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2016.10.14

最近読んだ本一覧474

●「あなた 河野裕子歌集」
 著者:河野裕子、永田和宏、永田淳、永田紅  岩波書店 2016年8月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「手をのべてあなたとあなたに触れたきに
    息が足りないこの世の息が」
    二〇一〇年八月、この歌をさいごに遺して、
    現代短歌を代表する女性歌人・河野裕子は
    世を去った。その生涯につくられた歌の
    なかから、夫、永田和宏、長男・永田淳、
    長女・永田紅の三歌人が千五百首あまりを
    選ぶ。
    十五ある歌集すべての書影・あとがき、
    年譜も収録。また歌集それぞれに編者の
    書き下ろしエッセイを付す。
    夫を、子を、自然の生きものを、
    そして歌を、全身全力で愛して
    逝った歌人の、決定版アンソロジー。

    【目次】
    森のやうに獣のやうに/ひるがほ/
    桜森/はやりを/紅/歳月/体力/
    家/歩く/日付のある歌/季の栞/
    庭/母系/葦舟/蝉声

  -----
  気に入った歌をPickUp。

  【森のやうに獣のやうに】
   耳たぶの小さきほくろの位置なども
   憶えし恋はかなしかりけり
    → こういう歌、直感的に好き!

   たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに
   私をさらって行つてはくれぬか
    → 河野さんの代名詞ともいえる歌。

  【紅】
   あと何年共に住むのかゆつくりと
   子らの机を陽がすざりゆく
    → はりゅと住むのももしかすると半分を
      過ぎているのかもしれない。
      そう考えると子育てなんて圧倒間なんだ
      と実感。

   こんなにも勉強せぬ子がわが子なり
   呆れて腹たて牛膝(ゐのこづち)蹴る
    → よくわかる、ホントによくわかる。
      いのこずちは、雑草でひっつき虫の一種。

  【体力】
   変声期いつし終わりしかこの息子
   共に暮らせばすべて曖昧
    → はりゅもさちょの乳児期のころの記憶
      は曖昧。

  【歩く】
   死者たちは死んだままなり時間来て
   もう一度死ぬチャンスもあらず
    → 哲学的な歌だと感じました。

  【日付のある歌】
   何といふ顏してわれを見るものか
   私はここよ吊り橋ぢやない
    → これも河野さんの代名詞ともいえる歌。

  【庭】
   のりしろをいつもはみ出す糊のやう、
   ああめんどくさいこの人の電話
    → めんどくさい人をはみ出す糊と
      表現するところが面白い。
      これからめんどくさい人と話ときは
      この歌を思いだし、イライラせずに
      にこやかに対応しよう。

  【蝉声】(せんせい)
   手をのべてあなたとあなたに触れたきに
   息が足りないこの世の息が
    → 河野さん最後の歌。
      思いが込もりすぎて怖いくらい。

  --
  短歌(短歌に限らず、小説もだけど)
  読んだ時の自分の置かれている立場や
  状況によって、深く心に響くものが
  違ってくるんだよな。


●「切り返す力
   -ちょっと苦手なあの人に人づきあいがラクになる!」
  著者:八坂裕子  PHP研究所 2014年5月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    切り返す力を使って、せっせと会話の
    実験と発見を楽しもう。
    -ちょっと苦手なあの人に人づきあいが
    ラクになる!言葉細胞をキラキラワクワク
    させておくには、日々、自分の気持ちを
    表現しながら話すにかぎる。
    そうすればもう、生きていくって、
    果てしなく面白くてステキで、やめら
    れなくなるに決まっている!

  -----
  「おっ、これはいいな。」と思った切り返しが
  ないわけではなかったが、全般的に
  人間関係を壊しそうな切り返しばかりで
  実践では使えないものが多いと感じました。


●「アンマーとぼくら」 著者:有川浩  講談社 2016年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、
    親孝行のため「おかあさん」と
    3日間島内を観光する。一人目の
    「お母さん」はリョウが子どもの頃に
    亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。
    観光を続けるうち、リョウは何かが
    おかしいことに気がつく。
    かりゆし58の名曲「アンマ―」に
    着想を得た、書き下ろし感動長編。

  -----
  「アンマー」は沖縄の言葉で「お母さん」
  という意味。

  主人公のリョウは32歳。
  久々に沖縄に里帰りをして母と3日間、
  父と3人で行った場所など、思い出の場所を
  めぐる。

  リョウは小学4年生の頃、実母・律子を病気で
  亡くす。
  父・克己は自然を対象とするカメラマンで、
  母の死後、沖縄で晴子という女性と出会い、
  リョウが初めて沖縄に連れていかれたときに、
  再婚相手だと告げられる。
  最初は「晴子さん」としか呼ばなかったのだが、
  段々と家族としての絆を深めていき、
  「おかあさん」と呼ぶようになった。
  しかし、中学2年生の時、台風の中、海を
  撮影ようと出かけた父が帰らぬ人に。

  リョウは大学進学まで晴子と暮らし、その後
  東京に出て、そのまま就職。
  高知出身の女性と結婚した。

  リョウの名前は「坂本竜馬」。

  3日間の旅の中で、3人の頃の父との思い出や
  克己と晴子だけの思い出話を聞く。

  親子の泣けるストーリーです。

  ---
  最後の方で、涙がじんわり。
  「現時点での最高傑作です。」と有川さんが
  言っていたのですが、沖縄が舞台。
  「高知じゃなくて残念」と思っていたのですが、
  しっかりと高知ネタが入っていました。
  守礼門を訪れたときに、過去、リョウが
  住んでいた札幌の時計台と並び、日本三大がっかり
  名所のはりまや橋が登場。
  さらに主人公は「坂本竜馬」!

  一番心に残ったのは晴子さんが言った
  「リョウちゃんのおかげで、わたしが見られな
  かった、子供の頃のカツさんが見られたの」
  という言葉に感動。

  そうか。さちょを見れば、子供の頃のらりばどが
  分かるのか。
  そんなことを考えてもみませんでした。

  自由奔放で子どもみたいな克己、
  ちょっと大人びた子どもリョウ。
  この二人の立ち位置ややり取りが
  過去読んだ作品のどれかに似ているのですが
  思いだせません…。
  何だっただろう?


●「アサギをよぶ声」 著者:森川成美  偕成社 2013年月6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    女性でありながら戦士になりたい
    少女アサギ。彼女の父も勇敢な
    戦士だった。素直な語り口で一人の
    少女の成長を描く長編ファンタジー。

    アサギの村では、十二歳になると、
    女の子は女屋に、男の子は男屋には
    いる。女屋では、結婚のための準備に
    余念が無い。一方、男たちは、村を
    守る戦士に選ばれるための修行に励む。
    アサギは女でありながら、戦士に
    なる夢をあきらめきれない。
    彼女は掟を破って、ハヤという戦士
    から教えを受けようとするのだが…。
    小学校高学年から。

  -----
  主人公はアサギという少女。12歳。
  12歳の秋祭りから大人になる。
  母・タネと二人暮らしで
  父は亡くなったと聞いている。
  村では村民が採った食べ物はみんなで
  分け合い、戦士がいつ家族は量が多く
  分け与えられた。
  母は口癖のように「アサギが男の子
  だったらいいのに」と言われる。
  ある日、戦死であるハヤにと会い、
  「戦士になりたい」という。
  戦士になるには、男屋で戦士としての腕を
  磨き、秋祭りに行われる弓矢での競い合い
  で決められる。
  ハヤは、アサギに矢じりの作り方や弓の
  作り方を教える。
  一生懸命に弓矢の練習をするアサギ。

  ちなみにアサギは村人の話から
  父は戦いで一人だけ逃げた卑怯者だと言われ、
  殺されたことを知る。祖父母は村から逃げたが、
  アサギを身ごもっていた母は逃げられ
  なかったので、村八分にされている状態だと
  知る。
  (女屋にも入れないと言われていた。)

  秋祭りがやっきて、男屋のイブキ(矢じりの作り方を
  教わる)、タケ(長老頭の孫・一番弓矢が上手い)、
  ガク、スギが競い合いに参加。
  長老頭にアサギが申し入れをし、競い合いに
  参加することができた。
  そこで、アサギは1位になるが、父の過去の
  行いから、村民に反対され、長老衆の話し合いに
  より、戦士にはなれないが、女屋に入るように
  言われる。(ある意味、村民として扱われるよう
  になる。)

  試合後、ハヤから父・ダイの話を聞く。
  ダイはハヤと同じ弓の名手・サカの弟子。
  ダイは、逃げたのではなく、怪我をした人を
  助けていたため、戦いに戻れなかったという。

  そして、「努力して戦士になれなかったことを
  認めろ。だいじなことは実際に起きたことを
  認めること。すべてそこからはじまる」と
  言われる。

  「なにもないところから、はじめることができる
  自分の力を信じる。」

  アサギの新しい一日が始まる。

  --
  親切にしていただいている図書館司書さん
  のオススメ本。

  ソニンやチポロに引き続き、素直で
  一生懸命の少女の物語。
  (チポロは男の子だけど。)

  サカから引き継いだハヤの教え「モノノミカタ」
  (ものごとをありのままに見て、なにものにも
  とらわれずに、その意味するところを考えること。)は
  勉強になりました。


●「誇り」 著者:今野敏、東直己、堂場瞬一
  双葉社 2010年11月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    「常習犯」-窃盗のプロであるあいつが人を殺す
    はずがない-。腑に落ちないまま、ベテラン刑事は
    犯人と対峙する。
    「猫バスの先生」-幼稚園のバスの運転手に
    なった退職警官。ある朝、不審な光景を目にする。
    男の脳裏に、防げなかった過去の事件が甦る-。
    「去来」-捜査情報が漏れた。揺れる県警本部で、
    極秘に犯人捜しがはじまった。苦悩する刑事部長に
    記者が訪ねてくる。
    「いま、大変なんじゃないですか」。
    当代きっての書き手が描く、心にしみる男の
    生き方。静かに熱い珠玉の警察小説集。

    【目次】
    常習犯(今野敏)/猫バスの先生(東直己)
    去来(堂場瞬一)

  -----
  今野さんの「常習犯」は「最近読んだ本一覧388」の
  「奇想博物館 最新ベスト・ミステリー」と
  「最近読んだ本一覧416」の「警官の貌」で既読。

  東さんの「猫バスの先生」は元警察官が幼稚園
  バスの運転手になり、そのバスを仕様している園児や
  その母が父親ではない若い男からDVを受けているのでは
  ないかと疑いをもつ話。

  堂場さんの「去来」は贈賄の疑いで、県議会議員の
  家宅捜索を行う予定だったが、どこからか
  情報が洩れ、資料すべてを持ち出されていた。
  情報を漏えいした者は警察内部にいるのか?

  --
  いずれの作品もさらっと読め、
  警察小説として、嫌な感じもしない
  お話でした。


●「事故調」 著者:伊兼源太郎
  KADOKAWA 2014年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    志村市の人工海岸で、幼い男児が
    砂に埋まり意識不明の重体となると
    いう痛ましい事故が起きた。
    回避できない事故と主張しようと
    する市に対し、世論は管理責任を問う。
    刑事から市役所への転職を経て
    広報課に勤める黒木は、経験と
    人脈をかわれて市長からの特命を帯び、
    被害者の家族や事故調査委員会の
    窓口役を任される。穏便に仕事を
    終わらせようと粛々と物事を
    進めていた黒木だが、届いた告発文から、
    事故には重大な見落としがあると
    気づいて-。
    実力派横溝賞作家が到達した
    人間ドラマの極北。静かに熱を
    帯びた男が、人工海岸陥没事故の
    真相究明に立ち上がる!

  -----
  お役所の隠蔽体質をするどくついた作品。
  分からんでもない。
  ただ、幼い命が奪われるのは心が痛い。


●「女子的生活」 著者:坂木司  新潮社 2016年8月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    都会に巣食う、理不尽なモヤモヤを
    ぶっとばせ!読めば胸がスッとする、
    痛快ガールズストーリー。
    ガールズライフを楽しむため、
    東京に出てきたみきは、
    アパレルで働きながらお洒落生活を
    満喫中。マウンティング、セクハラ、
    モラハラ、毒親……おバカさんも
    たまにはいるけど、傷ついてなんか
    いられない。そっちがその気なら、
    応戦させてもらいます!
    大人気『和菓子のアン』シリーズの
    著者が贈る、最強デトックス小説。

  -----
  最初、読み始めたときは「何!?この女。
  私の嫌いなタイプ」と思っていたのですが、
  少し読み進めると、出鼻をくじかれたような
  感じ。

  主人公の「みき」は「小川幹生」という男の子。
  心は女で、女としてかわいい女の子を好きに
  なるというトランスジェンダーという設定。
  女装した男がアパレルメーカーで普通に
  働いているというのが、田舎に住んでいると
  想像できないけど、実在するんですよね。
  (みきに怒られそう。。。)


●「大癋(べし)見警部の事件簿 リターンズ
  大癋見vs.芸術探偵」 著者:深水黎一郎  光文社 2016年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「警視庁最悪の警部」大癋見
    (おおべしみ)に殺害予告か
    -ついに神の鉄槌がおりる!?
    本格ミステリーの聖域を踏み
    荒らした男が帰ってくる。
    今度は、本格ミステリーから
    さらに芸術の世界まで生き贄に。
    常に話題作を生み出す著者が、
    ミステリーへの強すぎる愛と、
    芸術への深すぎる造詣をこれでもか、
    と注入して生まれた痛快にして
    ご意見無用、巧緻にして油断大敵な
    怪しき力作!

    【目次】
    第1部 大癋見vs.芸術探偵
    (盗まれた逸品の数々/
    指名手配は交ぜ書きで/
    大癋見警部殺害未遂事件/
    ピーター・ブリューゲル父子真贋殺人事件)/
    第2部 とある音楽評論家の、註釈の多い死

  -----
  「父と子ーピーター・ブリューゲル殺人事件」は、
  「宝石ザミステリー3」で、
  「とある音楽評論家の、註釈の多い死」は、
  「宝石 ザ ミステリー 2014冬」で既読。

  「盗まれた逸品の数々」はとある旧家から骨とう品が
  盗まれた。
  当主が気絶する寸前に盗まれたものをメモし、
  そのまま意識が戻らない。
  それらの品物は高価なものなのか!?

  「指名手配は交ぜ書きで」は常用漢字表に
  載っていない漢字は使用せず、交ぜ書き(漢字と
  ひらがなが混じった記載)にするという方針に
  なり、様々な記載に交ぜ書きが採用された。
  そんな中とある警察署のポスターに
  「伝助と博に注意」と書かれた。
  それをみた大癋見は「伝助(でんすけ)と博(ひろし)」
  と呼んだ。
  実は「伝助賭博」と書かれていたというオチ。

  「大癋見警部殺害未遂事件」は
  「大癋見 コロス」とかかれたノートが署内で
  見つかった。
  誰が大癋見を殺そうとしているのか。


●「アサギをよぶ声 新たな旅立ち」 著者:森川成美  偕成社 2015年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    弓の競い合いには勝ったが、アサギは
    長老頭から女屋行を命じられる。
    新たな世界を受け入れようと、
    布を織るアサギ。しかし、彼女の心は、
    満たされないままだった。そんな折、
    村では、あるうわさが流れる。
    しも村の住民が、突然いなくなってしまい、
    二度ともどってこないというのだ。
    アサギは、不審に思った巫女ばあさんから、
    密使の特命を受ける……。
    一人の少女が苦しみながらも成長して
    いく姿が共感をよび、高い評価を得た
    『アサギをよぶ声』の続編。
    アサギの新たな活躍がはじまる。

  -----
  ハヤとタケが石場の件で争いが
  起きないようにとが村に出かけた。
  村では、女屋で働く人が少ない年は
  「神(かん)とり」があって、
  村民が行方不明になることがあった。
  今年も神とりが発生。
  アサギのいとこのサコねえも帰って
  こなかった。
  アサギは謎を解くカギを探しに
  とが村に出かける。
  とが村では、「生き口」という
  奴隷のよう立場の人間がおり、
  サコねえもそこで働かされていた。

●「アサギをよぶ声 そして時は来た」 著者:森川成美  偕成社 2015年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    目的の「とが村」にたどりついた

    アサギは、偶然にもタケと出会い、
    サコねえも生き口になったことを知る。
    消息がわからないハヤをさがす
    アサギだったが、そんな彼女を
    過酷な運命が待ち受けていた。
    「アサギをよぶ声」シリーズ、
    堂々の完結編。

  -----
  「生き口」を救うために、アサギも
  「生き口」として紛れ込む。
  ハヤも囚われていることがわかったが、
  「とが村が他の村に戦をしかけようとしている
  ことをいち早くアサギの村に伝えよ」という
  言葉を残し、ハヤは炎に飲まれ死んでしまう。

  アサギは村に戻り、とが村の状況を伝え、
  ほかの村の戦士も集め、とが村が攻め入って
  来るのに備える。

  アサギは「モノノミカタ」の考え方で
  戦士を率いて、とが村の攻めを抑える事ができた。

  --
  アサギは、ジャンヌダルクをイメージさせる
  賢くて強い女のイメージです。

  途中、第1話から出てくるサルに助けられる
  場面も出てきて、最後のシーンで、
  2匹のサルが登場します。
  (1話では1匹だけでしたが…)
  アサギにはひとりは背が高くしなやかで、
  もうひとりはずんぐりしていて、
  強い自身に満ちている少年に見えます。

  一人はアサギの父のダイで、もう一人は
  ハヤなのでしょうか。

  明に記載はしていませんが、
  そうであることを願います。


●「BLUE[S]」 著者:高橋宣之  高知新聞総合印刷 2016年1月
    

  ~出版社からの商品説明から引用~
    『仁淀ブルー』の名付け親ともいえる、
    高知在住のネイチャーカメラマン
    高橋宣之氏の仁淀川水系の写真集。
    知名度こそ四万十川や吉野川に
    及ばないものの、知る人ぞ知る水質
    日本一を誇る清流仁淀川(によどがわ)。
    その仁淀川流域の自然を知り尽くした
    高橋氏の独特の感性や視点で
    切り取った、水、森、光、闇、
    しずく、生命、氷など、私たちが
    今まで目にしたことのない風景や
    息をのむようなきらめきの瞬間が
    ページをめくるたびに広がります。
    「美しい夕日の撮影に行っても、
    その夕日を浴びた足元にある
    木の実を撮る」という言葉どおり、
    被写体は私たちが見慣れている
    ものであるにもかかわらず、初めて
    見るような驚きを与えてくれます。
    高橋氏の自然に対する愛おしい
    思いに応えるように、自然界の
    生き物すべてが、ふだんは見せない
    美しい姿で現れてくれるようにさえ
    感じます。こんな素晴らしい風景が
    すぐそばに広がっている、そんな
    高知をちょっぴり自慢したくなる
    1冊です。

  -----
  とにかく綺麗で、見ていると
  心が透き通るような気がしてきます。
  こんなステキな自然がある高知に
  感謝。こんなステキな写真を撮る
  高橋さんに感謝です。


●「イノセント」 著者:島本理生  集英社 2016年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    やり手経営者と、カソリックの神父。
    美しい女性に惹き寄せられる、
    対照的な二人の男。儚さと自堕落さ、
    過去も未来も引き受けられるのは-。
    『ナラタージュ』『Red』を経て、
    島本理生がたどり着いた到達点。
    あふれる疾走感。深く魂に響く、
    至高の長編小説。

  -----
  主人公の女性は、徳永比沙也(ひさや)。
  2011年冬に函館で、真田幸弘という
  若手実業家と出会う。
  このとき、比沙也は婚約者・芳紀との間に
  子どもを妊娠していて、真田とは食事を
  しただけで別れる。

  2012年春、神父の如月歓は、
  回転ドアで指を挟まれようとしているところを
  比沙也に助けられる。

  その後、比沙也は地元仙台から上京し、
  息子・紡(つむぐ)3歳と二人暮らし。
  美容院で働いている。

  比沙也の母はシングルマザーだったが、
  その後、結婚したが、娘だけを残して
  蒸発した。

  その義父からも依存され、苦しい生活を
  送っていた。

  真田とは、たまたまコンパで、再会。
  如月とは、散髪のボランティア活動で再会。

  二人の男性の間で、ゆれうごく比沙也の
  ストーリー。

  --
  とにかく比沙也に共感ができない。
  なんで、そういう風に考え、
  相手に接するのか?
  考えが幼過ぎるというか、単純というか。

  如月がなぜ、義父の面倒を見て、
  最後、真田とハッピーエンド的に終わるのかも
  意味不明。
  というてい理解できません。


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