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2017.02.10

最近読んだ本一覧483

●「継続捜査ゼミ」 著者:今野敏  講談社 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    史上もっとも美しい捜査チーム誕生!
    かつてない新感覚・警察小説!!

    元ノンキャリ刑事の大学教授と
    少数精鋭のイマドキ女子大生が
    挑むのは、継続捜査案件、つまり
    「未解決事件(コールドケース)」。
    キャンパスで起こる様々な事件は、
    やがて、ある大事件に結びつき……。

  -----
  三宿女子大の准教授の小早川は元警察学校
  の校長。
  小早川は人間社会学部に属し、
  ゼミは「刑事政策演習ゼミ」。別名「継続捜査
  ゼミ」である。
  未解決の事件を題材にし、事件解明に向けて
  演習するゼミである。
  学内のスニーカーの片方が盗まれる事件や
  教授と生徒がラブホテルから出てきたところの
  写真が教授に送り付けられる事件、
  さらには15年前に発生した殺人事件の捜査を
  行う。

  --
  今野さんの文章は端的で、説明も十二分
  にしてくれるので、読みやすいです。
  それにしても、すごいゼミがあるもんです。
  こういうゼミは実在するのかな?


●「望み」 著者:雫井脩介  KADOKAWA 2016年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    東京のベッドタウンに住み、建築
    デザインの仕事をしている石川一登
    (いしかわかずと)と校正者の妻・
    貴代美(きよみ)。
    二人は、高一の息子・規士(ただし)
    と中三の娘・雅(みやび)と共に、
    家族四人平和に暮らしていた。
    規士が高校生になって初めての夏休み。
    友人も増え、無断外泊も度々するよう
    になったが、二人は特別な注意を
    払っていなかった。
    そんな夏休みが明けた9月のある週末。
    規士が2日経っても家に帰ってこず、
    連絡すら途絶えてしまった。
    心配していた矢先、息子の友人が複数
    人に殺害されたニュースを見て、
    二人は胸騒ぎを覚える。
    行方不明は三人。そのうち犯人だと
    見られる逃走中の少年は二人。息子は
    犯人なのか、それとも……。
    息子の無実を望む一登と、犯人で
    あっても生きていて欲しいと望む
    貴代美。揺れ動く父と母の思い--。
    『火の粉』の不穏な空気感と
    『クローズド・ノート』の濃密な
    心理描写。
    両方を兼ね備え、執筆時、著者が最も
    悩み苦しみ抜いた、渾身の力作。

  -----
  息子が被害者となり死亡していた場合、
  もしくは殺人事件の加害者になっていた場合。
  どちらであっても親としては辛い。

  雫井さんがどちらを着地点にして、
  どうまとめるのかのかが一番気になりました。
  違う着地点だったら、この単行本1冊では終わりませんね。
  上下巻の組になるでしょうね。
  もう一つのパターンも読んでみたいです。
  そういう構成の作品ってないのかな?


●「悪意の迷路 最新ベスト・ミステリー」 編者:日本推理作家協会  光文社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ミステリーの“今”を堪能できる!
    豪華15作家による最強アンソロジー。

    【目次】
    願わない少女(芦沢央)/
    ドレスと留袖(歌野晶午)/
    不適切な排除(大沢在昌)/
    うれひは青し空よりも(大山誠一郎)/
    憂慮する令嬢の事件(北原尚彦)/
    シャルロットの友達(近藤史恵)/
    水戸黄門 謎の乙姫御殿(月村了衛)/
    パズル韜晦(西澤保彦)/
    魔法使いと死者からの伝言(東川篤哉)/
    潜入調査(藤田宜永)/
    屋根裏の同居者(三津田信三)/
    優しい人(湊かなえ)/
    永遠のマフラー(森村誠一)/
    背負う者(柚月裕子)/
    綱渡りの成功例(米澤穂信)

  -----
  ・願わない少女(芦沢央)
    中学校入試で失敗し、受験した中で
    一番低い偏差値の学校に通うことになった
    主人公。制服の注文が間に合わず、入学式には
    出席せずに翌日から登校することになる。
    漫画雑誌のの発売日という理由で入学式に
    出席しなかった子と仲良くなるために
    漫画を描いているとウソをつく。
 
  ・ドレスと留袖(歌野晶午)
    「最近読んだ本一覧416」の
    「ずっとあなたが好きでした」で既読。

    東京に本妻をのこし、単身赴任で名古屋に
    来ているアパレル系の会社の名古屋支社の
    副支社長の話。

  ・不適切な排除(大沢在昌)
    「最近読んだ本一覧458」の
    「激動 東京五輪1964」で既読。

  ・うれひは青し空よりも(大山誠一郎)
    叔父の鹿養大介(悪役俳優)の友人で86歳に
    なる二枚目俳優の佐伯圭一から初恋の人に
    関係する殺人事件の謎を解いてほしいと
    主人公は頼まれる。
    佐伯は終戦間近の時、横浜の工場で働いていた
    が、その時に、女学生を好きになり、二人で
    詩の話などをしていた。
    そんなとき、岩本という教師が岸壁から
    突き落とされて殺されてた。犯人は?

  ・憂慮する令嬢の事件(北原尚彦)
    シャーロックホームズのパロディ。

  ・シャルロットの友達(近藤史恵)
    シャルロットはジャーマンシェパードの
    お座敷犬。
    散歩に行ったとき、老婆が散歩するチワワに
    噛まれる。
    威嚇が激しいチワワをなぜ、老婆は他の
    犬に違付けたのか。

  ・水戸黄門 謎の乙姫御殿(月村了衛)
    水戸黄門のご一行が作家に
    作品を書かせるために、缶詰めにするが
    作家が突然いなくなり、でも、朝には
    ちゃんと布団で寝ているという不思議。

  ・パズル韜晦(西澤保彦)
    友人・恵鶴未来博(みきひろ)の祖父が
    書いた推理小説が未完なので、
    その先を推理してほしいと言われる主人公の
    高校生・柚木崎(ゆきさき)。
    クラスメイトの日柳永美(ひさなぎえみ)と
    一緒に謎解きをする。
    小説のストーリーは3連続の殺人事件が発生し、
    1人目の首が2人目の胴体へ、2人目の首が
    3人目の胴体へ、そして3人目の首が見
    つからないという謎。

  ・魔法使いと死者からの伝言(東川篤哉)
    刑事の小山田聡介の家のメイドである
    マリィは魔法使い。

    先輩の椿木綾乃警部とともに、
    工務店社長が殺された事件を捜査する。
    犯人は一級建築士の飯島二郎。
    マリィが仕掛けた魔法で、
    飯島が自供をする。
    さらに、残されたダイイングメッセージ
    や現場の庭に残されたキーホルダーが
    カギとなる。

  ・潜入調査(藤田宜永)
    会社にある金庫を盗んだ泥棒の犯人の
    調査を依頼された竹花。
    新潟に調査に行く。

  ・屋根裏の同居者(三津田信三)
    親の資産であるアパートに引っ越し、
    生活し始めると、しばらくして、
    部屋の中のものが移動していたりする。
    江戸川乱歩の屋根裏に誰かが住んでいる
    話がモチーフに出てくる話。

  ・優しい人(湊かなえ)
    「最近読んだ本一覧426」の
    「宝石 ザ ミステリー 2014冬」で既読。

  ・永遠のマフラー(森村誠一)
    太平洋戦争中の空中戦での人情話。

  ・背負う者(柚月裕子)
    「最近読んだ本一覧473」の
    「あしたの君へ」で既読。

  ・綱渡りの成功例(米澤穂信)
    「最近読んだ本一覧455」の
    「真実の10メートル手前」で既読。
    土砂崩れに襲われた家屋の老夫婦を
    増水した川を渡って救出した。
    水も電気も絶たれた家で、老夫婦が
    生き延びた謎とは。


●「なつみはなんにでもなれる」 著者:ヨシタケシンスケ  PHP研究所 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    なつみはね、すごくいいことおも
    いついたよ。なつみがなにかの
    マネをして、それをおかあさんが
    あてるゲームだよ!
    コレ、なーんだ!?

  -----
  読んでいてたのしい。とにかくたのしい。
  なつみの底抜けの明るさ、そして
  迷惑そうな母。(←この気持ちよくわかる。)

  ヨシタケさんのお話もイラストも大好きです。
  最近、ダ・ヴィンチでヨシタケさんのイラストを
  見ます。
  ついつい目が行きますね。


●「シャーロック・ホームズの十字架」 著者:似鳥鶏  講談社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    名探偵の遺伝子を守るため、兄妹は
    不可能犯罪に挑む!

    世界経済の鍵を握るホームズ遺伝子群。
    在野に潜む遺伝子保有者を選別・拉致
    するため、不可能犯罪を創作する国際
    組織--「機関<シンクタンク>」。
    保有者である妹・七海と、天野直人は
    彼らが仕掛けた謎と対峙する!
    強酸性の湖に立てられた十字架の謎。
    密室灯台の中で転落死した男。
    五百メートルの距離を一瞬でゼロに
    したのは、犯人か被害者か……。
    本格ミステリの旗手が挑む、
    クイーン問題&驚天動地のトリック!

    【目次】
    強酸性湖で泳ぐ/争奪戦の島/象になる罪

  -----
  似鳥さんらしく(?)注釈もあとがきもある作品。
  設定の世界観が全く想像できないが、
  単純なミステリーの謎解きと思って読めばよい。
  よくこんな背景設定が思いつくもんだ。


●「時が見下ろす町」 著者:長岡弘樹  祥伝社 2016年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    祖母が祖父を介護する家に居座る孫、
    唐突に同棲を快諾した恋人、鉢合わせ
    した住人に違和感を抱く空き巣…。
    変わりゆく町で繰り広げられる
    一筋縄では解けない事件とは?
    精緻で心温まるミステリーの玉手箱。

  -----
  大きな時計が目印の時世堂百貨店のある
  町が舞台の短編集。

  ・白い修道士
    祖母が水性画仲間の集まりで山登りをする間
    祖父の介護を頼まれた孫娘。
    祖母が山から白い花を採ってきて庭に
    植えたことを見て、それから祖父母の家に
    居座ることに。
    その白い花はトリカブトの花。
    それを見て、孫娘は祖母がしようとしたことを
    を推測したのだった。

  ・暗い融合
    野々村は御子柴メンタルクリニックの患者。
    野々村の妹は内科医で御子柴の教え子でもあった。
    そして御子柴の妻は、野々村の勤めるデパートの
    上司。
    医師は患者の影響を受けることが多いそう。
    御子柴の妻は夫と野々村の妹が不倫関係であることを
    見抜き、野々村を痴漢の犯人に仕立て上げる事で
    野々村の女に嫌悪感を感じる気持ちを御子柴夫に
    融合させようとしていた話。

  ・歪んだ走姿(フォーム)
    県警の刑事である主人公。駅伝に参加する
    メンバが1人足りないということで、駅伝に
    参加させられることになる。監督は
    かつてアケボノ製鞄の監督。アケボノ製鞄は
    業績不振で近々駅伝部が廃部になる予定
    だということ。
    主人公は監督からフォームを少し修正される。
    そして、駅伝大会で、県警チームは
    アケボノ製鞄と1,2位を争う戦いになる。

  ・苦い確率
    五木は丑倉組の組員。フロント企業・
    中古タイヤの販売会社の営業部長。
    最近賭博でもなんでも
    とにかくついてない。
    今日開催予定の世界バンタム級タイトルマッチで
    挽回しようと考えている。
    そんな中、専務に営業、経理、業務部長の3人が
    呼ばれる。
    リストラ人員の選択らしい。
    拳銃でのロシアンルーレットやサイコロゲームで
    勝敗を付けさせられようとするが、
    そんな中、五木はピーナッツアレルギーであるにも
    かかわらず、自分が選んだピザにピーナッツ
    パウダーが使われていて、ひどい発作を起こす。
    一番ついていなかったのは、五木。
    丑倉組長は五木がタイトルマッチのに賭けていた
    者とは反対の者に賭け、大儲けをする。

  ・撫子の予言
    ドラッグストアで勤務する主人公。
    彼女と一緒に入った喫茶店を出たところ、
    その後、店の千円札を盗む強盗が発生。
    犯人はなぜ、千円札のみ盗んだのか。
    主人公の阿多楽ドラッグストアで
    レシートのごろ合わせを気にしている
    人物がいて、その人物が事件に関係している。

  ・翳った指先
    父親が警備していた会社の息子に
    金をせびられている中学生の息子。
    原因は、父の警備していた夜に
    その会社に泥棒が入り、会社が大損をしたから。
    息子は金を工面するためにPCトプリンタを
    売ろうとしたが、その店の店長に
    疑念を抱く。

  ・刃(やいば)の行方
    五木総合病院の医師は患者に病気を
    忘れさせることにより回復をさせようと
    するため、患者が気になっていることに
    関する物語を聞かせる。

  ・交点の香り
    空き巣に入った男。
    そこに住人が帰宅した。
    急いで2階の部屋に隠れるが、
    住人の女がその部屋に入って来る。
    しかし、女は目が不自由らしい。
    男が盗んだ香水を探しているようなので、
    女に気付かれないように、香水を戻す。
    しかし、女は実は目が見えていて、
    目が不自由なふりをして、仕事を得たり
    手当を得たりしていた。


●「宝石 ザ ミステリー Blue」 編者:小説宝石編集部  光文社 2016年12月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
   読み切り!
   青--警官の制服を想像させ、
   正義と秩序を感じさせる色。
   犯罪と対峙し、厳粛な思いを
   抱かせる--Blue
   今回の「宝石 ザ ミステリー Blue」
   は、警察小説を大きく取り上げます。
   日本で独自のポジションを築いた
   世界をご堪能あれ!

   今野敏 誉田哲也 横山秀夫
   小杉健治 永瀬隼介 石川智健
   東川篤哉 若竹七海 鳥飼否宇
   深水黎一郎 大石直紀 長沢樹

  -----
  ・それが嫌なら無人島(誉田哲也)
    姫川シリーズ。
    長井祐子という女子大生が扼殺されて
    その容疑者として、大村敏彦があがった。
    大村は長井のいっていた
    ビデオショップの店員。

  ・薔薇色の人生(永瀬隼介)
    退職して3年の元刑事。
    現職時代、Sとして付き合いの
    あった暴力団組員・須藤から連絡が
    あり、須藤の娘の状況を調べてほしいと
    依頼される。

  ・小鳥冬馬の心像(石川智健)
    警視庁に勤務する青山陽介は高校時代の
    同級生でちょっと風変わりな小鳥冬馬に
    事件解決の相談をする。

  ・指揮(今野敏)
    機捜の高丸卓也と縞長省一は、
    結婚式場での立てこもり事件の
    初動活動を行う。
    結婚式場の向いにマレーシア大使館が
    あることもあり、SITやSATまで
    もが出動する事態になる。

  ・応援事件(小杉健治)
    小松川東署刑事課盗犯係の浜野孝之の部署に、
    神崎摩耶という女性刑事が応援で
    やってきた。
    主婦が銀行から降ろしたお金をひったく
    られるという事件が発生する。
    神崎は、ふとした気づきから事件を解明する。

  ・二人半持て(横山秀夫)
    病院でとなるの老人が死ぬ瞬間を
    楽しみに生きている老人患者。

  ・お地蔵様に見られてる(大石直紀)
    大学時代、京都に住んでいたさやかは
    転勤で再び京都に住むことになる。
    大学時代、友人の泰宏と恋人の達朗と3人で
    河川敷で飲んでいた際、中年の男と
    もめごとを起こし、男に首を絞められた
    泰宏は失神する。
    達朗は男は川に突き落として見えなくなったが、
    泰宏は息をしておらず、二人は怖くてその場を
    逃げ出してしまった過去があった。

  ・大山鳴動して鼠一匹(鳥飼否宇)
    自称ジャーナリストの郷田俊男とアシスタントの
    三田村はT岳の噴火の可能性が高いということで、
    T岳に取材に向かう。

  ・適用者一名(深水黎一郎)
    エリートで仕事もでき、これまでの社長が
    参加したという海外研修に参加することになった
    津島。仕事に打ち込んでいるので、芸能
    ニュースなどには全く興味がなく、その手の
    話は見下していた。
    海外研修で2年間、日本を離れている間に
    芸能人ヘイト規制法が施行され、
    芸能界全体や芸能人を貶めるような発言をすると
    重い刑罰が科せられるようになった。 
    それを知らず、津島は過激な発言をしてしまう。

  ・被害者とよく似た男(東川篤哉)
    雅人は、直美という女から、雅人の腹違いの
    兄で、物産会社社長の息子で取締役でもある
    一彦の殺害協力をするように頼まれる。
    雅人と一彦はよく似ているので、
    一彦を殺害する時間に一彦を装ってとある
    喫茶店に滞在してほしいというのもであった。

  ・きれいごとじゃない(若竹七海)
    母が立ち上げたホームクリーニング会社の
    専務である理緒。
    強盗犯がターゲットにしている家を見つけ
    出すため、刑事が、理緒と一緒にホーム
    クリーニングをしている。

  ・月夜に溺れる(長沢樹)
    バツ2で出世もあきらめた女性刑事・
    真下霧生が主人公の話。
    横浜駅の近くの川で、女性ジャーナリストの
    死体が見つかった。
    そのジャーナリストが取材をしていたという
    派遣会社(実態はデリヘル)の寮で暮らす
    17歳の少女に警察は目を付ける。


●「告白の余白」 著者:下村敦史  幻冬舎 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    家を出た兄が実家の農地の生前贈与を
    求めて突然帰ってきた。しかし、
    「2月末日までに清水京子という
    女性が来たら土地を譲渡してほしい」
    という遺書を記し自殺。
    兄はなぜ死んだのか。そして、
    女は何者なのか。期限の意味は。
    死の真相を知るため、弟の英二は
    一人京都へ向かうがーそこは、
    虚実入り混じる言葉で築かれた
    伝統の町。腹黒、嫌味、皮肉に
    塗れた“告白”が真実を覆い隠す。
    最後の1頁まで気が抜けない!
    表裏、黒白、真偽が次々と逆転する
    ノンストップミステリ。

  -----
  舞台は高知と京都。
  兄・英一の謎を解くため、双子の弟・英二は
  京都に向かう。
  京都で兄と関係があった和菓子屋の娘・
  清水京子と会う。英二は英一として
  振舞っていたが、実は、京子は最初から
  英一が死んだことを知っていた。

  まず、最初に土佐弁が変。
  英二の父が古い土佐弁を面白可笑しく語るという
  設定であるが、まず、「ぜよ」は使わん。
  とくにお母さんが使うのは変。
  「ぞね。」も男の人が使うのは聞いたことがない。
  土佐弁にも男言葉と女言葉があると思います。
  それの使い方がが間違っていると、
  すごく違和感を感じます。
  まず、それでなかなか親近感を持てませんでした。
  英二が京都に行ってからは、京都弁ばかりなので、
  「これが京都弁か」と思って読むので問題なし。
  京都の人の嫌味のこもった表現は、
  あんまり理解できません。
  そのことを全面に押し出した作品だと言えます。


●「帰還-ゲド戦記最後の書」
  著者: アーシュラ・K.ル=グウィン
  編者:清水真砂子  岩波書店 2011年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    平和と秩序を回復するため全力を
    出しきったゲドは、故郷のゴント島
    に帰る。心身ともに衰えた初老の
    ゲドに、思いがけない女性との
    再会が待っていた。

  -----
  2巻のテナーが登場します。
  そして、映画にも登場した顔をやけどした
  テルーも登場。
  ゲドがおじいちゃんになってしまった
  お話です。


●「戦うハニー」 著者:新野剛志  KADOKAWA 2016年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    星野親、27歳。大手保険会社を退職し、
    子どもの頃からの夢だった保育士として、
    無認可保育園「みつばち園」に勤め
    始めた。そこは、事情を抱えた
    子どもたちが多く集まり
    「ダイナマイト・ハニー」と呼ばれる
    園だった。十分なごはんを
    食べさせてもらえない子、
    パチンコに夢中で迎えに来ない母親、
    父母同士の不倫…。星野は答えの
    出ない問題に体当たりでぶつかっていく。
    そんな中、みつばち園は運営形態を
    市から問題視され、存続の危機に
    立たされる。園のため、そして
    子どもたちを守るため、星野たち
    保育士はある行動に出る-。

    【目次】
    戦うハニー/お迎えボム/
    ごっつんパーク/辛口ハニー/
    愛がジグザグ/まだまだファイト

  -----
  保育園を舞台にしたお話。
  どのエピソードも保育園で実際に
  出てきそうなものばかり。
  でも、保育園を舞台にした小説って
  なかなかないのじゃないかなと思います。
  子どもらを囲む保育園問題を題材に
  していますが、肩の力を抜いて読める
  お話です。


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