠になりそうなレシートなどを調べていた。

  それを見た息子が参観日で「将来、なりたい
  ものを調べる」という発表で、母のマネを
  してネット配信のニュースのタイトルを
  発表。
  それは、浮気を疑う母の行動の一部始終で
  あった。

  --
  「シェアハウさない」、」「立て!金次郎」、
  「13・5文字しか集中して読めな」は最後に
  ひねりが効いてて面白い。

  「リア充裁判」や「脇役バトルロワイアル」は
  題材は面白いと思ったのですが、最後の
  どんでん返し的なものがいまいちでした。

  朝井さんは、「リア充裁判」のような若者の
  流行り廃りを取り入れるのがうまいな、と
  思います。


●「このあと どうしちゃおう」 著者:ヨシタケシンスケ
  ブロンズ新社 2016年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    発想えほん第3弾!
    ヨシタケシンスケが「死」を
    テーマに挑む。おじいちゃんは、
    しぬのがこわかったのかな?
    たのしみだったのかな?
    しんだおじいちゃんのノートを
    ひらいてみると・・・。
    しんだらどうなる?どうしたい?
    しんだあとのこと、生きてる間に
    考えてみよう。

  -----
  絵本なのに死後の世界、さらには、
  これから死ぬまでにやっていくことに
  ついて考えさせられます。
  奥深い1冊。

  これまで読んだヨシタケシンスケさんの本で
  一番好きです。


●「下戸は勘定に入れません」 著者:西澤保彦  中央公論新社 2014年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    大学で教鞭をとる古徳先生は
    バツイチ・独身の50歳。人生に疲れ、
    酔って死ねれば本望とウイスキー片手に
    夜道を歩き始めたが、偶然、
    旧友・早稲本と出会ってしまう。
    いまや堂々たる実業家のこの男は、
    かつて古徳の恋人を奪って結婚したの
    だった。気まずさに逃げようとする
    古徳だが、早稲本の誘いを断り切れず、
    豪邸のホームバーで杯を傾けることに。
    やがて、酔った2人は28年前の晩へと
    タイムスリップしてしまう。
    条件が揃うと、酒の相手を道連れに
    時間をさかのぼってしまう古徳先生。
    はたして失った恋の秘密を解き明かす
    ことができるのか?前代未聞のタイム
    スリップ本格ミステリ!

  -----
  年月、曜日、酒が一致すれば、その時に
  タイムスリップできるという主人公。
  時間軸を新しい順からA→B→Cそとすると、
  主人公たちがA→Bにタイムスリップすると
  同時に、Bの時代の人がCへタイムスリップ
  すると、主人公とBの時代の人の記憶が
  シンクロするという。

  その現象が起こってしまい、古徳と早稲本の
  母は記憶がシンクロし、古徳は昔の記憶を
  早稲本の母は未来の記憶を得る事になる。

  タイムスリップものは、状況把握が難しい。

  西澤さんは高知出身の作家さん。
  文学館の展示で知って、読んでみようと思っては
  いたものの、なかなか機会がなく、今回初めて
  単行本を読みました。
  これまではアンソロジーで読むばっかり
  でした。
  これからちょっとずつ、読んでいきたいです。


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