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2017.03.04

最近読んだ本一覧485

●「殺意の隘路(あいろ)」 編者:日本推理作家協会  光文社 2016年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ミステリーの“今”を堪能できる!
    豪華15作家による最強アンソロジー。

    【目次】
    もう一色選べる丼(青崎有吾)/
    もういいかい(赤川次郎)/
    線路の国のアリス(有栖川有栖)/
    ルックスライク(伊坂幸太郎)/
    九尾の狐(石持浅海)/
    黒い瞳の内(乾ルカ)/
    柊と太陽(恩田陸)/
    幻の追伸(北村薫)/
    人事(今野敏)/
    夏の終わりの時間割(長岡弘樹)/
    理由ありの旧校舎ー学園密室?(初野晴)/
    ルーキー登場(東野圭吾)/
    定跡外の誘拐(円居挽)/
    旧友(麻耶雄嵩)/
    副島さんは言っている 十月(若竹七海)/

  -----
  ・もう一色選べる丼(青崎有吾)
    高校の食堂が舞台。
    食堂では持ち出した食器を返却口に
    返さなくてはならないが、食堂から出たすぐの
    草むらで、食べかけの食器が見つかった。
    親子丼とかつ丼の二色丼。
    でもかつ丼の方が手つかずで箸がない。
    裏染天馬が謎を解く。

  ・もういいかい(赤川次郎)
    小学生の時4人でかくれんぼをしていたが
    タイちゃんをみつけられないまま、他の
    3人は帰宅。しかし、タイちゃんは
    見つからないまま、行方不明になった。
    3人が大人になり、
    タイちゃんがその後、どうなったかを
    調べだす。

  ・線路の国のアリス(有栖川有栖)
    鉄道マニア+不思議の国のアリス

  ・ルックスライク(伊坂幸太郎)
    「アイネクライネナハトムジーク」で既読。
    ファミレスでバイトをしていた時に
    客にクレームを付けられた朱美。
    その時に「この方をどなたの娘さんか
    ご存じの上で、そういう風にいってらっ
    しゃるのですか?」と言って助けてくれた
    邦彦。これがきっかけて二人は
    付き合い始める。

    それから時が経ち、朱美は高校の教師に。
    担任する英語のクラスに邦彦の
    息子を発見する。

  ・九尾の狐(石持浅海)
    同僚の林田理子は、本気になると髪の毛が
    勝手に動く。ポニーテールにしている
    髪の毛が二本に分かれて動くのだ。
    そのことに気付いた勝倉は…。

  ・黒い瞳の内(乾ルカ)
    加奈子と田之上は小学校の頃からの
    同級生。今は高校2年生。
    加奈子は鏡で自分の顔を見ていることが
    多い。そのことを田之上が指摘をすると、
    加奈子はある秘密を教えてくれた。
    その秘密とは、加奈子の瞳の中には
    おじさんがいた。

  ・柊と太陽(恩田陸)
    すごく遠い未来の日本。
    「三田」や「減理、来衆益す」

  ・幻の追伸(北村薫)
    古書店から女流作家から文学史上に
    大きな足跡を残した大物作家への
    恋文がみつかった。
    これは本物で大発見なのか?

  ・人事(今野敏)
    「自覚・隠蔽捜査5.5」に収録。
    警視庁幹部の人事異動があり、
    方面本部長に弓削篤郎警視正が着任した。
    野間崎政嗣管理官は大森署署長の
    竜崎のことを弓削に話すと弓削が興味を
    持ち直々に会いに行くという。

  ・夏の終わりの時間割(長岡弘樹)
    主人公は小学生の男の子・祥ちゃん。
    遊び仲間の信ちゃんは19歳だが、
    体の大きい19歳だが、小学5年生の
    時にスズメバチに刺され、高熱をだし、
    精神年齢が止まったまま。
    その信ちゃんに放火の疑いがかけられて
    いることを祥は知る。

  ・理由ありの旧校舎-学園密室?(初野晴)
    建て替えを予定している旧校舎の
    全ての窓が開け放たれるという事件が
    発生。盗難はないとみられる。
    高校生・ハルタと、チカが謎を解く。

  ・ルーキー登場(東野圭吾)
    「マスカレード・イブ」に収録。
    捜査一課に配属された新田は、
    夫がランニング中に殺害される事件を
    担当することになる。夫人は
    料理教室を主宰していた。

  ・定跡外の誘拐(円居挽)
    塾帰りの小学生が誘拐される事件が
    発生。犯人は身代金3億を要求してきた。

  ・旧友(麻耶雄嵩)
    主人公の武嶋陽介は東京に出ていたが、
    故郷に帰って来た。陽介には叔父がいて、
    その叔が親友から頼まれごとをされたというが
    内容までは教えてくれない。

  ・副島さんは言っている 十月(若竹七海)
    ミステリ専門書店<MURDER BEAR
    BOOKSHOP>の店員で、
    探偵もしている葉村晶。
    星野久留美という女性について調査依頼
    される。


●「雪煙チェイス」 著者:東野圭吾  実業之日本社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    殺人の容疑をかけられた大学生の
    脇坂竜実。彼のアリバイを証明
    できる唯一の人物-正体不明の
    美人スノーボーダーを捜しに、
    竜実は日本屈指のスキー場に
    向かった。それを追うのは
    「本庁より先に捕らえろ」と
    命じられた所轄の刑事・小杉。
    村の人々も巻き込み、広大な
    ゲレンデを舞台に予測不能の
    チェイスが始まる!
    どんでん返し連続の
    痛快ノンストップ・サスペンス。

  -----
  脇坂がかつて犬の散歩のバイトを
  していた家の老人が殺害され、自宅に
  あった現金が盗まれた。
  脇坂がその家を覗いていた(犬に怪我を
  させてしまってバイトを首になった後、
  犬が心配で見に行っただけだったが。)
  ことを目撃され、容疑者にされる。
  しかし、事件が起きた時間は長野の
  スキー場で滑走禁止区域をスノボーで満喫
  していた。アリバイを証言できるのは
  そこであった美人のスノーボーダーだけ。
  脇坂は大学の友人の波川と一緒に
  彼女がホームグラウンドにしているという
  里沢温泉スキー場に彼女を探しに向かう。
  それを追う小杉刑事。
  脇坂は「女神」を見つけられ、アリバイを
  証言してもらえるのか!?

  --
  「白銀ジャック」や「疾風ロンドより」も
  軽いタッチの作品。
  読みやすいし、ドラマにもなりそうな作品
  でした。


●「屋上の名探偵」 著者:市川哲也  東京創元社 2017年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    汗が滲む真夏の昼休み、名探偵と
    誉れの高い少女は屋上にいた。
    授業中に学内で起こった、姉の
    水着の盗難事件に首を突っ込んだ
    おれ。四苦八苦した調査の末に、
    どうにか容疑者を三名まで絞った
    のだが、どうにも決め手に欠ける。
    行き詰まったおれは、友人から
    聞いた名探偵の噂を元に、彼女を
    訪ねることにした。東京からやって
    来た眼鏡の転校生、蜜柑花子という
    変わった名前のおとなしめの少女。
    普段は無口な蜜柑だが、おれの話を
    聞いて瞬く間に犯人の名前を
    挙げる--。
    鮎川賞作家が爽やかに描いた
    青春連作ミステリ。文庫オリジナル。

    【目次】
    みずきロジック/人体バニッシュ/
    卒業間際のセンチメンタル/
    ダイイングみたいなメッセージのパズル

  -----
  「蜜柑花子シリーズ」。
  花子が高校生の時の話で、学園ミステリー仕立て。

  「みずきロジック」は主人公の男子高校1年生・
  中葉悠介の姉(高校3年生)・詩織里の水着が
  盗まれるという事件が発生。
  悠介は転校生である蜜柑に謎解きを依頼する。

  「人体バニッシュ」
   室勇輝が喫煙しているのを見つけた
   生徒指導の五唐先生。
   五唐が室を追いかけたが、室が突然消える。
   どうやって逃げたのか?

  「卒業間際のセンチメンタル」
  詩織里たちが作った卒業作品が何者かに
  壊される。誰が、何のために作品を壊したのか。
  かつていじめられていた女生徒の作品だけが
  綺麗に真っ二つに切られていて、それ以外は
  雑に壊されていた。

  「ダイイングみたいなメッセージのパズル」
  悠介が3年生になった。
  友人の千賀が学校で倒れており、
  そこにはダイイングメッセージのような
  (死んではないのでダイイングメッセージ
  ではない)文字「1」か「I」のような
  文字が残されていた。


●「サロメ」 著者:原田マハ  文藝春秋 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「不謹慎」「不健全」「奇怪」
    「退廃的」…世紀末、すべては
    賛辞の裏返し。
    その悪徳とスキャンダルで時代の
    寵児となった作家オスカー・ワイルドと、
    イギリス画壇に彗星のごとく現れた
    夭折の天才画家、ビアズリーの愛憎
    を描く。

  -----
  オーブリー・ビアズリーを題材にした
  史実に基づいたノンフィクション作品。

  オーブリーの姉で女優のメイベルの
  視点から描かれています。

  「サロメ」は聖書を元にした
  オスカー・ワイルドの戯曲。
  「ヘデロ王が兄弟の王妃であったヘロディアを妻とした。
  それに意見した預言者・ヨハネ(ヨナカーン)を
  牢屋に入れる。
  ヘロディアはヨハネに殺意を抱くが、ヨハネが聖人
  であることで、王は殺させない。
  ヘロディアの娘にまで色目を使うようになった
  ヘデロ王。そこに狙いをつけ、ヘロディアは
  娘に舞を躍らせる。王は褒美を遣わせると約束する。
  娘が求めた者はヨハネの首。
  王はヨハネの首をはねる。」という物語。
  この英語版の挿絵を描いたのかピアズリー。
  有名になったピアズリーであったが、結核で
  25歳という若さで亡くなる。

  --
  自分がこんなに美術モノにのめり込むとは
  思ってもみませんでした。
  原田さんのおかげです。
  読ませるのが上手いんだよね。

  娘が、装丁の「サロメ」の挿絵(ヘロディアの娘が
  ヨナカーンの首を持っている絵)を見て、
  「この話、読んだことがある。聖書の話よね?」と。
  そのことにちょっとビックリ。


●「きみの声を聞かせて」 著者:小手鞠るい  偕成社 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    声が出なくなった少女とアメリカに
    住むピアノを弾く少年。
    2人は、音を共有できるソーシャル
    メディアを介して知り合う。
    少年が作った音楽は少女に送られ、
    少女は自分の書いた詩を少年に送る。
    2人の交流が続くうちに、少女は
    少年の本当の姿を知ることになる・・・。
    小学校高学年から中学生の女子を
    メインターゲットにした、
    他者との相互理解をテーマに
    描いた作品。中学生が書いた
    リアルな詩を読者に読んで
    もらおうと、作中に出てくる詩は
    すべて著者が中高生のときに
    書いたものを、手を入れず
    そのまま掲載している。

  -----
  日本の中学2年生・星野葉香(ようか)は
  ある日突然、声を出せなくなってしまう。
  (彼女の内面的なものが原因だとは
  言われている。)

  ネットで出会ったアメリカの高校2年生の
  盲目のピアニスト・大崎海渡(かいと)と
  音楽と詩のやりとりをするようになる。
  海渡から音楽、葉香から詩。
  お互いに精神的な支えとなる。

  出会ってから1年弱。海渡が日本で
  コンサートを開く機会が訪れ、
  葉香に招待状を出す。
  弱い葉香は海渡に会うことをためらう。

  最後のシーン。
  海渡がアンコールで自作の曲を弾き、
  葉香が会場に来ているのなら、
  曲に合わせて、自分の詩を朗読してくれないか
  とステージ上から話す。

  葉香がステージに上がって来たのかどうかは
  読者判断。。。


●「カフーを待ちわびて」 著者:原田マハ  宝島社 2006年3月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    沖縄の離島・与那喜島で、雑貨商を
    営みながら淡々と暮らしている友寄明青(35)
    のところに、ある日「幸」と名乗る女性から
    便りがやってきた。明青が旅先の神社に、
    ほんの遊び心で残した「嫁に来ないか」と
    いう言葉を見て、手紙を出してきたのだ。
    「私をお嫁さんにしてください」
    幸からの思いがけない手紙に半信半疑の
    明青の前に現れたのは、明青が見たことも
    ないような美(チュ)らさんだった。
    幸は神様がつれてきた花嫁なのか?
    戸惑いながらも、溌剌とした幸に思いを
    つのらせる明青。
    折しも島では、リゾート開発計画が
    持ち上がっていた。反対する少数派だった
    明青も、幸が一緒なら新しい生活に
    飛び込んでいけると思い、一大決心をする。
    しかし幸には、明青に打ち明けていない
    秘密があった

  -----
  第1回『日本ラブストーリー大賞』大賞受賞作品。
  かつ、原田さんのデビュー作品。
  受賞の暁には映画化も約束されているので、
  2009年に玉山鉄二、マイコで映像化されています。

  3時間弱で一気読み。

  最後1/5位からのどんでん返しに、
  さらに大どんでん返し。
  幸から明青(あきお)への手紙で泣きです。
  オススメです。

  島を出て行った幸を探しに手紙の差出し場所の
  島に明青が船に乗って出かける。
  このシーンで終わりです。
  幸に会えたのかどうか?
  (映画では結論が出されているようです。)

  原田さんの美術を題材にしたノンフィクション
  作品、「風のマジム」や「さいはての彼女」などの
  現代もの、いずれもそれぞれの良さがあり、
  大好きです。

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