カテゴリー「書籍・雑誌」の504件の記事

2017.09.21

最近読んだ本一覧502

●「狐と韃 知らぬ火文庫」 著者:朱川湊人  光文社 2017年8月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    妖も怪異も、すぐ側にあった-。
    やまと心、あな不可思議なり。
    日本最古の説話集『日本霊異記』を、
    大胆かつ奔放に潤色!

    【目次】
    サカズキという女/髑髏語り/
    射干玉国/夜半の客/狐と韃/
    蛇よ、来たれ/塵芥にあらず/
    舎利菩薩

  -----
  「日本霊異記」を元に朱川さんが脚色した
  と思われる作品集。
  どれも妖艶な雰囲気で、面白かったです。


●「少女は夜を綴らない」 著者:逸木裕  KADOKAWA 2017年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    “人を傷つけてしまうかもしれない”
    という強迫観念に囚われている、
    中学3年生の山根理子。彼女は
    小学6年生のときに同級生の加奈子を
    目の前で“死なせてしまった”ことを、
    トラウマとして抱えていた。
    “身近な人間の殺害計画”を
    “夜の日記”と名付けたノートに
    綴ることで心を落ち着け、どうにか
    学校生活を送っていた理子の前に、
    ある日、加奈子の弟・悠人が現れる。
    “加奈子の死”にまつわる理子の秘密を
    暴露すると脅され、理子は悠人の
    父親を殺す計画を手伝うことに。
    やむを得ず殺害計画を考えるうち、
    誰にも言えなかった“夜の日記”を
    共有できる悠人に心惹かれていく理子。
    やがてふたりは殺害計画を実行に
    移すが--。

    市内で発生する連続殺人、
    ボードゲーム研究会、“夜の日記”。
    バラバラだった事件は収束し、予想を
    裏切る結末が現れる!

  -----
  「虹を待つ彼女」が衝撃的だったので、
  早速2作目を手に取りました。
  こちらもなかなか趣向が凝らされていて
  面白かったです。


●「yeah! おひとりさま」 著者:新久千映  朝日新聞出版 2013年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    女性ひとりでははずかしくて入店
    できない……女性ひとりでは気まず
    くて体験できない……。
    興味はあってもひとりでは経験
    できないことが女性にはたくさん
    あります!
    そんな世の女性のささやかな憧れを
    体当たりで体験したコミックエッセイ。

  -----
  焼き肉やでも居酒屋でも一人で入ることが
  できます。
  一人で出張に行くことが多かったからかな?
  その土地の美味しいものを食べるには、1人で
  も大丈夫!!
  でも、吉野家には唯一入ることができません。
  らりばどと2人で行ったことはありますが、
  一人で入ったことがありません。入れません。
  怖いです。


●「ベスト本格ミステリ21017」 著者:本格ミステリ作家クラブ
  講談社 2017年6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    本格ミステリ作家クラブが選んだ
    2016年のベスト本格ミステリ
    短編&評論のすべて!

    小説◎
    何かが足りない方程式(天野暁月)
    早朝始発の殺風景(青崎有吾)
    もう誰も使わない(西澤保彦)
    鼠でも天才でもなく(似鳥鶏) 
    言の葉(コトノハ)の子ら(井上真偽)
    交換日記(葉真中顕
    シヴィル・ライツ(佐藤究)
    琥珀の心臓(ハート)を盗ったのは(青柳碧人)
    佐賀から来た男(伊吹亜門)
    もしかあんにゃのカブトエビ(倉狩聡)

    評論◎
    『日常の謎』と隠密--
     瀬川コウ『謎好き乙女と奪われた青春』論
     (諸岡卓真)

    解説◎
    ベスト本格ミステリ2017解説(廣澤吉泰)

  -----
  ・何かが足りない方程式(天野暁月)
    ホテルで起きた殺人事件を作家が謎解く。

  ・早朝始発の殺風景(青崎有吾)
    始発電車に乗り込むと同じ高校の同級生の
    女の子が乗っていた。
    彼女はなぜ、始発電車に乗っているのか。
    反面、彼女も僕がなぜ早朝の電車に
    乗っているのかを推理していた。

  ・もう誰も使わない(西澤保彦)
    宅配便の運転手が女性物のバックの紐で
    絞殺され、車の中で発見された。
    動揺の手口で、クリーニング屋の店主も
    殺害される。

  ・鼠でも天才でもなく(似鳥鶏) 
    「彼女の色に届くまで」の「極彩色を超えて」
    の章を若干変えた作品。

  ・言の葉(コトノハ)の子ら(井上真偽)
    保育園で働くエレナは日本語の勉強を
    していた。エレナの招待は…。

  ・交換日記(葉真中顕)
    女児を性被害者とした殺人事件が発生。
    その事件の担当になった先輩刑事に思いを
    寄せる若い女刑事。
    先輩刑事は妻と死別していた。
    この事件が解決したら…。

  ・シヴィル・ライツ(佐藤究)
    暴力団事務所で指を詰めるのに、
    ペットのワニガメが使われる。

  ・琥珀の心臓(ハート)を盗ったのは(青柳碧人)
    老人ホームでテディイベアの胸が
    切り裂かれる事件が発生。

  ・佐賀から来た男(伊吹亜門)
    大政奉還後の日本。
    福岡黒田脱藩の論客・五丁森了介が
    滅多切りにされる事件が発生。

  ・もしかあんにゃのカブトエビ(倉狩聡)
    農家を営む男の前にカブトエビの
    妖精だという男が現れ、米作りを
    手伝う。

  --
  「絶叫」に引き続き、すっかり騙されました。
  葉真中さん、本当に上手。


●「ショートショート列車」 著者:田丸雅智  キノブックス 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    気鋭のSS作家と人気イラスト
    レーターのコラボでおくる
    47都道府県の名所名産から
    紡がれたふしぎなお話。

  -----
  47都道府県で1つずつのショートストーリー。
  高知はカツオの一本釣りを題材にした学生の
  就職活動の話。

  個人的には栃木の「餃子の羽」(飛んでいる
  餃子を捕まえる話)と
  岩手の「河童の釣り堀」が面白かったです。


●「すえっこメリーメリー」 著者:ジョーン・G.ロビンソン
  大日本図書 1999年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    メリーメリーは、五人きょうだいの、
    すえっこです。大きい四人の
    お兄さんお姉さんたちには、
    ちょっとじゃまっけ!
    でも、メリーメリーは、少しも
    くじけません。自分のおもった
    ことを、おもったとおりに行動して、
    みんなを、びっくりさせます。
    -お母さんのあたたかいまなざし
    に見守られて、ひとりと四人の、
    ゆかいな一日がはじまります。

  -----
  図書館司書さんのオススメ本。
  「思い出のマーニー」の作者さん。

  ”メリーメリー”の本名は「メリー」なんだけど、
  なかなか読んでもよき反応がないので、
  ”メリーメリー”なんですね。

  アグレッシブで、超ポジティブシンキングの
  メリーメリー。
  お隣に住んでいる姉妹の2番目の子のようです。


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2017.09.14

最近読んだ本一覧501

●「惑:まどう」 著者:アミの会(仮)  新潮社 2017年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    淡い恋心、男か女か、宇宙人が来襲!?
    火事と焼死体への既視感、そして、
    人生をあの時からやり直すべきか…。
    最強の作家集団、四たび集結。
    全作品書き下ろし。

    【目次】
    かもしれない(大崎梢)/
    砂糖壺は空っぽ(加納朋子)/
    惑星Xからの侵略(松尾由美)/
    迷探偵誕生(法月綸太郎)/
    ヘンゼルと魔女・赤い椀・喫茶マヨイガ(光原百合)/
    最後の望み(矢崎存美)/
    太陽と月が星になる(永嶋恵美)/
    内助(今野敏)

  -----
  ・かもしれない(大崎梢)
    娘に読み聞かせていた
    ヨシタケシンスケさんの絵本
    「りんんごかもしれない」に
    インスピレーションを受けた
    主人公の会社員・昌幸。
    会社のの同僚が、ウィルスメールを
    開き、それが原因か、長野に転勤に
    なった。
    すんなり長野転勤を受けれたのは
    なにか、背景があるのではないかと
    「かもしれない」想像をめぐらす。

  ・砂糖壺は空っぽ(加納朋子)
    体(女)と心が(男)が一致していない
    中学生が主人公。
    塾で気になる女の子が出てきて、
    その女の子と同じ女子高を目指す。
    しかし、入学すると、その女の子は
    いなかった。
    エスカレーター式で短大に進んだが、
    卒業年と同時に閉校。
    しかし、卒業できなかったため、
    缶詰で講義を受ける事になる。
    その春、理事長に呼ばれ、塾で憧れていた
    少女が理事長の孫であることを知る。

  ・惑星Xからの侵略(松尾由美)
    主人公の小学6年生のナオは、3年生の
    トクヤから、宇宙人に呼び出されたので
    同行してほしいと頼まれる。
    宇宙人に会ってみると、トクヤの家の
    倉を他社から攻撃に応えるために
    貸してほしいという。
    宇宙人に倉を貸すと、中からとても大きな
    音が聞こえてきて、しばらくの間、
    ナオの耳が聞こえにくくなった。

    実は宇宙人はもちろん偽物で
    ナオと同姓同名、同い年のピアニストがおいて、
    その子の活躍を阻もうとするものだった。

  ・迷探偵誕生(法月綸太郎)
    探偵の多岐川深青(みさお)のところに
    とある社長が殺された事件の問題を
    持ち込まる。
    社長の部屋には盗聴器が仕掛けられていて、
    その盗聴器が壊れた時刻が殺害時間だと
    思われていた。

  ・ヘンゼルと魔女・赤い椀・喫茶マヨイガ(光原百合)
    マヨヒガに迷い込んでも何も持ち
    帰らなかった女が後日、赤い椀を拾った。
    その椀で米や麦を掬うと、掬っても掬っても
    減らないという。

  ・最後の望み(矢崎存美)
    主人公は臨終間近の老人・倉石悦治。
    死神が現れ、思い残したことを1つだけ
    かなえてくれるという。
    倉石は悩みに悩み、自殺した娘との
    思い出を作りたいと願う。

  ・太陽と月が星になる(永嶋恵美)
    月妃(つきひ)は父親が再婚し、
    妹に陽鞠(ひまり)が生まれた。
    継母は「月妃の名前が変」だと、友人に
    話していた。
    それから継母に反発するため、
    陽鞠を甘やかして甘やかして、
    ダメな人間に育て上げた。

  ・内助(今野敏)
    隠蔽捜査シリーズのスピンオフ。
    竜崎の妻・冴子が空き家で起きた
    火災の事件について、解決のきっかけを
    見つける。


●「短編少年」 著者:伊坂幸太郎,あさのあつこ ほか  集英社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    人気作家陣が「少年」をキーワードに
    紡いだ短編作品9本を収録した
    アンソロジー。家族や友人との関係に
    悩む繊細な心情や、背伸びする
    いじらしさなど、少年の魅力が
    ぎゅっと詰まった1冊。

    【目次】
    逆ソクラテス(伊坂幸太郎)/
    下野原光一くんについて(あさのあつこ)/
    四本のラケット(佐川光晴)/
    ひからない蛍(朝井リョウ)/
    すーぱー・すたじあむ(柳広司)/
    夏のアルバム(奥田英朗)/
    正直な子ども(山崎ナオコーラ)/
    僕の太陽(小川糸)/
    跳ぶ少年(石田衣良)

  -----
  「あの日、君と Girls」、
  「あの日、君と Boys」、
  「いつか、君へ Boys」を再編集した
  文庫本です。

  「最近読んだ本一覧296」-
  「あの日、君と Boys」で、
  以下の作品は既読。
    ・逆ソクラテス(伊坂幸太郎)
    ・四本のラケット(佐川光晴)
    ・夏のアルバム(奥田英朗)
    ・すーぱー・すたじあむ(柳広司)

  「最近読んだ本一覧393」-
  「いつか、君へ Boys」で
  以下の作品は既読。
    ・跳ぶ少年(石田衣良)
    ・僕の太陽(小川糸)
    ・ひからない蛍(朝井リョウ)
      「世界地図の下書き」の「三年前」
      の章でもある
    ・正直な子ども(山崎ナオコーラ)
      城之内栄は太っている。
      転校生の山咲王次郎(小学校ではお姉キャラ)
      はマラソンが速いにも関わらず、
      走るのが遅い栄と一緒に走ってくれるという。

  ・下野原光一くんについて(あさのあつこ)
    主人公は遠藤季美(としみ)という背の高い
    女の子で「煙突」と呼ばれていた。
    下野原光一は背が低くて、「チビ丸」と
    と呼ばれていた。
    小学校の頃は一緒に飼育委員をしたことがある。
    光一が目指すN高校を季美も目指して
    勉強を頑張るが、光一の家業が失敗し、
    夜逃げしていなくなってしまう。

●「つまんない つまんない」 著者:ヨシタケシンスケ  白泉社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ユニークな発想の作品の数々で、
    日本中が注目する絵本作家・
    ヨシタケシンスケの新作が登場。
    誰もが経験するタイクツな気分を、
    とことん考え抜いたらこうなった!?
    面白さ満点の「つまんない」絵本!

    せかいいちつまんないゆうえんちって
    どんなところ?いちばんつまんないのって、
    なんさいだろう?ダンゴムシって、
    「つまんないな」っておもうんだろうか?
    おとなはつまんないときどうしてるん
    だろう?…つまんないことをいっぱい
    かんがえるのってたのしい!
    2013年・15年・16年第1位!
    MOE絵本屋さん大賞3冠作家注目の
    新作絵本!

  -----
  主人公の男の子。
  つまんないから、いろんなつまんないことを
  考えて、楽しくなるという話。

  この発想がすごい。
  面白い。


●「小説 BOC 5」 編者:小説BOC編集部  中央公論新社 2017年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    創刊1周年を迎える「小説BOC5」は、
    今野敏の「任侠」新シリーズが連載開始。
    取材記などを交え、人気シリーズの世界を
    紹介します。
    共同創作企画「螺旋」もますます好調。
    さらに、伊坂幸太郎や朝井リョウを
    はじめ参加作家全員が街へ繰り出し、
    「あること」をします。
    特集では「文学×マンガ」と題して、
    谷崎没後50周年企画で刊行された
    『谷崎万華鏡』のマンガ家たちが登場
    します。
    読み切り特集はズバリ「決戦前夜」と
    いうテーマで、古今問わず、いろんな
    戦いの直前を小説で描きます!

  -----
  最近は螺旋プロジェクトよりは、
  「続 横道世之介」が楽しみになっています。

  今回は、横道世之介にプラスして、今野さんの
  任侠シリーズ「任侠浴場」が始まりました。
  また、楽しみが増えました。


●「タフガイ」 著者:藤田宜永  早川書房 2017年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    1974年東京。探偵・浜崎順一郎は
    事務所近くで身なりのよい少年を
    保護した。少年を親元に送り届けた
    浜崎は、彼の父親がかつての悪友で、
    今や名家の継嗣となった石雄である
    ことを知る。だが、旧交を温める
    間もなく石雄の義妹が殺された。
    逃亡した容疑者が見つかれば解決と
    思われたが、なぜか石雄は事件に
    関わるなと主張し…
    名家の悲劇と男の友情を描く傑作
    私立探偵小説。

  -----
  今年7月に発売された作品なのに、舞台は
  1974年。
  ニクソン大統領のウォーターゲート事件の
  頃です。

  ハードボイルド探偵のお話です。
  この作品の前作が「喝采」という作品で、
  『ミステリが読みたい!2015年版』国内篇で
  6位にランクイン。
  こちらも読んでみないと。


●「迷:まよう」 著者:アミの会(仮)  新潮社 2017年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    いる。迷うほどに、心を揺さぶる。
    短編の饗宴。最強の作家集団、
    四たび集結。全作品書き下ろし。

    【目次】
    未事故物件(近藤史恵)/
    迷い家(福田和代)/
    沈みかけの船より、愛をこめて(乙一)/
    置き去り(松村比呂美)/
    迷い鏡(篠田真由美)/
    女の一生(新津きよみ)/
    迷蝶(柴田よしき)/
    覆面作家(大沢在昌)

  -----
  ・未事故物件(近藤史恵)
    地元の神戸で就職したが会社が倒産したため、
    東京で就職。上京してきた上野初美は
    アパートの上の階の部屋から朝の4時頃に
    洗濯機の音が聞こえるようになる。
    しかし、上の部屋は空室だという。

  ・迷い家(福田和代)
    什器メーカーの会社員・塩尻敏行。
    ある日、同僚と飲んで帰宅したが、
    記憶がなく、ポケットに盃が
    入っていた。
    突然、記憶がよみがえり、一つの家の
    記憶がよみがえってきた。
    その家を訪ねると、ゴミ屋敷で
    認知症のおばあさんが一人で住んで
    いるという。

  ・沈みかけの船より、愛をこめて(乙一)
    両親が離婚することになった姉弟。
    弟のナオトは、姉についていくという。
    父母への愛情の深さはは同じなので、
    それでは判断できない。
    姉は、離婚後に住むことになる環境や
    両親の財産、交友関係などを調べ、
    どちらについていくのが良いか冷静に
    判断する。

  ・置き去り(松村比呂美)
    旦那の反対を初めて押し切って
    海外のジャングルのトレッキングツアーに
    参加した主婦の瓜生。
    トイレ休憩から帰ってきたら、バスが出発
    した後だった。

  ・迷い鏡(篠田真由美)
    大学のサークル仲間4人で、そのうちの
    メンバの一人の故郷を訪問することに。
    そこで起こった事件について考える。

  ・女の一生(新津きよみ)
    田中和子は、結婚し、子どもも生まれ
    幸せな生活を送っていたが、
    子どもを自転車に乗せてでかける途中、
    飛び出てきた犬に驚いて、転んでしまい、
    子どもは脳挫傷で亡くなってしまう。
    それが原因で離婚。
    一人でつつましやかに過ごしてきたが、
    電車に飛び込んでしまおうとする。
    その前に、飛び出してきた犬の飼い主や
    元夫に復讐をする計画を立てる。

    これまでどちらか一方を選ばなくては
    ならないときに、もう一方を選んだ自分も
    その道で幸せな道を歩んでいるんだと
    思う様にしてきた主人公。
    「私が選んできた道が正しい」と思う
    私の考え方とは違いますが、そういう
    考え方もあるな、と気付きました。

  ・迷蝶(柴田よしき)
    妻にも先立たれ、早期退職後の楽しみと
    して、蝶の写真撮影を趣味に選んだ久松孝太郎。

    迷蝶のカバマダラを狙いに行った際、
    杉江健司というカメラマンに出会う。

    久松は会話の中で、杉江が息子が池に
    転落した原因を作った男ではないかと
    推測する。

    反面、杉江は実はその犯人ではなく、
    反対に久松に恨みを持っていた。

  ・覆面作家(大沢在昌)
    主人公の作家は、編集者から覆面の
    女性作家が主人公のファンだという。
    その女性作家は、大学時代の友人・海老名
    の妻ではないかと推測する。
    海老名は、主人公に小説を書くように
    薦めてくれた人物であった。
    海老名はその後、ゲーム開発者として
    名を上げたが、最期は癌でホスピスに
    入っていた。
    その時に海老名の妻に会ったことがある。

  --
  「惑:まどう」と「迷:まよう」が同時に
  刊行。合わせて「迷惑」。
  惑って、迷ったら、「迷惑」になるんだな。


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2017.09.07

最近読んだ本一覧500

●「誰にも探せない」 著者:大崎梢  幻冬舎 2016年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    東京の半グレ集団、美人ジャーナリスト、
    消えた幼馴染み、そして平凡な大学生……
    誰が味方で、誰が敵か。
    手に汗握る青春ミステリー!
    大人になって探す埋蔵金は、冒険ごっこ
    ではすまないのかもしれない

    ケンカ別れした幼馴染みの伯斗が
    数年ぶりに晶良の前に現れた。
    幼い頃に夢中になった「埋蔵金が
    眠る幻の村を探そう」と言う。
    かつて祖母からこっそり手に入れた
    幻の村の地図。
    それは晶良と伯斗の友情の証、
    二人だけの秘密の冒険だった。
    今になって一体なぜ?
    わだかまりを感じながらも、半信
    半疑で再び幻の村を目指そうとした
    矢先、伯斗の消息が途絶えてしまう。
    さらに“お宝”を狙う連中が晶良に
    迫り……。幻の村とは?
    伯斗の目的は本当に埋蔵金だったのか?

  -----
  なかなか入り込めなかった作品。
  武田信玄のお宝さがしから、
  振り込め詐欺グループに話は展開。

  発想はすごいと思うけど、
  自分の身の回りには当てはまらないので、
  感情移入もできませんでした。


●「オトーさんという男」 著者:益田ミリ  光文社 2009年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「娘」の目に、オトーさんはこう映っ
    てます!なんでもお母さんを経由して言う。
    二人っきりになると話すことがない。
    誉めてもらおうといちいち報告する。
    私物が少ない。チャンネル権を握って
    いる。わかりやすくてわかりにくい、
    それがオトーさんという男。

  -----
  『お母さんという女』と対になる作品。

  益田さんのお父さんは物静かで
  人の気持ちをおもんばかるタイプの
  お父さんかと思いきや、結構
  自分勝手な点があるお父さんでした。。。

  娘にとって、お父さんの生態は
  よくわからないものです。


●「ロボット・カミイ」 著者:古田足日 絵:堀内誠一  福音館書店 1982年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    カミイは紙のロボット。
    いたずらでわがままで泣き虫ですが
    力もち、幼稚園に入って大さわぎを
    おこします。集団生活での子どもの
    心理を巧みにとらえた作品。

  -----
  小学生の頃に読んだ本を懐かしんで
  手に取りました。

  カミイはもっと思いやりのあるロボット
  だったと記憶していたのですが、
  全然違っていて、終始わがままし放題。
  自分の思い違いに、ガッカリして
  しまいました。
  いい記憶違いのままでよかったかな。

  とはいえ、正しい内容を理解できて
  よかったです。

  この本は今も実家にあるのだろうか。


●「宮辻薬東宮」 著者:宮部みゆき、辻村深月ほか  講談社 2017年6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ちょっぴり怖い、だからおもしろい。

    これぞエンタメ!!
    前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」

    「宮辻薬東宮」(みやつじやくとうぐう)

    宮部みゆきさんお書き下ろし短編を
    辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。
    その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、
    書き下ろし……
    今をときめく超人気作家たちが2年の
    歳月をかけて“つないだ”ミステリー
    アンソロジー。

    「人・で・なし」(宮部みゆき)
    「ママ・はは」(辻村深月)
    「わたし・わたし」(薬丸岳)
    「スマホが・ほ・し・い」(東山彰良)
    「夢・を・殺す」(宮内悠介)

  -----
  「人・で・なし」(宮部みゆき)
    会社の先輩と居酒屋で飲んでいた伊藤は
    小学生の事、母が宝くじが当てて買った家の
    話をしだす。
    その家は、写真を撮ると、全然違う洋館や
    その洋館の室内が写るという。
    その家に住みだして、皆が体調が悪くなる。

  「ママ・はは」(辻村深月)
    実家に戻るという同僚の教師・住吉亜美の
    家に引っ越しの手伝いに行った私。
    アルバムを見ながら、スミちゃんの母(束縛や
    娘への思い入れが強かった親で、スミちゃんは
    「母」と呼んでいた。)の思い出を話しだす。

    でも、TELでスミちゃんとスミちゃんの
    お母さんが話す感じはとても朗らかで、
    堅苦しい母とは随分と様子が違っているように思う。
    そして、スミちゃんがTELのむこうの母に
    「ママ」と呼びかけているのに気づく。。。

  「わたし・わたし」(薬丸岳)
    錦糸警察署の夏目信人は振り込め詐欺の
    メンバ・怜治の男の彼女に質問をする。
    彼女は18歳で由香里といい、
    実家は長野で家でをしてきたという。
    中学校の国語の教師をしているという父親に
    連絡すると、父親は校長になっており、
    娘が16歳で家出をしたのは、12年前だという。

    実は、その少女は麗奈といい、怜治が渡した
    指輪をはめたことで、怜治のかつての恋人で
    怜治が殺した由香里の怨念が乗り移って
    話をしたのであった。

    ---
    なかなかホラーで、面白かったです。

  「スマホが・ほ・し・い」(東山彰良)
    スマホがほしい台湾の高校生・春陽(チュンヤン)。
    ある日、不思議な老婆からスマホをひったくって
    しまう。
    しかし、そのスマホの画面は真っ黒。
    しばらくして、スマホが鳴る。
    しかし出るわけにはいかない。画面を見ると
    地図に印がつけられ、4桁の数字「1640」
    が表示された。
    16:40になると、その場所で火事が起き、
    死人が出た。
    そのスマホには人が死ぬ場所と時刻が表示
    されるようだ。。。

    ---
    最後、春陽の母親の勤務地が表示された
    とき…。
    これもなかなかのホラー。

  「夢・を・殺す」(宮内悠介)
    子どもの頃、MSXでプログラミングを
    していたぼく。
    プログラミングを一緒に研究していたのは
    従兄。大人になり、従兄と一緒に会社を
    立ち上げ、ゲーム作りを始め、ひたすら
    バグをつぶす日々。。。
    そんな会社に有能な女子プログラマが
    入社しひたすらバグをつぶす。
    彼女はぼくと従兄が作ったMSXの
    プログラムのFDの感動し、二人の才能に
    憧れた人物であった。

    --
    最後、ぼくが入ろうとした居酒屋が
    宮部さんの作品で登場した居酒屋です。


●「東野圭吾全小説ガイドブック」 編者:洋泉社MOOK  洋泉社 2011年9月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    国民的ヒットメーカーが生み出す深遠な
    小説世界の案内書
    1985年にデビューし、25周年を
    迎えた国民的人気作家・東野圭吾。

    『放課後』『秘密』『白夜行』
    『白銀ジャック』『新参者』『麒麟の翼』
    『真夏の方程式』『容疑者Xの献身』etc.

    1985年から書かれたすべての小説を
    徹底解説!
    この一冊で東野ワールドがわかる完全保存版

  -----
  「真夏の方程式」まで刊行されていて、
  「マスカレード・ホテル」が発売される直前に
  出されたガイドブック。

  東野さんの作品で一番最初に読んだのが、
  「ダイイング・アイ」。
  これを皮切りに「幻夜」を読んで、どっぷりと
  東野ワールドにはまりました。
  これが2008年のこと、

  「増補改訂版 東野圭吾全小説ガイドブック」が
  2013年2月に発売されているので、
  こちらも確認したいです。


●「億男」 著者:川村元気  マガジンハウス 2014年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「お金と幸せの答えを教えてあげよう」
    宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。
    浮かれる間もなく不安に襲われた一男は
    「お金と幸せの答え」を求めて大富豪と
    なった親友・九十九のもとを15年ぶりに
    訪ねる。
    だがその直後、九十九が失踪した---。
    ソクラテス、ドストエフスキー、
    アダム・スミス、チャップリン、福沢諭吉、
    ジョン・ロックフェラー、ドナルド・トランプ、
    ビル・ゲイツ……
    数々の偉人たちの言葉をくぐり抜け、
    一男の20日間にわたるお金の冒険が始まる。
    人間にとってお金とは何か?
    「億男」になった一男にとっての幸せとは
    何か?
    九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」
    とは?

  -----
  小説だけど、教訓本。
  お金があれば幸せなのか?
  難しい問題を考えらされるお話です。

  お金が幸せのすべてじゃないけど、
  幸せの一要因でもあるはず。

  主人公は一男。元妻が万佐子(娘はまどか)
  一男の大学時代の親友でIT界で成功した
  九十九(つくも)。
  九十九と一緒に仕事をしていた十和子、
  百瀬、千住。

  登場人物、皆に数字がついています。
  「なんで、娘だけひらがなで”まどか”
  なんだろう?」とこの文章を書きながら
  思ったのですが、きっと”円”なので
  しょうね


●「ニッポンの刑事たち(世の中への扉)」 著者:小川泰平  講談社 2016年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    テレビドラマの『相棒』、
    『踊る大捜査線』、
    『ST 赤と白の捜査ファイル』
    などなど、たくさんの刑事ドラマが
    放送されています。
    きっと、楽しみにしている人も
    多いでしょう。

    では、ドラマの登場人物ではなく、
    本物の刑事たちが、犯人=容疑者に
    たどりつくために、どんなことを
    しているのか、くわしく知って
    いる人は少ないでしょう。

    この本では、テレビのニュースなどで
    実際に起きた事件について解説して
    いる小川泰平さんが、自分が刑事
    だったときの経験、そして同僚の
    刑事たちから聞いた話をもとに、
    リアルな捜査活動を伝えます。

    捜査一課(殺人、強盗など)、
    捜査二課(詐欺、汚職など)、
    捜査三課(盗犯)、
    組織対策犯罪部(銃器、薬物など)、
    国際捜査課(外国人犯罪)、
    生活安全部(少年犯罪、ストーカー
    犯罪など)、交通部(ひき逃げなど)
    と、それぞれのセクションで、
    犯罪者を追い詰める方法は違います。
    それぞれを分けて、豊富な
    エピソードとともに解説します。

    この本を読めば、刑事ドラマや
    ミステリー小説を、もっと違った
    目線で、深く楽しめること請け合いです!

  -----
  小川さんは、元神奈川県警刑事で、
  犯罪ジャーナリスト。

  小学生高学年から理解できる本です。
  警察の仕事の内容もわかりますし、
  犯罪がいかにダメなのかを説いています。

  この本の内容は大体知っていたので、
  自分がだいぶ警察小説を読み込んでいる
  ことを認識できました。


●「夜市」 著者:恒川光太郎  角川書店 2015年10月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    選考委員激賞の、第12回日本ホラー小説大賞受賞作
    何でも売っている不思議な市場「夜市」。
    幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と
    引き換えに「野球選手の才能」を手に
    入れた。野球部のエースとして成長した
    祐司だったが、常に罪悪感にさいなまれ
    ていた--。

  -----
  はりゅが部活で、次回のお芝居で使いたいと
  言っている原作本。
  妖怪じみたお話です。

  イメージ的には朱川さんの作品の様です。


●「向こうがわの蜂」 著者:池永陽  PHP研究所 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    信じられないかもしれないけど、
    この東京の地の底には、ひとつの
    大きな町がすっぽりと納まっているの。
    突然の歯の痛みに飛び込んだ歯医者で、
    小柳薫は「蜜蜂がこの世からいなく
    なると人類は滅亡する」という不思議な
    予言を受ける。その日から、小柳薫の
    身に次々と不思議な出来事が巻き起こり、
    多田野黄昏という美女とともに
    昭和40年代の東京に迷い込むのだが…。

  -----
  ファンタジー要素満載の作品です。
  東京の地下に時間の進みが遅いもう一つの
  東京があるという。
  失業した薫は、黄昏(たそがれ)という女性と
  地下の東京に迷い込む。

  今まで読んだ池永陽さんの作品とは全然違う
  趣向の作品でした。


●「アキラとあきら」 著者:池井戸潤  徳間書店 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と
    大手海運会社東海郵船の御曹司・
    階堂彬(かいどうあきら)。
    生まれも育ちも違うふたりは、互いに
    宿命を背負い、自らの運命に抗って
    生きてきた。やがてふたりが出会い、
    それぞれの人生が交差したとき、
    かつてない過酷な試練が降りかかる。
    逆境に立ち向かうふたりのアキラの、
    人生を賭した戦いが始まった--。

    ベストセラー作家・池井戸潤の幻の
    青春巨篇がいきなり文庫で登場!!

  -----
  2017年7月、WOWOWにて
  「連続ドラマW アキラとあきら」でドラマ化。
  出演は向井理、斎藤工。

  最初っからのめり込みました。
  池井戸さんの作品にしては登場人物が
  少ないので、読みやすい。

  概要をわからずに読み始めたので、
  最初は”アキラ”と”あきら”が対立
  する話かと思いきや、全然違っていて、
  二人が協力する話だと分かり、
  嫌な気持ちにもならずにどんどん読み進める
  ことができました。

  720ページ(正味705ページ)を
  2日程度で読み切りました。止まらない。

  山崎瑛の小学時代からの友人で企業売買を
  専門に手掛ける会社の代表・三原比呂志
  (あだ名はガシャポン)が”アキラ”と
  読んでいたので、山崎瑛が”アキラ”で、
  階堂彬が”あきら”
  なのかな?

  ”アキラ”も”あきら”も本当にいい奴。
  格好いいです。

  久々の★3つ。


●「劇場」 著者:又吉直樹  新潮社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    一番会いたい人に会いに行く。
    こんな当たり前のことが、なんで
    できへんかったんやろな。演劇を
    通して世界に立ち向かう永田と、
    その恋人の沙希。夢を抱いてやって
    きた東京で、ふたりは出会った--。
    『火花』より先に書き始めていた
    又吉直樹の作家としての原点にして、
    書かずにはいられなかった、たった
    ひとつの不器用な恋。夢と現実のは
    ざまでもがきながら、かけがえのない
    大切な誰かを想う、切なくも胸に
    せまる恋愛小説。

  -----
  又吉直樹、待望の第二作。

  芥川賞作家作品やわ。
  「永くん」は本当に嫌なヤツ。
  変なプライドが高く、演劇の才能が
  ある他の人に嫉妬し、沙希を関係の
  ある人にも嫉妬する。
  それでも一途に、永田を支える沙希。

  永田も沙希を一途に思っているのだろうけど、
  収入もなく、沙希におんぶにだっこな
  クセに、それをありがたいと思い、沙希に
  感謝の表現をしない永田は最悪です。
  沙希が可哀想すぎ。


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2017.08.24

最近読んだ本一覧499

●「シャルロットの憂鬱」 著者:近藤史恵  光文社 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    元警察犬シャルロットとの穏やかな
    日常に、ふとまぎれこむ不可解な謎。
    ささやかな歪み。解決するたびに、
    絆が強くなっていくような気がした。
    やわらかい読み心地の傑作コージー
    ミステリー。

    【目次】
    シャルロットの憂鬱/
    シャルロットの友達/
    シャルロットとボーイフレンド/
    シャルロットと猫の集会/
    シャルロットと猛犬/
    シャルロットのお留守番

  -----
  「シャルロットの友達」は
  「最近読んだ本一覧483」の
  「悪意の迷路 最新ベスト・ミステリー」で
  既読。

  元警察犬のジャーマンシェパードの
  シャルロットと、シャルロットの飼い主の
  若い夫婦を主人公にしたほんわか
  ミステリーです。

  さらっと読めてよかったです。


●「ギブ・ミー・ア・チャンス」 著者:荻原浩  文藝春秋 2015年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「人生やり直したい!」と思ったこと、
    ありませんか?でも、夢を追うのも
    楽じゃない。それでも、挑み続ける
    人々の姿を描いた少しだけ心が
    強くなる短編集。

    【目次】
    探偵には向かない職業/
    冬燕ひとり旅/
    夜明けはスクリーントーンの彼方/
    アテンションプリーズ・ミー/
    タケぴよインサイドストーリー/
    押入れの国の王女様/
    リリーベル殺人事件/
    ギブ・ミー・ア・チャンス

  -----
  探偵業界に飛び込んだ元相撲取り
  (探偵には向かない職業)、
  バンドのボーカルとしてデビューして、
  演歌歌手をしている女性(冬燕ひとり旅)、
  一流漫画家を目指している男性
  (夜明けはスクリーントーンの彼方)、
  元キャビンアテンダントで、今は
  列車内の販売をしている女性
  (アテンションプリーズ・ミー)、
  市のイメージキャラクターの
  着ぐるみに入ることになった若手職員
  (タケぴよインサイドストーリー)、
  顔も体型もイマイチだが、
  キャンペーンガールとして頑張る女子
  (押入れの国の王女様)、
  小説家を目指す専業主婦だが、編集者の
  夫の方が有名な小説賞を受賞する
  (リリーベル殺人事件)、
  コンビニでバイトをしながらお笑い芸人を
  目指し、コンビを探し求めている男性
  (ギブ・ミー・ア・チャンス)と、
  何か夢を目指している人物の短編集。

  なかなか面白かったです。


●「日本人なら知っておきたい日本文学
  ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典」
  著者:海野凪子 絵:蛇蔵  幻冬舎 2011年8月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    紫式部、藤原道長、菅原孝標女、鴨長明…
    古典の有名人9人のおもしろエピソードが
    楽しめる教養コミック。

    【目次】
    1章 清少納言『枕草子』より/
    2章 紫式部『紫式部日記』より/
    3章 藤原道長『御堂関白記』より/
    4章 安倍晴明『大鏡』より/
    5章 源頼光『今昔物語集』より/
    6章 菅原孝標女『更科日記』より/
    7章 鴨長明『方丈記』より/
    8章 兼好『徒然草』より/
    9章 番外編ヤマトタケル『古事記』より/
    巻末ふろく 古典のおはなしこぼればなし

  -----
  古典って苦手なんだよな。
  これだけ読んで知った気になっています。

  どなたか、今風な超現代語訳をして
  くれないだろうか。


●「マティーニに懺悔を」 著者:今野敏  角川春樹事務所 2012年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    教会のベンソン神父が若い女性を伴って、
    街のバーへ私を訪ねてきた。
    連れの女性・長原美沙子の婚約で、
    神父は上機嫌に祝杯をあげた。
    だが、一週間後、自殺未遂の新聞
    記事に彼女の名前が・・・・・・。
    暴力団に乱暴され、婚約を破棄
    されたのだという。それを知った
    神父は一人で乗り込み、逆に返り
    討ちに遭ってしまった。どうやら
    茶道の師匠である私の、封印した
    もう一つの顔の出番のようだ---。
    傑作ハードボイルド、待望の新装版。

  -----
  初出も文庫で2001年2月。

  茶道の先生が武道家でもあるお話。
  今野さんの得意とする分野なのですが、
  私には合わないストーリーでした。


●「クローズアップ」 著者:今野敏  集英社 2015年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    週刊誌の記者が何者かに殺された。
    偶然その場に居合わせた報道番組
    「ニュースイレブン」記者の布施は
    事件直後の現場撮影に成功、翌日の
    ニュースで映像が流される。一方、
    継続捜査を受け持つ捜査一課の
    黒田はある暴力団の組員が殺害
    された事件を追う中で、記者殺害と
    の奇妙な符合に気付く。
    しかし、二つの事件を繋ぐカギは
    踏み込んではならない聖域だった-。
    大人気“スクープ”シリーズ第3弾。

  -----
  「アンカー」を読んでからの第3弾。

  布施や黒田の感の良さやフットワークの
  軽さが見事です。


●「スクープ」 著者:今野敏  集英社 2009年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    報道番組敏腕記者と警視庁捜査一課
    刑事のコンビが抉り出す“都会の闇”
    TBNテレビ報道局社会部の布施京一は、
    看板番組『ニュース・イレブン』所属の
    遊軍記者。素行に問題はあるものの、
    独自の取材で数々のスクープをものに
    している。時には生命の危険にも
    さらされるが、頼りになるのは取材
    ソースのひとりでもある警視庁捜査一課
    黒田裕介刑事の存在だ。きらびやかな
    都会の夜、その闇に蠢く欲望と
    策謀を抉り出す。
    (『スクープですよ!』改題)

  -----
  「スクープですよ!」は1997年9月初出。

  布施をメインにした短編集。
  長編よりも、布施と黒田が密に付き合っている
  ような感じがします。


●「虹を待つ彼女」 著者:逸木裕  KADOKAWA 2016年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    二〇二〇年、人工知能と恋愛ができる
    人気アプリに携わる有能な研究者の
    工藤は、優秀さゆえに予想できてしまう
    自らの限界に虚しさを覚えていた。
    そんな折、死者を人工知能化する
    プロジェクトに参加する。試作品の
    モデルに選ばれたのは、カルト的な
    人気を持つ美貌のゲームクリエイター、
    水科晴。彼女は六年前、自作した
    “ゾンビを撃ち殺す”オンライン
    ゲームとドローンを連携させて渋谷を
    混乱に陥れ、最後には自らを標的に
    して自殺を遂げていた。晴について
    調べるうち、彼女の人格に共鳴し、
    次第に惹かれていく工藤。やがて
    彼女に“雨”と呼ばれる恋人がいた
    ことを突き止めるが、何者からか
    「調査を止めなければ殺す」という
    脅迫を受ける。晴の遺した未発表の
    ゲームの中に彼女へと迫るヒントを
    見つけ、人工知能は完成に近づいて
    いくが-。

  -----
  第36回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。

  これはなかなかの秀作。

  強いて言えば、工藤が晴の高校時代の同級生に
  話を聞きに行ったとき、”雨”じゃない女性
  のつっけんどんな態度が気になりました。
  「あそこまで突っぱねるなら、最初から
  工藤に会わないよな~」と。

  読み応え抜群の1冊でした。


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2017.08.10

最近読んだ本一覧498

●「あるかしら書店」 著者:ヨシタケシンスケ  ポプラ社 2017年6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    その町のはずれの一角に、
    「あるかしら書店」があります。
    このお店は「本にまつわる本」の専門店。
    店のおじさんに「○○についての
    本ってあるかしら?」ってきくと、
    たいてい「ありますよ!」と言って
    奥から出してきてくれます。
    今日もあるかしら書店には、
    いろんな理由で本を探しにお客さんが
    やってきます。
    この本屋さんでは、「あったらいいな」
    という本や夢いっぱいのグッズが、
    次から次へと飛び出します。月明かり
    の下でしか読めない「月光本」、
    読書に付き合ってくれる
    「読書サポートロボ」、ふたつの本を
    合わせて初めて読むことができる
    「2人で読む本」などなど、読んだら
    きっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と
    言いたくなってしまうエピソードが満載。
    大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの
    豊かな発想力がめいっぱい詰まった、
    ますます本が好きになってしまう一冊です。

    【目次】
    ちょっとめずらしい本
    (「作家の木」の育て方/世界のしかけ絵本/
    2人で読む本 ほか)/
    本にまつわる道具
    (読書サポートロボ/カバー変更器)/
    本にまつわる仕事
    (読書履歴捜査官/カリスマ書店員育成所の1日/
    本のタイトルとその正しい並べ方 ほか)/
    本にまつわるイベント
    (本のお祭り/書店婚/想像力のリレー ほか)/
    本にまつわる名所
    (本の降る村/読書草/お墓の中の本棚 ほか)/
    本そのものについて
    (本が四角い理由/本のつくり方/本のその後 ほか)/
    図書館・書店について
    (ラブリーラブリーライブラリー その1~その4/
    本屋さんってどういうところ?/
    大ヒットしてほしかった本)

  -----
  本にまつわる楽しいお話。
  「よくこういう発想ができるな~」と
  本当に感心させられます。

  ヨシタケさんと暮らしたら、とても
  楽しい毎日がすごせそうな感じです。


●「人生はワンチャンス!
  -「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法」
  著者:水野敬也、長沼直樹  文響社 2012年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「夢をかなえるゾウ」著者らによる、
    1年半ぶりの新刊。犬のカワイイ写真
    で癒されながら、人生で役立つ
    「大切な教え」が学べ、さらに
    1ページ1ページが切り離せるので
    部屋に貼ったりプレゼントしたり
    できる、まったく新しいタイプの
    自己啓発書です。
    (※もちろん、切り離さずに普通の
    本として楽しむことも可能です)

    【目次】
    スタート/仕事/ロック/リフレッシュ/
    挑戦/コミュニケーション/幸せ

  -----
  著名人のシンプルな名言が掲載
  されています。
  名言と一緒に掲載されている犬の写真が
  かわいい。
  「人生ニャンとかなる!」もありますが、
  手に取るなら、やっぱり犬でしょ。


●「宿命と真実の炎」 著者:貫井徳郎  幻冬舎 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    人間の心を捨ててもずっと一緒に
    いたかった。
    何が“警察官連続殺人事件”を
    引き起こしたのか?
    山本周五郎賞受賞作『後悔と真実の色』続編。
    渾身のミステリ長編!!

    仕事にしがみつく女刑事と警察を離れた
    男の因縁。
    復讐だけを生きる糧にするふたり--。
    幼い日に、警察沙汰で離れ離れになった
    誠也とレイ。大人になって再会した
    ふたりは、警察への復讐を誓い、
    その計画を着実に遂行する。
    一方、事故か他殺か判然としない警察官の
    連続死に、捜査本部は緊迫する。
    事件を追う所轄刑事の高城理那は、
    かつて“名探偵”を呼ばれた西條の
    存在を気にしていた。スキャンダルで
    警察を去り、人生を暗転させた男。
    彼だったらどう推理するのか--。
    止まらない面白さ、圧倒的読み応え。
    これぞ貫井徳郎の真骨頂!

  -----
  警察を辞めた西条は警備員をし、古本屋
  通いをする。
  (途中で兄の誘いで、有名どころの秘書課に
  再就職する。)
  その店主に、嫁に行った娘が旦那から
  ストーカー行為を受けていると相談され、
  名推理で解決をする。

  一方、高城という女刑事から警察官が連続的に
  死ぬ(事故、自殺、他殺)事件について
  相談を受ける。

  事件に巻き込まれた警官達が、昔の白バイ事故の
  処理者であったことを知り、当時の
  事故を調べると、二人の兄弟が浮かび上がる。

  --
  最後の方は一気読みでした。
  交通事故は人生を変えてしまいます。
  加害者であろうが被害者であろうが。
  気を付けないといけません。


●「アンカー」 著者:今野敏  集英社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    視聴率が低迷し始めたTBNの
    報道番組『ニュースイレブン』。
    そのテコ入れとして、栃本という
    男が関西の系列局から異動してきた。
    視聴者受けを重視する関西人の
    栃本と、報道の理念にこだわる
    デスクの鳩村は早速衝突し、
    現場には不穏な空気が漂い始める。
    一方、これまで幾つものスクープを
    ものにしてきた番組の名物記者・
    布施は、なぜか十年前に町田で
    起きた大学生刺殺の未解決事件に
    関心を寄せていた。被害者の両親が、
    犯人逮捕の手がかりを求めて
    今もなお駅前でのビラ配りを
    続けているのが記憶に残ったという。
    この件の継続捜査を、警視庁
    特別捜査対策室のベテラン刑事・
    黒田が担当することを知った布施は、
    いつものように黒田へ接触を図る。
    布施と黒田がまたしても動き
    始めるが、真相解明に至る糸口は
    あまりに乏しく、謎だけが深まって
    行く。テレビ報道の本質とは?
    事件の奥に潜む意外な真相とは?
    大人気スクープシリーズ第4弾

  -----
  シリーズ第4弾だけど、このシリーズは
  初読みです。

  大腸の検査の時、病院で半日暇だったので、
  その間(廊下をうろうろ歩きながら)に
  読みました。

  10年前の殺人事件を追う警察と
  報道の2局面から見るというのが、
  面白かったです。
  ちなみに「アンカー」とは「アンカーマン
  (最近はアンカーパーソンという)」のことで、
  「アンカーは、キャスターよりもちょっと上で、
  リーダーとして報道番組の制作にまで関与する立場」
  だそうです。


●「デイ・トリッパー」 著者:梶尾真治  キノブックス 2017年6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    最愛の夫・大介を結婚後わずか
    三年半で亡くした香菜子。
    叶わないと知りながら
    「大介に会いたい」と願う香菜子の
    前に現れたのは…?

  -----
  夫を亡くした香菜子は高校時代の友人、
  安井沙智と中原まいと久々に会った際、
  沙智の幼馴染という「デイ・トリッパー」
  笠陣芙美に会う。芙美の叔父・機敷埜風天
  (しきしのふうてん)が開発したという
  遡時誘導機(タイムマシン)で、亡くなった
  夫に合わせてくれるという。

  芙美から大介に、死のことを伝えたり、
  歴史を変えるようなことをしては
  いけないことを忠告され、大介が生きている
  時代に戻る。

  --
  梶井さんお得意のタイムスリップや
  パラレルワールドのお話です。
  そんなに難しくなく、すんなりと
  読めました。


●「ヴィジョンズ」 編者:大森望 著者:宮部みゆき、円城塔ほか
  講談社 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    大森望編集。全編書き下ろし!
    超豪華執筆陣が集結!!
    SFの枠を超えたエンターテイメント
    アンソロジー。

    宮部みゆき「星に願いを」
    -ありふれた日々を稲妻のように
    切り裂く、思いがけない出来事とは?
    飛浩隆「海の指」
    -SFの枠でしか描けないグロテスクで
    魅惑的なヴィジョン。
    木城ゆきと「霧界」
    -「海の指」が描くヴィジョンから、
    新たに魅惑的な光景を幻視する。
    宮内悠介「アニマとエーファ」
    -人間ならぬ存在はいったい
    どんな物語を紡ぐのか?
    円城塔「リアルタイムラジオ」
    -ワールドの外にはリアルタイムが
    存在し、そこからラジオが流れてくる…。
    神林長平「あなたがわからない」
    -“空気が読める”“他人の心が
    わかる”とはどういうことなのか。
    長谷敏司「震える犬」
    -類人猿を通して、人類自身の姿が
    浮き彫りになる。常識を震わせる、
    七つの風景。

    【目次】
    星に願いを(宮部みゆき)/
    海の指(飛浩隆)/
    霧界(木城ゆきと)/
    アニマとエーファ(宮内悠介)/
    リアルタイムラジオ(円城塔)/
    あなたがわからない(神林長平)/
    震える犬(長谷敏司)

  -----
  地球が灰色のドロっとした液に
  占領されていまった世界を描いた
  「海の指」が面白かったです。
  それ以外は、いまいちだったかな。

  大森望さんは「不思議の扉」シリーズの
  編者だったんだ!
  どこかで聞いたことがあると思いました。

  ちなみに大森望さんは土佐中・高校出身です。


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2017.08.04

最近読んだ本一覧497

●「増山超能力師大戦争」 著者:誉田哲也  文藝春秋 2017年6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ここは、超能力が事業認定された日本。
    いまや超能力関連の科学技術は国家
    レベルの重大機密情報となっている。
    そんななか、最先端の技術開発に
    携わっている人物が行方不明に。
    本人の意志なのか、はたまた
    海外の産業スパイによる拉致なのか。
    「面倒くさい」が口癖の一級超能力師・
    増山圭太郎が調査を開始すると、
    所員や家族に魔の手が迫る…。

    大好評シリーズ第二弾。

  -----
  今回は、超能力の力を測定したり、
  超能力を使った痕跡を消し去ってしまう
  という機械が登場。
  超能力を使った痕跡を消し去ってしまう
  「イコライザー」の試作品が盗まれてしまう。
  そして、その研究開発者も行方不明に
  なってしまう。

  増山にも魔の手が…。

  余談として、
  増山と文乃の娘・アリスにも強い超能力が
  あることが
  判明。(まだ、明美しかしらないが。)
  続編が期待できそうです。

  ちなみに、2017年春に読売TV系で
  ドラマ化され、増山をココリコの田中さんが
  演じているそう。
  イメージと合わないけど、ドラマもちょっと
  見てみたいな。


●「パーマネント神喜劇」 著者:万城目学  新潮社 2017年6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「あんたの願い、叶えてあげる」
    こんなカミサマ、信じていいの--!?
    デートの途中、突然時が止まった。
    動かない街に現れたのは、「神」と
    名乗る二人の男(小太りとノッポ)。
    ペラペラまくしたてる小太りに
    肩を叩かれ戻った世界は、あれ、
    何かが違う……?
    万城目ワールド、ここにあり!
    アヤしげな「神様」に願いを託し、
    叶えられたり振り回されたりする
    人たちの、ドタバタ神頼み
    エンターテインメント。

    【目次】
    はじめの一歩/当たり屋/
    トシ&シュン/パーマネント神喜劇

  -----
  山田悠介の「神様のコドモ」を読んでいる
  イメージ?(違ってたらすみません。)

  なんか、読んだことがあるストーリー
  なんだよな。
  神社の神様が主人公で、神社が舞台。
  後任の神様がが来て、引き継ぎ作業を
  行う的な内容。
  本業は恋愛成就なんだけど、学業成就の
  神様が忙しい時は、ヘルプに行く話とか。

  どこで読んだか思いだせない。
  なか、とにもかくにも、神様の世界を
  楽しく読ませてもらいました。


●「恋愛仮免中」 著者:奥田英朗、窪 美澄ほか  文藝春秋 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    奥田英朗、荻原浩、原田マハ、
    窪美澄という実力派の直木賞・
    山本賞作家に、新鋭の中江有里を
    加えた、豪華執筆陣による
    アンソロジー。テーマは?恋愛?

    28歳の彩子は、付き合って3年の
    恋人が相談もなく会社を辞めたことに
    ショックを受ける。女友達は条件の
    いい男を紹介してくれ、彩子は
    恋人との別れを考え始めるが……。
    (奥田英朗「あなたが大好き」)
    16歳の僕は、夏を海で過ごすために
    ばあちゃんの家に来た。夕暮れの
    砂浜で、その人は子守歌を歌って
    いた。……とても悲しそうな声で。
    (「銀紙色のアンタレス」)
    1969年、中学生だった僕と
    彼女は50年後に一緒に宇宙に
    行く約束をした。その年まであと
    4年のいま、彼女は病院のベッドの
    上にいる。
    (荻原浩「アポロ11号はまだ飛んでいるか」)
    生まれも育ちも京都の善田は、
    半年前に妻を亡くし、会社を追われ、
    タクシー運転手となった。ある日、
    ボストンから来た老婦人をタクシーに
    乗せ京都を案内することに……。
    (原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」)
    両親が離婚したミサトは、クラブを
    経営する母親行きつけの美容院の
    シャンプーボーイと、偶然海の家で
    会うが……。(中江有里「シャンプー」)

    【目次】
    あなたが大好き(奥田英朗)/
    銀紙色のアンタレス(窪美澄)/
    アポロ11号はまだ空を飛んでいるか
    (荻原浩)/
    ドライビング・ミス・アンジー
    (原田マハ)/
    シャンプー(中江有里)

  -----
  奥田英朗さんと荻原浩さん、原田マハさん狙いで
  手に取りました。

  奥田さんの「あなたが大好き」は
  どこにでもありそうな結婚について
  プレッシャーを感じている女性の話。
  突然、無断で仕事を辞めて旅行を楽しむ
  彼氏と別れ、現実味のある新しい
  男性と結婚するか?
  落ち着くところに落ち着いたエンドでした。

  「銀紙色のアンタレス」は男子高校生が
  夏休み中に祖母宅を訪ね、
  子持ちの人妻に憧れる話。
  まぁまぁ、よかった。

  「アポロ11号はまだ空を飛んでいるか」は
  中学生の時の同級生同士で結婚。
  奥さんの最期が近づいている話。
  よかったです。

  「ドライビング・ミス・アンジー」は
  京都のタクシードライバーの話。
  ボストンから来た活発な年配の女性・
  アンジーを乗せ、京都の町を観光する。

  「シャンプー」は両親が離婚し、母と
  暮らしている女子高生。
  母が通う美容院のシャンプー係に憧れるが、
  母と彼との関係に気付く話。


●「かがみの孤城」 著者:辻村深月  ポプラ社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    あなたを、助けたい。

    学校での居場所をなくし、閉じこ
    もっていたこころの目の前で、
    ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
    輝く鏡をくぐり抜けた先にあった
    のは、城のような不思議な建物。
    そこにはちょうどこころと似た
    境遇の7人が集められていた--
    なぜこの7人が、なぜこの場所に。
    すべてが明らかになるとき、
    驚きとともに大きな感動に包まれる。
    生きづらさを感じているすべての
    人に贈る物語。
    一気読み必至の著者最高傑作。


  -----
  友達とのトラブルで学校に通えなくなった
  中学1年生のこころ。
  5月のある日、部屋の鏡が光り出し、
  その鏡から城に迷い込んだ、
  城にいられるのは3/30までの間で、
  時間は9時から17時まで。
  時間厳守のその城で、鍵を探し、秘密の部屋で
  願いを言うと、願いが叶うという。
  城を管理しているのはおおかみの仮面をかぶって
  ドレスを着ている女の子。「おおかみさま」と
  呼ばれる。

  その城に招かれたのは、中1~3年の7人。
   アキ      中3♀ 井上晶子
   リオン     中1♂ 水森理音
   フウカ     中2♀ 長谷川風歌
   マサムネ    中2♂ 政宗青澄人(アース)
   スバル     中3♂ 長久昴
   嬉野(ウレシノ)中1♂ 嬉野遥
   こころ     中1♀ 安西こころ

  なぜ、この7人なのか。
  段々と解き明かされる謎に、どんどんと引き込まれ、
  554ページという長編ながらも最後は
  一気読みでした。

  全部の謎が解けたときの爽快感はなんとも
  言えません。
  リオンとおおかみさまがキーパーソン。

  前作の「クローバーナイト」は私には
  泡中田けど、前々作の「東京會舘とわたし」での
  のめり込みを彷彿させる作品でした。


●「タルト・タタンの夢」 著者:近藤史恵  東京創元社 2007年10月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    下町の小さなフレンチ・レストラン、
    ビストロ・パ・マル。風変わりな
    シェフのつくる料理は、気取らない、
    本当にフランス料理が好きな客の
    心と舌をつかむものばかり。
    そんな名シェフは実は名探偵でも
    ありました。常連の西田さんはなぜ
    体調をくずしたのか?
    甲子園をめざしていた高校野球部の
    不祥事の真相は?
    フランス人の恋人はなぜ最低の
    カスレをつくったのか?……
    絶品料理の数々と極上の
    ミステリ7編をどうぞご堪能ください。


    カウンター七席、テーブル五つ。
    下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、
    ビストロ・パ・マルのシェフは、
    十年以上もフランスの田舎のオーベルジュや
    レストランを転々として修行してきたと
    いう変わり者。無精髭をはやし、
    長い髪を後ろで束ねた無口なシェフの料理は、
    気取らない、本当にフランス料理が好きな
    客の心と舌をつかむものばかり。
    そんなシェフが、客たちの巻き込まれた
    事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。

  -----
  第3作から読み始め、2作目、1作目とやっと
  1作目にたどり着きました。
  今回もおいしそうなメニューが登場。
  こういう日常ミステリーは読みやすくて
  いいですね。


●「メッセンジャー 緑の森の使者」
  著者:ロイス・ローリー  新評論 2014年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    魔法の指をもつ少女・キラとの
    別れから6年。マティは、相互扶助の
    平和な“村”で幸せに暮らしていた。
    しかし、あるとき“村”が不気味に
    変わりはじめ、マティの運命は予想だに
    しない方向へと急旋回していく。
    第1作と第2作の登場人物が出会い、
    「力」が覚醒する…そのとき、
    世界はー?壮大な四部作の
    「転」をなす雄編!
    “ギヴァー四部作”待望の第三作。

  -----
  三部作かと思っていたら、四部作だった。
  でも第四部作の「SON」は未翻訳とのこと。

  今回の登場人物は、第2作で登場した
  マティ。
  そして、第2作の主人公キラの父である<見者>。
  そして、マティが思いを寄せる花を育てるのが
  上手なジーン、ジーンの父で教師でもある<助言者>、
  そしてマティの住む村の若き長<指導者>。


  第3作で、1作目と2作目の登場人物が
  出会うって書いているけど、
  1作目の登場人物って誰だったのかしら。
  <指導者>かしら?
  もう1回、ギバーを読まなきゃ。


●「図書室で暮らしたい」 著者:辻村深月  講談社 2015年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「好きなものが多すぎて、ごめんなさい!」

    作家になる前から、作家になってから、
    夢中で追いかけてきた小説、漫画、アニメ、
    音楽、映画、美味しいもの……etc.
    すべてが詰まった、読むと元気になれる
    エッセイ集!

    特別収録!
    短編 おじいちゃんと、おひさまのかおり

    【目次】
    1 週刊エッセイ
    2 好きなものあっちこっちめぐり
      --本と映画、漫画やアニメ、音楽も。
    3 女子と育児と、もろもろの日々
    4 特別収録 おじいちゃんと、おひさまのかおり
    5 自作解説
     (というほどではないけれど、思うことあれこれ) 
    6 直木賞に決まって
    あとがき

  -----
  2015年12月に読んでいるのを再読。

  このエッセイが刊行されたのが「東京會舘とわたし」
  の刊行より前。

  このエッセイで東京會舘で披露宴をし、
  「直木賞受賞式に帰ってきます」と言ったこと、
  そして、直木賞を受賞したときのことが書かれています。
  この内容が「東京會舘とわたし」に活かされているんだなと
  気づきました。

  再読して得るものは大きかったです。


●「しんせかい」 著者:山下澄人  新潮社 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    十代の終わり、遠く見知らぬ土地での、
    痛切でかけがえのない経験--。
    19歳の山下スミトは演劇塾で
    学ぶため、船に乗って北を目指す。
    辿り着いたその先は【谷】と呼ばれ、
    俳優や脚本家を目指す若者たちが
    自給自足の共同生活を営んでいた。
    苛酷な肉体労働、【先生】との軋轢、
    そして地元の女性と同期との間で
    揺れ動く思い。気鋭作家が自らの
    原点と初めて向き合い、記憶の痛みに
    貫かれながら綴った渾身作!

    表題作のほか、入塾試験前夜の不穏な
    内面を映し出す短篇を収録。

    【目次】
    しんせかい/
    率直に言って覚えていないのだ、
      あの晩、実際に自殺をしたのかどうか

  -----
  2017年下半期、第156回芥川賞作品。
  芥川賞だわさ。

  北海道で演劇や脚本の勉強をする演劇塾を
  舞台にしたお話。

  モデルか倉本聰さんなのは読んでいてもわかる。

  同時収録の「率直に言って覚えていないのだ、
  あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」は
  入塾テストを受ける前夜の話。
  重い雰囲気で、よくわからないまま終わって
  しまいました。


●「コクーン」 著者:葉真中顕  光文社 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    1995年3月20日、カルト教団
    『シンラ智慧の会』通称「シンラ」の
    教祖、天堂光翅の命を受け、白装束に
    身を包んだ6人の信者が、丸の内で
    無差別乱射事件を起こす。その宗教は、
    1958年ひとりの女が呪われた
    子を産む決意をした日に始まる。
    たとえ今、生きる意味が見出せない
    としても、もしかしたらこの子は、
    私に生きる意味を与えてくれるかも
    しれないと-。

    【目次】
    蝶夢I      --1941
    1 ファクトリー --2010
    蝶夢Ⅱ      --1945
    2 シークレット・ベース--2011
    蝶夢Ⅲ      --1957
    3 サブマージド --2012
    蝶夢Ⅳ      --1958
    4 パラダイス・ロスト--2013
    蝶夢Ⅴ      --2013

  -----
  「サブマージド」は
  「宝石 ザ ミステリー 2016」は既読。

  カルト教団『シンラ智慧の会』を
  中心とし、『シンラ』に関係する人物の
  連作短編集。

  各短編の登場人物がすべてつながっている
  という状態。

  本の表紙を除けると、本体に「コクーン2016」
  が書かれているという。
  図書館本はカバーを外せないので、読めない。
  忘れずに読まなきゃ。

  合間合間に出てくる蝶を用いた描写が
  よくわからない。
  蝶という言えば、芥川賞の円城塔「道化師の蝶」が
  イメージされて、あんまりよくない。

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2017.07.21

最近読んだ本一覧496

●「沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳」 著者:益田ミリ  文藝春秋 2014年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    スポーツジムや図書館に通ったり、
    レンタルDVDで昔の映画を観たり
    と、定年後ライフを満喫中の70歳
    のお父さん。
    陽気で友だちが多く、お父さんには
    内緒で高級ランチを食べに行ったりも
    している69歳のお母さん。
    未婚で彼氏なし、実家でお母さんの
    おいしいごはんを食べて平和に暮らし
    てはいるけれど、将来への不安も頭を
    かすめる40歳のベテランOL、
    ヒトミさん。
    そんな平均年令60歳の沢村さん一家が、
    和菓子を食べながらおしゃべりしたり、
    テレビを見ながら団らんしたり、たま
    には些細なことでケンカになったり……。
    あるときは親と子の、あるときは長年
    連れ添った夫婦の視線で、お互いを
    思い合う気持ちを描き、“「あるある」
    と共感して笑いながら思わずホロリと
    くる”と幅広い世代に大好評、
    『週刊文春』の人気連載が単行本化。
    描き下ろしマンガ「沢村さん一族の
    長い一日」や「沢村さん家の間取り図」も
    収録。

  -----
  益田さんの描く登場人物ってOLで独身が
  多いんだよね。
  今回は、その家族も登場。
  いつも登場する家族(特に母と娘)は、円満な
  感じがしないけど、この家族は円満で幸せそう。


●「横濱エトランゼ」 著者:大崎梢  講談社 2017年6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    高校3年生の千紗は、横浜のタウン誌
    「ハマペコ」編集部でアルバイト中。
    初恋の相手、善正と働きたかったからだ。
    用事で元町の洋装店へ行った千紗は、
    そこのマダムが以前あった元町百段を
    よく利用していたと聞く。けれども善正
    によると元町百段は、マダムが生まれる
    前に崩壊したという。マダムは幻を
    見ていた?それともわざと嘘をついた?
    「元町ロンリネス」「山手ラビリンス」
    など珠玉の連作短編集。

    【目次】
    元町ロンリネス/山手ラビリンス/
    根岸メモリーズ/関内キング/
    馬車道セレナーデ

  -----
  横浜を舞台にした高校3年生の千紗と
  タウン誌「ハマペコ」を舞台にした作品。

  横浜は仕事でもプライベートでも行ったことは
  あるのですが、そんなに詳しいわけではない。
  もっともっと横浜の街並みを知っていたら
  楽しめるだろうな、と思いました。


●「疑薬」 著者:鏑木蓮  講談社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    東大阪にある居酒屋「二歩」。
    生稲怜花は、母の怜子、育ての
    父である誠一と穏やかに暮らしていた。
    しかし、怜花には忘れられない過去
    がある--。
    11年前、生死の境を彷徨った母は、
    入院先の三品病院で新型抗インフル
    エンザ薬を処方され、なんとか一命
    を取り留めるも、その後容体が急変、
    失明してしまったのだ。
    ある日、「怜子の失明の原因を調べて
    いる」という「なにわ新報社」の
    記者・矢島から新聞の切り抜きを
    手渡された怜花。そこには、三品病院
    系列の老人ホーム「なごみ苑」で
    インフルエンザ患者二名が死亡した
    との報道が。
    母の失明の原因は、医療ミスなのか--。

    閉ざした過去と対峙したとき、
    製薬会社を巻き込む驚愕のスキャンダルが
    明かされる!

  -----
  主人公は、生稲怜花であるが、も一人の
  主人公と言える人物はヒイラギ製薬工業の
  社長代行・川渕良治。副作用の少ない
  インフルエンザ薬「シキミリンβ」の開発者
  でもある。
  父母は離婚し、母に引き取られ育てられたが、
  ヒイラギ製薬工業社長であった実父に子ども
  がなかったため(後で弟がでいるが)ヒイラギ
  薬品に就職し、父の体調不良で代行を
  務めることになった。

  副作用の少ないことが評判だったシキミリンβ
  であったが、副作用と思われる症状が
  発生。そのことをもみ消す策を講じていたが、
  11年経って、その事件を調査する記者が出てきた。
  良治はどう対処するのか。

●「ヴァン・ショーをあなたに」 著者:近藤史恵  東京創元社 2008年6月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    下町のフレンチレストラン、
    ビストロ・パ・マルのスタッフは
    四人。二人の料理人はシェフの
    三舟さんと志村さん、ソムリエの
    金子さん、そしてギャルソンの僕。
    気取らない料理で客の舌と心を
    つかむ変わり者のシェフは、
    客たちの持ち込む不可解な謎を
    あざやかに解く名探偵。
    近所の田上家のスキレットはなぜ
    すぐ錆びるのか?
    しっかりしたフランス風のパンを
    売りたいとはりきっていた女性パン
    職人は、なぜ突然いなくなったのか?
    ブイヤベース・ファンの新城さんの
    正体は?ストラスブールのミリアム
    おばあちゃんが、夢のようにおいしい
    ヴァン・ショーをつくらなくなって
    しまったわけは?
    …絶品料理の数々と極上のミステリを
    どうぞ。

    【目次】
    錆びないスキレット/憂さばらしのピストゥ/
    ブーランジュリーのメロンパン/
    マドモワゼル・ブイヤベースにご用心/
    氷姫/天空の泉/ヴァン・ショーをあなたに

  -----
  「最近読んだ本一覧494」の
  「ママロンはマカロン」を読んで、
  シリーズを全部読んでみようと思い、手に
  取った第2弾。

  今回もおいしそうなお料理が登場します。
  三舟シェフがイタリアを放浪していたときの
  エピソードも出てきます。

  残るは第1弾のみです。


●「蜃気楼の犬」 著者:呉勝浩  講談社 2016年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    正義など、どうでもいい。
    俺はただ、可愛い嫁から幸せを
    奪う可能性を、迷わず排除する
    だけだ。明日も明後日も。

    県警本部捜査一課の番場は、
    二回りも年の離れた身重の妻コヨリを
    愛し、日々捜査を続けるベテラン刑事。
    周囲の人間は賞賛と若干の揶揄を
    込めて彼のことを呼ぶ--現場の番場。
    ルーキー刑事の船越とともに難事件の
    捜査に取り組む中で、番場は自らの
    「正義」を見失っていく--。

    新江戸川乱歩賞作家が描く、
    新世代の連作警察小説。

    【目次】
    月に吠える兎/真夜中の放物線/
    沈黙の終着駅/かくれんぼ/蜃気楼の犬


  -----
  二つの離れた現場で発見された
  女性のバラバラ死体の手の指が2本、
  入れ替わっていたり、
  自殺だろうと思われた事件が、実は
  他殺だったりという謎をどんどん
  解いていく番場。
  家には妊婦の妻・コヨリが待っていて、
  愛おしくてしかたがない。
  自分の妻や子が同じ被害に合わないように
  犯人を捕まえる。
  番場の感の良さとルーキーの船越少年
  (若いので”少年”と揶揄されている。)
  の頑張りが目を引きます。

  なんで、二回りも年下の嫁さんを
  もらったのかを知りたいです。
  続編に期待!


●「新参教師」 著者:熊谷達也  徳間書店 2006年1月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    損保会社支店長の安藤はリストラに
    備えて会社を辞め、教員となる。
    生ぬるい教育現場に民間力をと張り
    切った安藤だが、サラリーマン時代の
    常識がまったく通用しないことに
    驚くばかり。さらには未経験者にも
    関わらず、いきなり3年生クラス担任
    となり、とまどう事の連続だった。
    しかも、誰かが自分を陥れようと、
    あの手この手の嫌がらせを
    仕掛けてくる……。
    果たして犯人は誰なのか?

  -----
  仙台市立青葉中学校の数学教師となった安藤。
  妻子もいるが、思い切って転職。

  学校現場で、ろくに仕事ができない
  教師に腹を立てたり(”税金泥棒”と
  呼んでいる)と愚痴が多い。

  そんな中、教育委員会に、安藤に関する
  怪文書が送られてくる。
  教師を続けられるのか!?

  安藤みたいな巨乳好きでもしかして
  同僚と浮気?的な発想が浮かぶ
  教師がいたら、イヤだわ。

  ★1ではないけど、熊谷さんらくしない
  作品だと思いました。
  熊谷さんらしさと言えば、舞台が仙台の
  中学校ということぐらいかな。


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2017.07.11

最近読んだ本一覧495

●「サムライせんせい 3」 2016年7月  著者:黒江S介  リブレ
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    武市半平太の居候先の佐伯家に、
    お調子者のかつての相棒・坂本竜馬が
    入り浸るようになり、ますます賑やかに。
    平成での侍の暮らしを描いた現代編、
    さらに新章・幕末編突入!!
    笑いと憂いと感動の侍タイムスリップ!

  -----
  今回は幕末時代の回想シーンが多かったです。
  岡田以蔵も登場!
  これからさらに楽しみです。


●「アノニム」 著者:原田マハ  KADOKAWA 2017年6月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ジャクソン・ポロック幻の傑作
    「ナンバー・ゼロ」のオークション開催が
    迫る香港。建築家である真矢美里は七人の
    仲間とともにオークション会場へ潜入
    していた。一方、アーティストを夢見る
    高校生・張英才に“アノニム”と名乗る
    謎の窃盗団からメッセージが届く。
    「本物のポロック、見てみたくないか?」
    という言葉に誘われ、英才はある取引に
    応じるが…!?
    ポロックと英才、ふたつの才能の出会いが
    “世界を変える”一枚の絵を生み出した。
    痛快華麗なアート・エンタテインメント開幕!!

  -----
  「アノニム」と名乗る絵画の窃盗団。
  営利目的ではなく、絵を盗み修復してもとに
  戻すということもやっている。

  「アノニム」のメンバは以下の通り。
   ジェット 蔣恩堂(ジャンエンタン)
        IT長者である世界のTOP10に
        入るアートコレクター。
        「アノニム」のボス。
   エポック ゼキ・ハヤル
        イスタンブールのトルコ絨毯店の経営者。
        美術史家としても活躍。
   ミリ   真矢美里
        香港の巨大美術館建設のコンペに競り勝ち
        アーキテクトとして派遣された建築家。
   ヤミー  ダリダ・フィオレンティーナ
        ブルックリンでギャラリーを経営
   ネバネス サラ・グッドマン
        フリーランスで活躍する世界屈指の
        美術品修復家。
   オブリージュ
        ジャック=フランソワ=フロマンタン=
        エリ=ド・ブルゴー=ドリュクレー
        ラグジュアリーブランドのオーナーで
        あり、ファイン・アートのコレクター。
   ネゴ   パトリック・ダンドラン
        オークション会社「サザビーズ」の花形
        オークショニア。
   オーサム ラヤ・シン
        天才エンジニアであり、アノニムメンバ
        では最年少。


●「小説 BOC 4」 編者:小説BOC編集部  中央公論新社  2017年1月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    小説BOC4は、なんと「猫ミス」大特集。
    秋吉理香子、長岡弘樹、菅野雪虫、芦沢央、
    小松エメル、恒川光太郎、新井素子が登場!
    そして「猫ピッチャー」のそにしけんじも登場。
    好調「螺旋」では、カバーイラストを描いた
    杜昆と「螺旋」の伊坂幸太郎のアーティスト
    対談が実現!
    ヴァレンタイン読み切り特集や森見登美彦が
    巡る京都七福神など、今回も読み応え抜群の
    盛り沢山!

  -----
  螺旋は最近、わからなくなってきた。
  まとめ読みがいいな。
  横道世之介と読み切りの作品を読みました。

  読み切り特集 バレンタインデー
  ・灯台とチョコレート(木村紅美)
  ・メロンソーダコーラ(加藤千恵)
  ・バレンタインデーは誰のもの?(鯨統一郎)
  ・苦いチョコレート(石井睦美)
  ・初恋(朝比奈あすか)

  特集 猫ミス! 読み切り競演
  ・オッドアイ(菅野雪虫)
  ・四月のジンクス(長岡弘樹)


●「ギャザリング・ブルー 青を蒐める者」
  著者:ロイス・ローリー 訳者:島津やよい  新評論 2013年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    *あらすじ…足の不自由な少女、キラ。
    唯一の庇護者であった母がある日、突然
    の病に倒れ亡くなってしまう。
    体の不自由な者にとって苛酷な「村」の
    環境のなかで、キラは自分が生き残れ
    ないかもしれないことを覚悟する。
    しかし彼女には、「村」の未来にかかわ
    るある不思議な力がそなわっていた…
    *読みどころ…前作『ギヴァー』と異なり、
    「少女」が主人公で、「糸」「布」に
    まつわる特殊技能がテーマです。
    登場人物たちのサバイバルは前作よりも
    かなり苛酷。しかし、ひきしまった文体と
    物語展開、「幸福」や「共生」の意味を
    深く考えさせるストーリーテリングの
    手腕は健在!つづく第3作の主人公と
    なる型破りでキュートなキャラクターも
    登場します!
    *海外レビューより…フィクションの
    達人ロイス・ローリーは、写実的な物語
    とファンタジーのいずれにも卓越して
    いる。そして、わたしたちの文明の
    将来の姿を写しとっているかもしれない
    この物語は、作家の最高傑作のひとつだ。
    -『ブックリスト』誌

    ローリーが、あのニューベリー受賞作
    『ギヴァー』で描いた象徴的な近未来の
    世界に戻ってきた…いつもながら思索と
    議論をよびさますたくさんの題材が
    ちりばめられているだけでなく、今回は
    “魔法モノ”のタッチも加わっている。
    そして読者は、前作のあの謎めいたラスト
    シーンを読み解くためのかすかなヒント
    をも見いだすことができるかもしれない。
    -『カーカス・レビュー』誌

  -----
  足が不自由なキラ。
  でも、織物の才能はピカ一。

  「ギバー」は3部作になっていることを
  知りませんでした。
  はりゅに「ギバー」を読まそうと思い、
  図書館で借りたときに、仲良くさせてもらっている
  職員さんに続編があることを教えてもらいました。


●「マカロンはマカロン」 著者:近藤史恵  東京創元社 2016年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    下町の小さなフレンチ・レストラン、
    ビストロ・パ・マルは、スタッフ
    四人、カウンター七席、
    テーブル五つ。フランスの田舎を
    転々として、料理修業をしてきた変人
    シェフ三舟さんの気取らない料理と、
    身も心も温めてくれるヴァン・ショーは
    大人気。そして、実はこのシェフ、
    客たちの持ち込む不可解な謎を鮮やかに
    解く名探偵でもあるのです。
    豚足をめぐる少年と母親の再婚相手と
    の物語、おしゃれな大学教師が
    経験した悲しい別れの謎、消えた
    パティシエが残した言葉
    「マカロンはマカロン」とは?…
    等々、胸を打つ話ばかり。
    ブーダン・ノワール、豚足料理、
    マカロン、ベリーのタルト…
    メインディッシュもデザートも
    きっとご満足いただけます。
    絶品料理の数々と極上のミステリを
    どうぞ!

  -----
  手軽なフレンチレストラン
  「ビストロ・パ・マル」で起こる
  日常ミステリー。
  美味しいフレンチが食べたくなります。


●「注文の多い料理店-宮沢賢治童話集1(新装版)」
  著者:宮沢賢治  講談社 2008年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ふたりのわかい紳士が猟にでて、
    山おくの西洋料理店にはいったところ、
    かえって自分たちが料理されそうに
    なってしまうという、宮沢賢治の
    代表作『注文の多い料理店』をはじめ、
    『鳥箱先生とフウねずみ』
    『ツェねずみ』『クンねずみ』
    『ありときのこ』『やまなし』
    『雪渡り』『シグナルとシグナレス』
    『狼森と笊森、盗森』ほか、
    詩と名作童話15編を収録。
    小学中級から。

    【目次】
    星めぐりの歌/注文の多い料理店/
    鳥箱先生とフウねずみ/ツェねずみ/
    クンねずみ/ありときのこ/やまなし/
    めくらぶどうと虹/いちょうの実/
    まなづるとダァリヤ/月夜のけだもの/
    おきなぐさ/シグナルとシグナレス/
    狼森と笊森、盗森

  -----
  宮澤賢治って、「注文の多い料理店」しか
  読んだことがありませんでした。
  はりゅが「面白いよ」というので読み始めました。
  ちなみにはりゅのオススメは「やまなし」です。
  朗読の漫画で主人公が読んでいたのを
  思いだしました。

  宮澤賢治…。不思議な世界観ですね。

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2017.06.30

最近読んだ本一覧494

●「風の谷のナウシカ1」 1984年7月
 「風の谷のナウシカ2」 1983年8月
 「風の谷のナウシカ3」 1984年12月
 「風の谷のナウシカ4」 1987年3月
 「風の谷のナウシカ5」 1991年5月
 「風の谷のナウシカ6」 1993年11月
 「風の谷のナウシカ7」 1994年12月
   アニメージュ・コミックス・ワイド版
  著者:宮崎駿  徳間書店
    
    
    
    
    
    
    


  -----
  中学生くらいの頃に、1~4を読んだことが
  あり、尻切れトンボのまま。
  映画とは全然違うストーリーだということは
  憶えていたのですが、こんな難しいストーリー
  だったとは…。

  映画は2巻の前半位までをまとめたものですが、
  ここまでの展開もちょっと違う。
  形ある巨神兵も出てこないし。

  映画のシーンと同じシーンではセリフの
  声を想像できるし、サントラも思い浮かびます。


●「モモンガの件はおまかせを」 著者:似鳥鶏  文藝春秋 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    お馴染みの楓ヶ丘動物園の飼育員たち
    --大型哺乳類担当の僕(桃本)、
    げっ歯類担当の七森さん、ツンデレ
    獣医の鴇先生、そしてカルト的人気、
    爬虫類担当の変態・服部くん
    --が、動物たちにまつわる謎を解き
    明かす、人気ミステリーシリーズ最新刊!

    ・楓ヶ丘動物園飼育員たちが休日に
    バーベキュー、僕と服部くんは買出しに
    出かける。犬の散歩をしている男に
    道を訪ねたのだが、連れていた
    柴犬の様子に僕は不審を抱く。
    (「いつもと違うお散歩コース」)

    ・七森さんに憧れるボランティア少年
    長谷井翼君の友人・今成君の家猫
    スコティッシュフォールドのトビーが
    男に連れ去られたという。トビーは
    夜帰ってきたのだが、オートロックで
    密室の家に、男はどうやって侵入し、
    トビーを連れ出したのか?
    (「密室のニャー」)

    ・楓ヶ丘動物園飼育員メンバーの面々
    が、警察署から連れ立っての帰り道、
    僕の頭部にフクロモモンガが飛来して
    きた。どうも古いアパートの二階から
    逃げたらしいのだが、部屋の様子が
    おかしい。ドアを開けたところ、
    そこには部分的にミイラ化した死体
    が……。ケージもあり、ここで飼われ
    ていたことは間違いないのだが、
    いったい誰が何の目的で死体のある
    部屋でモモンガ(モモモ氏)の世話を
    していたのか?
    (「証人ただいま滑空中」)

    体長は最低でも1メートル、体重も
    最低50キロという謎の大型生物が
    山の集落に出現。その「怪物」を
    閉じ込めたと聞いて向かった廃屋は
    もぬけのからだった。「怪物」は
    どうやって抜け出したのか?
    考え込んでいた鴇先生の顔が
    蒼ざめる……。(「愛玩怪物」)

    【目次】
    いつもと違うお散歩コース/
    密室のニャー/証人ただいま滑空中/
    愛玩怪物

  -----
  いつも通りの楽しい動物園のメンバ。
  似鳥さんの注釈やあとがきも毎回
  楽しみです。


●「キュンとしちゃだめですか?」 著者:益田ミリ  文藝春秋 2013年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    歩道、電車の中、映画館、ラーメン屋の前、
    コンビニのレジ周辺、その他もろもろ。
    あなたの「キュン」はどこに隠れてる?
    甘酸っぱいときめき満載のイラストエッセイ。

    【目次】
    サラリーマンにキュン/街中でキュン/
    あのセリフにキュン/
    そのリアクションにキュン/
    さらっとしたキュン

  -----
  日常の日常、ホントに身近なことで
  キュンとしたことをまとめたエッセイです。
  ホントになんでもないことばっかり
  なんですけどね。


●「ラジオ・ガガガ」 著者:原田ひ香  双葉社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    喜びも哀しみも、いつもラジオが
    傍にいてくれた。夢破れ、逃げる
    旅路の果てで聴いた【オードリーの
    オールナイトニッポン】。
    ケアハウスで暮らすラジオ歴35年の
    老女は、今夜も【深夜の馬鹿力】に
    胸をときめかす
    --など、実在する人気ラジオ番組に
    耳を傾ける人々の姿を描く連作5篇。

    人生で大切なことはすべて深夜の
    ラジオが教えてくれた。夜更けに、
    ラジオのスイッチを入れる。きょうも
    一日、いろいろあった。みんな、
    どんな事情を抱え、なにを考える?
    私たちは、精いっぱい生きている。
    実在するラジオ番組に耳を傾ける人々
    の人生を切り取った哀歓5篇。

    【目次】
    三匹の子豚たち/アブラヤシのプランテーションで/
    リトルプリンセス二号/昔の相方/
    We are シンセキ!/
    音にならないラジオ

  -----
  ・三匹の子豚たち
    一人暮らしをやめ、ケアハウスで
    暮らすことにした老女。
    三人の息子がいるが、2人目の後に
    流産した娘のことをきっかけで、
    ラジオを聞くようになる。

  ・アブラヤシのプランテーションで
    就職したが、うまくいかない生活。
    大学時代にラーメン屋でバイトを
    したことがあるのがきっかけで
    大学時代の先輩に声をかけられ
    シンガポールでラーメン屋を開くことに。
    日本を離れるときに、友人が選別の
    iPodに入れてくれたラジオを聞く。

  ・リトルプリンセス二号
    ラジオシナリオを描いている主婦。
    ネットで「花ゲリラ」という活動を知り
    参加する。

  ・昔の相方
    主人公の旦那の大学時代の友人がお笑い
    コンビとして人気が爆発した。
    旦那は友人が売れないころ、金銭的な
    援助をしていたこともあるが、その
    ことをラジオで「マヌケな男」として
    笑い話にされる。

  ・We are シンセキ!
    女子高生が主人公。
    悩み相談のラジオ番組に、
    同じ高校の友だちがチアリーディグの
    クラブ内でいじめがあり、それを
    放置しておくことができないと相談する。
    しかしその相談者がいじめの首謀者。

  ・音にならないラジオ
    シナリオライターを目指す男性。
    とありシナリオコンテストで最優秀賞を
    獲得し、担当者に何作ものプロットを
    提出するが却下ばかり。
    彼女にももうそろそろ定職について、
    結婚してほしいと言われる。
    主人公はもう一度同じシナリオコンテストに
    シナリオを提出する。

  --
  小中高生の頃は、深夜番組を録音して
  よく聞いていたな。
  とんねるずのオールナイトニッポンを
  120分テープに。
  A面とB面の切り替えの時に、録音
  されていない箇所が惜しかった。
  懐かしい。

  最後の「音にならないラジオ」は
  寂しいラスト。
  ハッピーエンドにしてほしかったな。


●「サムライせんせい 1」 2014年11月
 「サムライせんせい 2」 2015年9月
   著者:黒江S介  リブレ
    
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    「サムライせんせい 1」
     ちょんまげ頭に着物で颯爽闊歩する
     ぼくらの先生は、お侍。
     なぜだか分からないけど、幕末から
     やってきたらしい?
     見慣れぬ文明に右往左往する先生は、
     町の皆さんの好奇の目に晒されて……。

     笑いあり、感動ありの侍タイムスリップ!

    「サムライせんせい 2」
     江戸時代の牢獄の中から、平成の世に
     タイムスリップ!!

     居候先で学習塾の手伝いをする
     武市半平太であったが、周囲に馴染め
     ないまま日々は過ぎてゆく……。
     そんなある日、生徒達の危機に直面!!
     半平太は不審者を倒し、無事生徒
     たちを救えるのか--?

  -----
  図書館司書さんに、返却された本で
  所蔵してる図書館に移送するので
  読まないかと勧められた本。
  「面白いか?」と聞くと、「映像化も
  されているし、今度、映画にもなる」
  と。
  その後すぐに、高知でロケがされると
  知りました。

  読んでみると面白い!
  正直歴史は苦手なので、武市半平太が
  何をした人なのか、詳しくは
  知らなかったので、勉強になります。

  3、4巻も楽しみですし、映画が高知で
  先行上映されるみたいなので、見に行きたいです。


●「田中角栄 「情」の会話術
  -相手を熱くし、人を動かす言葉の極意-」
  著者:向谷匡史  双葉社 2016年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    没後20年を超えて今なお、私たち
    の心を揺さぶる田中角栄の言葉。
    1000人を超す聴衆を一瞬で
    惹きつけ、長年の政敵ですら絡め
    取ってしまう、言葉の魔術はいかに
    して生み出されたのか?
    単なるレトリックやコミュニケーション
    術を超えた、角栄の“名言力”の肝を
    作家・向谷匡史が「情(じょう)」を
    キーワードに読み解く。
    「ウソはつくな、夢を熱く語れ」
    「相手が聞きたいことを第一声で放つ」
    「“なぜならば”の説明は回転木馬方式で」
    「ミエミエのお世辞にしない
     『誉め言葉』の鉄則」
    「挫折や失敗を自己PRに使う」
    「断る時ときはハッキリと、誠意をもって」
    「愚問をテコにして、相手を取り込む」
    「響く言葉は本気の気配りから生まれる」
    などなど、今この瞬間から使える
    「角栄流言葉の極意」が満載!
    大好評『田中角栄 相手の心をつかむ
    「人たらし」金銭哲学』に続く第二弾。

  -----
  最近、田中眞紀子さんの「父と私」を読んで、
  田中角栄さんについてもっと知りたくなり、
  手に取りました。
  人を引き付ける話し方、内容。
  勉強になります。


●「ピエロがいる街」 著者:横関大  講談社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    兜市役所の秘書課に勤務する比南子
    は困っていた。スローガンに
    「開かれた市政、会いに行ける市長」
    を掲げる宍戸市長は、時間さえ空いて
    いればどんな来客でも応対する。
    兜市は製薬会社が工場を国外移転する
    ことが決まり、かつてない財政難に
    陥っていた。市議会では大荒れが
    予想される中、今日も市民は市長に
    会いにくる。
    ところ代わって兜市の駅前。
    就職活動がうまくいかない立花稜が
    ベンチに座って悩んでいると、顔に
    白粉を塗り、真っ赤な口紅を塗っ
    たピエロに話しかけられた。
    「願いごとを一つ、言ってみろ」
    立ち去らないピエロに仕方なく
    就職したいと話すと、稜はピエロに
    雇われることになる。ピエロは毎晩
    困った市民を助けるために活動
    しており、稜はそれを手伝うが……。

    兜市が抱える難題に次々と直面する
    市長とピエロ。ピエロの正体が
    判明したとき、物語は鮮やかに反転する!

  -----
  【登場人物】
  宍戸市長  兜市の市長
  謎のピエロ 兜市をよくするために
        迷子の犬捜しや台風で帰宅できない
        キャンプの子どもらの救出、
        病院の外科医探し、殺人事件の犯人
        探しなどをする
  今西比奈子 宍戸市長の秘書
  立花稜   就職活動中の大学生
        親は部品工場を営むが製薬工場の撤退で
        経営難に。
        ピエロと一緒に行動する中で、
        救急救命士を目指すことにする。
  藤井伶奈  兜市中央病院の看護師
        医師不足で悩む
  城島    新聞記者。ピエロの指示の元、
        田沼援会長殺人事件の謎を追う。
  二本松議員 兜市議会のドン
        議員の弟は建設会社を経営。
  松本江利香 NPO法人の代表で二本松議員の
        推しで次期市長を目指す。
        弟は35年前に公園の遊具の事故で
        死亡。

  --
  最初は、怪我により一線を退いたピエロ(父)
  とその息子のちょっと寂しい描写から始まる。
  地域を点々としてピエロの細々とした収入で
  生活する親子。

  それから場面が一転し、兜市の小さな問題を
  解決していくピエロが登場。
  危機に立たされている宍戸市長とその周りの
  登場人物。
  宍戸市長の後援会長の田沼が殺害される事件も
  発生し、最後に会った宍戸市長が疑われる。
  さらに公費を使ってバリ旅行をしたという疑惑も
  発生。

  一方、謎のピエロは迷い犬を探したり、
  兜市中央病院に東京から中路という外科医を
  連れて着たり、宍戸市長の息子がキャンプに
  行ったが台風で、戻れなくなったため救出に
  向かったりと問題を解決していく。
  田沼後援会長の事件も、35年前に発生した
  公園での遊具の事故が絡んでいることを
  突きとめる。

  犯人を突きとめたとき、その犯人が宍戸市長を
  刺そうとする。そこに現れて、宍戸市長を
  助けるのは…。

  最後は、宍戸市長の息子・幸喜(こうき)が
  大人になり、兜市職員になった場面。
  父・幸蔵が心臓関係で倒れる。母・凜子が
  救急車を呼ぶ。
  そこに到着したのは稜。そして、運ばれるのは
  中央病院。そこには伶奈と中路が。

  すべてが再びつながります。

  ネタバレになりますが宍戸市長=ピエロだと
  思い込んでいました。

  私の感性にぴったりの作品。
  最後の騙された感と、面白さ、さらに涙もあり。
  ★3つです。


●「フォークロアの鍵」 著者:川瀬七緒  講談社 2017年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    羽野千夏は、民俗学の「口頭伝承」を
    研究する大学生。“消えない記憶”に
    興味を持ち、認知症グループホーム
    「風の里」を訪れた。出迎えたのは、
    「色武者」や「電波塔」などとあだ名
    される、ひと癖もふた癖もある老人たち。
    なかでも「くノ一」と呼ばれる
    老女・ルリ子は、夕方になるとホーム
    から脱走を図る強者。ほとんど会話が
    成り立たないはずの彼女が発した
    「おろんくち」という言葉に、千夏は
    妙な引っ掛かりを覚える。記憶の森に
    潜り込む千夏と相棒の大地。
    二人を待っていたものは……!

    乱歩賞作家の傑作長編・深層心理ミステリー。

  -----
  川瀬さんの得意(?)とする民俗学を
  題材にした作品。

  千夏の研究を手伝う大地という高校生も
  有名私立高校に進学したものの、
  毒母親に反発し、高校も中退してしまう
  という人物。

  最後は、監禁された小学生2人を見つけるという
  突拍子もないエンディング。
  すごい繋げ方だなぁ。


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2017.06.04

最近読んだ本一覧492

●「素敵な日本人」 著者:東野圭吾  光文社 2017年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    たとえば、毎日寝る前に一編。
    ゆっくり、読んでください。
    豊饒で多彩な短編ミステリーが、
    日常の倦怠をほぐします。
    意外性と機知に富み、四季折々の
    風物を織り込んだ、極上の九編。
    読書の愉楽を、存分にどうぞ。

    【目次】
    正月の決意/十年目のバレンタインデー/
    今夜のは一人で雛祭り/君の瞳に乾杯/
    レンタルベビー/壊れた時計/
    サファイアの奇跡/クリスマスミステリ/
    水晶の数珠

  -----
  すべて既読の作品。
  でも、エンディングを忘れていたり
  したので、読み返せてよかったです。

  ・正月の決意
    「最近読んだ本一覧270」の
    「宝石 ザ ミステリー」の「正月ミステリ」

  ・十年目のバレンタインデー
    「最近読んだ本一覧436」の
    「ザ・ベストミステリーズ2015」

  ・今夜は一人で雛祭り
    「最近読んだ本一覧386」の
    「宝石 ザ ミステリー 3」

  ・君の瞳に乾杯
    「最近読んだ本一覧415」の
    「宝石 ザ ミステリー 2014 夏」

  ・レンタルベビー
    「最近読んだ本一覧367」の
    「SF 宝石」

  ・壊れた時計
    「最近読んだ本一覧475」の
    「宝石 ザ ミステリー Red」

  ・サファイアの奇跡
    「最近読んだ本一覧448」の
    「SF 宝石 2015」

  ・クリスマスミステリ
    「最近読んだ本一覧326」の
    「宝石 ザ ミステリー 2」、
    「最近読んだ本一覧382」の
    「驚愕遊園地」

  ・水晶の数珠
    「最近読んだ本一覧456」の
    「宝石 ザ ミステリー 2016」


●「たけくらべ・山椒太夫(少年少女日本文学館1)」
  著者:樋口一葉、森鴎外、小泉八雲  講談社 1986年12月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    種々様々な少年少女の姿を描いた明治の
    文学下町の早熟な少年少女を描いた名作
    「たけくらべ」(円地文子訳),
    別れ別れになった両親をさがすけ
    なげな姉弟の物語「山椒太夫」など,
    明治の文豪の作品8編収録

  -----
  娘が「鷗外は面白くない、一葉の「たけくらべ」が
  面白い」というので、
  原文の「たけくらべ」を読み始めたのですが、
  言葉が難しくて全然頭に入ってこない。
  挫折しました。
  現代訳のこの本は、児童書でもあるので、
  言葉や時代背景の解説もあり、比較的
  頭に入ってきやすいです。

  はりゅによる概要説明が、
  「近々、女郎にならないといけない美登利と
  お坊さんにならないといけない真如の淡い恋の物語」と
  のことだったのですが、私には、正太の存在の
  ほうが大きかったです。

  森鷗外の「山椒大夫」、「高瀬舟」、「最後の一句」、
  「羽鳥千尋」、小泉八雲の「耳なし芳一のはなし」、
  「むじな」、「雪おんな」が収録されています。


●「百田百言 百田尚樹の「人生に効く」100の言葉」
  著者:百田尚樹  幻冬舎 2017年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「本当の才能は、実は努力する才能」
    「誰もが最初は素人だ」-等々、
    百田尚樹の小説は、百言名言の宝庫だ!

    『永遠の0』『海賊とよばれた男』など
    数々のベストセラーを生み出してきた
    著者が、自作小説から「人生の糧に
    なる言葉」をピックアップし解説する、
    かつてない名言集!
    ・誰にも一寸先はわからない。
     しかし、わからないからこそ生きて
     いられる(フォルトゥナの瞳)
    ・才能は金のある世界に集まるんだ
     (夢を売る男)
    ・恋の作用はたいていの場合、人を
     躁と鬱のどちらかにする(錨を上げよ)
    ・男は目でセックスしてるんだよ
     (モンスター)
    ・あの遺書が特攻隊員の本心だと思うのか
     (永遠の0)
    ・人はどう生きたかがすべてである
     (幻庵)
    ……etc.

    【目次】
    運命・人生/愛・男と女/成功・幸運/
    勝負/小説と小説家/世の中/人間・心/
    皮肉/百田尚樹の小説・全14作品紹介

  -----
  自分の小説からPickUp名言集。
  なんて自画自賛なんだ。(笑)


●「ライオン・ブルー」 著者:呉勝浩
  KADOKAWA/角川書店 2017年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    警察は交番が一番や。誰かを守るのに、
    最も近くにいてやれる。生まれ故郷で
    ある田舎町の交番に異動した澤登耀司、
    30歳。過疎化が進む町で、耀司の
    同期・長原が姿を消した。県警本部が
    捜査に全力をあげるも、長原の行方は
    分からなかった。事件に巻き込まれた
    のか。それとも自らの意志なのか。
    耀司は先輩警官・晃光の言動に不審を
    抱きながらも、長原失踪の真相を探って
    いく。やがて町のごみ屋敷が放火され、
    家主・毛利淳一郎の遺体が見つかった。
    耀司は、長原が失踪直前に毛利宅を
    訪ねていたことを掴むが……。

  -----
  どんでん返しの作品ですね。
  田舎の狭くて、硬いコミュニティの中で
  生きていかなくてはならない苦しさを
  よく表しているような気がします。

  こういうコミュニティだと、隠蔽とか
  当たり前になるのかもしれませんね。


●「居酒屋ぼったくり」 著者:秋川滝美  星雲社 2014年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    東京下町にひっそりとある、
    居酒屋「ぼったくり」。
    名に似合わずお得なその店には、
    旨い酒と美味しい料理、そして
    今時珍しい義理人情がある
    -旨いものと人々のふれあいを
    描いた短編連作小説、待望の書籍化!
    全国の銘酒情報、簡単なつまみの
    作り方も満載!

    【目次】
    暖簾の向こう側/想い出につける付箋/
    丑の日の孝行娘/汗かき職人の夏/
    拾った子猫/夏休みの過ごし方/
    ゴーヤの苦み

  -----
  父母から受け継いだ居酒屋を切り盛りする
  姉・美音(みね)と妹の馨。

  商店街など近所のなじみが立ち寄る店に
  なっています。

  突然ふらりと現れたサラリーマンの要が
  (最後まで素性が分からなかった。続編が
  あるので、段々とこれからわかっていくの
  かな?)要所要所で登場します。


  「暖簾の向こう側」は
  お酒の銘柄をぴたりと当てる物知りのシンゾウ、
  建築現場で働くトクが登場。
  トクの弟子が突然現場に現れなかった話。

  「想い出につける付箋」では人参の葉っぱが
  食べたいというOL・アキ、アキの食べっぷりを見て
  人参の葉っぱを食べる就職2年目のリョウ。

  「丑の日の孝行娘」は両親が三交代制の工場に
  勤務していて、こずかいで買ったウナギを食べさせて
  あげたいが、ウナギが高くて買えない中学生・早紀の
  話。

  「汗かき職人の夏」は大手家電量販店の工事請負会社
  でクーラーの取り付けなどの仕事をしているアキラが
  後輩・カンジの汗かきについて相談を受ける話。

  「拾った子猫」はウメさんが公園でみつけた5匹の
  小さな子猫を要の知り合いの動物病院で預かって
  もらって育ててもらうことになった話。

  「夏休みの過ごし方」は2か月に1回くらいの
  頻度で訪れる会社員のヤマさんとケンさんが、
  夏休みになると奥さんの期限が悪くなるという話を
  している。子どもらの自由研究も兼ねて、
  「居酒屋ぼったくり」のレシピで料理をすることを
  薦める。

  「ゴーヤの苦み」はウメが緑のカーテンで
  育てたゴーヤが豊作になったけど、ウメが
  苦手で店に持ち込まれた。
  リョウの後輩で沖縄出身のノリが、こちらでの
  暮らしに自身が持てなくなったが美音の沖縄
  料理で元気を出す話。

  続きが楽しみです。


●「ギフテッド」 著者:山田宗樹  幻冬舎 2014年8月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    『百年法』を超えるスリルと興奮!!
    未知との出会いが読む者の本性を炙り
    出す、胸打つ大巨編ミステリー
    25年前、アメリカ合衆国のミネアポリス
    に住む13歳の少年の体内に〈未知の臓器〉
    が見つかった。以後、同様の臓器を
    もつ子供たちの存在が、世界各地で
    確認される。

    いつしか彼らは、羨望と畏れを込めて
    「ギフテッド」と呼ばれるようになった。
    それから時が経ち、ギフテッドは新たな
    局面を迎えることとなる。
    ギフテットとは何なのか?
    そして、彼らを待ち受けていたのは……。

    理解できないものに対峙する恐怖、
    信念が根底から揺らぐ恐怖
    恐怖は伝染し、拡大し、やがて、暴走し
    始める--。
    進化なのか、異物なのか?
    全人類の存在意義を揺るがす、禁断と
    衝撃と感動のスペクタクル大長編

  -----
  小学6年生の時に、皆が受ける検査で
  「ギフテッド」かどうかは判断される。
  「ギフテッド」とは、機能性腫瘍という名で呼ばれる
  未知の臓器を持った人物のこと。

  「ギフテッド」だと分かった達川颯斗は、
  小学校で仲間はずれにされてしまい
  「ギフテッド」だけが通う学校に転校する。
  そこで出会った仲間たち。
  そして、「ギフテッド」には超能力があるので
  はないかと疑う者もいた。

  マジョリティとマイノリティの対立。
  とてもとても面白くて、ほぼ一気読みでした。
  久々に★★★の作品です。


●「ヨチヨチ父 とまどう日々」 著者:ヨシタケシンスケ
  赤ちゃんとママ社 2017年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    パパは共感。ママは落胆。
    ママっていつもイライラしてるよね?
    パパって何か蚊帳の外だよね…?
    話題の絵本作家・ヨシタケシンスケが、
    父になってわかった“トホホな真実”
    を描く、初の育児イラストエッセイ!

  -----
  父親視点で見る子育てエッセイ漫画って初めて
  のような気がします。

  とにかく面白かった。
  子どもが小さいころに是非、うちの旦那に
  読ませたかった。
  う~~ん、残念。

  ヨシタケさん、ママの気持ちがわかってすごい。


●「飛ぶ教室 第48号(2017年冬)」
  光村図書出版 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    特別編集長シリーズ第4弾!
    今回は,本誌コラム「子どもたちに
    よろしく」でもおなじみ,
    イラストレーター・長崎訓子が
    編集長です。長崎編集長が
    選んだ特集テーマは,「漫画」。
    人気漫画家の描き下ろし漫画を
    はじめ,創作秘話も飛びだした対談,
    インタビューなどなど,子どもの
    頃から漫画を愛してきた長崎編集長
    ならではの特集内容です。

  -----
  「飛ぶ教室」という雑誌とは。

  ~~出版社のサイトから引用~~
  「ドイツの児童文学者エーリッヒ・ケストナー
  の名作の名を冠した『飛ぶ教室』は,
  1981(昭和56)年に創刊しました。
  江國香織や梨木香歩といった新しい感性を
  もつ作家を数多く輩出しています。
  サブタイトル「児童文学の冒険」にある
  ように,童話だけでなく広く児童文化
  と向き合いながら,新しい児童文学の
  総合誌として冒険を続けています。」
  ~~~~~~~~~~~~~~~~

  こんな雑誌があったとは!
  ヨシタケシンスケさんのキーワードで
  引っかかったので手に取ってみました。
  いろんな作家さんの短編の漫画が読めて
  よかったです。


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