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2017.02.23

最近読んだ本一覧484

●「クリーピー」 著者:前川裕  光文社 2012年2月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    杉並区の住宅街に、微妙に孤立して
    みえる一戸建てが三軒。大学教授の
    高倉家は夫婦二人ぐらし。
    隣は四人家族の西野家。向かいは
    老親子が住む田中家。ごく薄い
    つきあいの隣人同士の関係はしかし、
    田中家の失火炎上を契機とするか
    のように、大きく歪みはじめる…。
    第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

  -----
  【登場人物】
   ・高倉   東洛大学文学部教授 犯罪心理学
         46歳
         妻と二人暮らし
   ・西野   妻、高校生の息子、中学生の娘・澪の
         4人暮らし
         オリエント協会勤務
   ・野上   高倉の高校時代の同級生
         警視庁捜査一課
   ・矢島善雄 野上の腹違いの兄
         頭はよいが素行が悪く、詐欺などを
         している
   ・河合園子 高倉の高校時代の同級生でもあり
         野上の元妻、足が不自由
         世界的に活躍するピアニスト
   ・河合優  園子の幼女で、ピアニスト
   ・田中親娘 高倉絵の向いに住む高齢の親娘
   ・影山燐子、大和田  高倉のゼミ生

  野上が10年近く前に日野市で発生した
  本多夫妻とう息子の行方不明事件を
  再び捜査しだし、その関係で高倉を訪ねてくる。
  しばらくして田中家で火災発生し、田中親娘と
  野上の焼死体が発見される。
  西野家の方は、澪が「本当のお父さんじゃない、
  知らない人だ」と高倉家に逃げ込んでくる。

  野上の兄・矢島善雄が日野市の事件にも
  関係しており、
  西野ではないかという疑いが出てくる。

  --
  「なりすまし殺人」を題材にしたお話で、
  隣家の人間が知らない間に別人に入れ替わって
  いたというもの。
  サスペンスホラーの部類に入ると思います。
  ストーリー展開や背景などに対して
  変な疑心感や違和感なく
  読み進める事ができました。
  サスペンスとしてかなりオススメです。

  『クリーピー 偽りの隣人』というタイトルで
  2016年に映画化。
  高倉幸に西島秀俊、西野(矢島)に香川照之という
  キャスト。
  香川さんの独特な雰囲気が矢島役に似合ってそう。

  「CREEPY」とは「虫が這いずり回るような」
  という意味が転じて「気味が悪い」という意味
  らしいです。


●「世界のかわいい小鳥」 写真:アフロ、アマナイメージズ
  パイインターナショナル 2014年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    花の舞う日も、雪の日も小鳥たちは
    美しくさえずる。四季と共におくる、
    愛らしい姿にうっとり。野の鳥89種。

  -----
  開いた途端、フワフワで丸っこい感じの
  ヤマガラやシマエナガのかわいさのとりこに。
  癒されます。

  最近、車の運転中に見かけた橋の欄干に
  止まっていた白黒でちょっと尾の長い鳥。
  なんだったんだろうな?


●「幻庵(上・下)」 著者:百田直樹  出版社 2016年12月
     

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    三千年前に中国で生まれたといわれる
    囲碁を、いまのようなかたちに
    進化させたのは、江戸時代の
    日本人だった。
    徳川家康は碁を好み、当代有数の
    打ち手に扶持を与え、碁に精進する
    よう命じた。
    やがて、四つの家元が生まれる。
    各家元の目標は、名人を一門から
    生み出すこと。そのために全国から
    天才少年を集め、ひたすら修行を
    させた。
    だが、名人は、同時代のあらゆる
    打ち手を凌駕するほどの力を持つ者
    しかなれず、
    江戸時代の二百六十年間に誕生した
    名人はわずか八人であった。

    「古今無双の最強の名人になる」
    --江戸時代後期、そんな破天荒な
    夢を持ち、ひたすら努力を続ける
    少年がいた。
    その少年こそ、文化文政から幕末に
    かけて当時の碁打ちたちを恐れ
    させた一代の風雲児「幻庵因碩」
    である。
    少年に天賦の才を見出し、夢の
    実現を託す義父の服部因淑。
    少年とともに闘いながら成長
    していく、本因坊丈和。
    そして、綺羅星の如くあらわ
    れた俊秀たち。
    彼らは、碁界最高権威「名人碁所」
    の座をめぐって、盤上で、時には
    盤外で権謀術数を駆使しながら、
    命懸けの激しい勝負を繰り広げた。

    『永遠の0』、『海賊とよばれた男』
    に続く、興奮を呼ぶ本格歴史小説。

  -----
  囲碁のルールは軽くしか分かりません。
  なので、幻庵の成長や、囲碁の世界の
  歴史的なものをメインに理解していきました。

  でも、今回の作品は小説としては
  捉えられませんでした。
  「読者に理解してもらうために、筆者として
  説明すると…」などという表記が
  小説として違和感があります。
  子ども向けの歴史まんがに本編の物語とは
  別に、時代背景などの注釈説明が
  入るような感じ。

  さらに、プロローグの最後に
  『囲碁は発祥の地である中国では「ウイチイ」、
  朝鮮語では「パドゥ」というが、世界では
  「GO」と呼ばれ世界共通語になっているのが
  江戸時代の先人たちのおかげ』という旨の
  記述があったので、最初から気分がダウン
  状態でした。


●「クローバーナイト」 著者:辻村深月  光文社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    鶴峯裕は小さな会計事務所で働く
    35歳。同い年の妻・志保は
    オーガニックコットンの
    専門ブランド『merci』を
    立ち上げ、最近はよく雑誌の取材も
    受けるまでになった。5歳になる
    長女・莉枝未、2歳の長男・琉大と、
    可愛い盛りのふたりの子供を
    保育園に通わせる日々だが、
    時間の融通のきく裕は、送り迎えも
    よくやっている。ママ友たちからは
    イクメンと評判だが……。
    端から見れば順風満帆の鶴峯家にも、
    育児にまつわる難題は次から次へと
    押し寄せる。ママ友の不倫疑惑、
    熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕の
    お誕生会、そして--。
    新米騎士(ナイト)・裕は、家族の
    幸せを守るため、右往左往しながら
    奮闘中!

  -----
  保育園児をもつ夫婦と、同じ保育園に通う
  ママ友家族の話。
  わからないでもないが待機児童問題(保活)
  とか有名私立学校のお受験とか、私が住んで
  いる田舎ではあんまり身近に感じないので
  共感が持てない。
  都会は大変ねぇ、という感想くらいかな。


●「白い衝動」 著者:呉勝浩  講談社 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    小中高一貫校でスクールカウンセラー
    として働く奥貫千早のもとに現れた
    高校1年の生徒・野津秋成は、
    ごく普通の悩みを打ち明けるように、
    こう語りだす。
    「ぼくは、人を殺してみたい。
    できるなら、殺すべき人間を
    殺したい」
    千早の住む町に、連続一家監禁事件を
    起こした入壱要が暮らしていることが
    わかる。入壱は、複数の女子高生を
    強姦のうえ執拗に暴行。それでも
    死には至らなかったことで、
    懲役15年の刑となり刑期を終えて
    いた。殺人衝動を抱える少年、
    犯罪加害者、職場の仲間、地域住民、
    家族…そして、夫婦。はたして人間は、
    どこまで「他人」を受け入れられる
    のか。「孤人」に向き合うことは
    できるのか。社会が抱える悪を問う、
    祈りに溢れた渾身の書き下ろし長編。

  -----
  「白い衝動」というタイトルに合わせてか、
  普通はクリーム色っぽい紙が、真っ白。
  さらに、栞紐まで真っ白。
  この製本、地味にお金がかかっているじゃないか
  と思わされます。

  内容はかなり重い内容。
  自分の家の近くに凶悪な事件を起こした
  人物が住んでいたら、それを受け入れる
  ことができるのか。
  「子どもがいたら。」「愛する人が
  住んでいたら。」と考えると、すんなり
  受け入れることは難しいと思います。

  考えさせられる作品でした。


●「星をつける女」 著者:原宏一  KADOKAWA 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「私は、ただ星をつけるだけの
    女です。
    もしあなたが、あなたの人生を
    「星つき」にしたいと願っているなら、
    四の五の言わずにあなたの行動で
    示すしかないじゃないですか」
    牧村紗英(30代
    「牧村イート&リサーチ」代表)

    世界的な「食の格付け本」の
    「格付け人」、牧村紗英。
    会社を辞めて独立し、シングルマザー
    として働く彼女は、先輩で相棒の
    真山幸太郎と、人気店の覆面調査を
    開始する。
    絶対的な味覚と調査能力で、彼女が
    つける「星」の数は……?

    (本日の調査対象)
    1 有名人も常連の高級フレンチ
      「メゾン・ド・カミキ」
    2 行列のできるラーメン店
      「麺屋勝秀」
    3 今もっとも泊まりたいお宿
      「白浜温泉 紀州ノ庵」

  -----
  主人公は牧村紗英。中学生の娘・杏奈と
  二人暮らし。(元旦那はフランス人)
  真山は大学時代の先輩で、紗英を
  大学の食べ歩き同好会の先輩。
  この同好会で紗英は食文化に興味を持つ。

  「メゾン・ド・カミキ」は産地偽装を
  している有名フランス料理レストラン。
  五十嵐智也というスーシェフはこのことで
  店に愛想をつかしてやめて、最終的には
  紗英を手伝うようになる。

  「麺屋勝秀」はフランチャイズの
  ラーメン店の話。
  池袋店の店長・門倉七海は、外から見れば
  ブラック企業だと呼ばれるような状態だか、
  働きに働く。
  専務が社長には内緒でラーメン作りを外注化
  (工場で作る)を進めていることを知る。
  体も壊し、七海は徳島に戻り、介護の仕事
  に就く。

  「白浜温泉 紀州ノ庵」は和歌山にある本館を
  双子の弟、銀座の別館(料理のみ提供)を
  双子の兄が経営。
  兄が別館の赤字を埋めるために痴ほう症の
  兆候がある母親でもある社長を言いくるめ、
  本館の経営に口を出しだす。
  本館と別館の味の違いに気づいた紗英は
  本館の味を守るため、介護職に就いた七海
  を頼って、社長の本心を聞き出す。

  最終的には「牧村イート&リサーチ」は
  紗英、真山、智也、七海の社員4名の
  会社に。
  続編が期待できそうです。


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