カテゴリー「書籍・雑誌」の494件の記事

2017.05.25

最近読んだ本一覧491

●「きみの隣りで」 著者:益田ミリ  幻冬舎 2016年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    いつも、そこにいるよ。
    だから、飛べ。飛ぶんだ。

    アラサーアラフォーの胸をわし掴みに
    したシリーズ累計60万突破の
    四コマ漫画「すーちゃん」から10年。
    益田ミリの新たな代表作の誕生。

    物語の主人公は、森の近くに住む早川さん。
    週末には、街で働くマユミちゃんと
    せっちゃんが遊びにやってきます。
    てくてく歩けば、毎日がきらきら。
    今日も女3人が往く。

  -----
  森の中に住む早川さん。翻訳の仕事をしていて、
  旦那さんは歯科医、小学生の太郎という息子が
  います。

  友人で独身のマユミちゃんとせっちゃんが
  週末に遊びに来ます。

  太郎の担任の女性教師も登場。
  この先生の母親が一般的に毒親。

  益田さんの作品の中で出てくるセリフって
  奥が深い。

  このシリーズの第2作なので、第1作も
  読みたいです。


●「ふつうな私のゆるゆる作家生活」 著者:益田ミリ  文藝春秋 2014年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ひょっとすると「作家」は明日
    なれちゃう職業かも?

    学校で輝いたことのない普通の
    子供だったわたしがどうやって作家に?
    作家の日常や上京した頃を綴った
    著者初の「自分マンガ」。

  -----
  私小説ならぬ、私漫画。
  益田さんの画風がそのまま御本人の
  雰囲気なような気がします。


●「たゆたいエマノン」 著者:梶尾真治  徳間書店 2017年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    地球に生命が誕生して以来、
    原初からの記憶を全て持つ美少女エマノン。
    彼女は、内線で混乱するアフリカや
    厳冬の北海道など、様々な土地を旅する。
    それは、地球に住む生命の進化を見守る
    役目を担わされたためなのか?
    そして、彼女とは違った役目を背負い、
    様々な時代を跳びながらエマノンと
    出会う美少女ヒカリ。
    彼女たちの邂逅は、人類、そして生命に
    どんな未来をもたらすのか?
    人気シリーズ最新作!

    【目次】
    たゆたいライトニング/
    ともなりブリザード/
    ひとひらスヴニール/
    さよならモイーズ/
    けやけしドリームタイム

  -----
  今回のエマノンは話がちょっと
  難しかったな。
  特に、三十数億年という時の中を
  跳び続ける少女ヒカリと生物の記憶を
  守り続けるエマノンの関係が
  難しかったです。

  「たゆたいライトニング」はヒカリと
  エマノンの話。

  「ともなりブリザード」は、
  北海道の離島に医師として赴任した
  婚約者の元に、嫁いでいく女性の話。

  「ひとひらスヴニール」は母が病気になり、
  父の仕事や母の看病の関係で、祖父母の家に
  預けられた小学生の男の子。
  エマノンに出会い、20年後に会おうという
  約束をする。

  「さよならモイーズ」はアフリカの
  新薬開発センターを舞台に生物を守ろうと
  する話。
  私は分かり辛かった。

  「けやけしドリームタイム」は、
  一人の男の子が夢に登場する女性の
  スケッチを書いたことから
  男子高校生の4人の夢に全く同じ
  女性が登場するが判明。
  そして、その女性・エマノンが
  実際に学校に登場する。


  この話の中で「ジス・マン」が登場。
  夢の中に繰り返し登場する男でこの男の
  モンタージュを作ったら、全世界から
  反応があったという。
  都市伝説化していて、超能力者が夢の中に
  入り込んでいるという説や、モンタージュを
  見て、自分も夢の中で会ったような気になって
  いるという説、イタリアの広告代理店が
  デマの伝播速度を調べるために流した嘘という
  説もある。
  先日、はりゅから「ジス・マン」の画像を
  見せられたばかりだったので、
  「あー、この男の話か。」と。


●「回帰 警視庁強行班係・樋口顕」 著者:今野敏  幻冬舎 2017年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    四谷にある大学の門近くで自動車の
    爆発事故が起こった。死者と怪我人を
    出したこの爆発は、やがて「爆弾」に
    よるものだったことが判明する。
    宗教テロが疑われる中、軽視庁刑事部
    捜査一課の樋口顕は情報収集に動き
    出すが、上司である天童隆一管理官から
    「かつての部下、因幡が『テロを
    防ぎたい』という電話をかけてきた」と
    打ち明けられる。国際テロ組織に入った
    との噂がある因幡からの電話は、今回の
    爆発と関連しているのか?そんな最中、
    樋口の娘・照美がバックパッキングで
    海外に行きたいという。公安が乗り出す
    大がかりな捜査と家庭の間で奮闘しな
    がら刑事は何を思うのか-。
    『隠蔽捜査』と並ぶ警察小説シリーズ、
    待望の最新作。

  -----
  樋口シリーズは初めて読みました。
  今野さんのシリーズもののうち、新しいものに
  手を付けると、全部読まないと気が済まなくなる
  り、全部読むにはまたかなり時間かかると
  思うと手を付けるのは、読むものがなくなって
  からにしようとういう気が働いてしまっていました。

  樋口シリーズの新刊だとは知らず、
  手に取り、折角だからと読み始めました。

  このご時世にマッチしたテロの話でした。

  樋口シリーズも読んでみようっと。


●「午前三時のサヨナラ・ゲーム」 著者:深水黎一郎  出版社 2017年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    人生の中でふと湧き上がる、「野球」
    の記憶から切り出した9つの物語は、
    「人間」の人生そのもの。
    「何かに夢中になる」というのは人の
    性であり、業であり。それらを鋭く
    エンタメにまとめこんだ、感動、爆笑、
    号泣必至の万華鏡のような球情小説!
    本格ミステリの名手・深水黎一郎の
    新境地をご堪能あれ。
    作品それぞれに仕掛けられた深水
    マジックも必読の傑作連作短編集。

    【目次】
    午前三時のサヨナラ・ゲーム/野球嫌い/
    ゆく河の流れは絶えずして、しかも/
    もうひとつの10・8/
    もうひとつの10・19/
    生涯徒爾一野球観戦居士/
    言い訳だらけのスタジアム/
    ジェイムス・ジョイスを読んだ元中継ぎエース/
    地球連邦大学紀要No.一二八三八

  -----
  野球にあまり興味がない人は
  面白くないのかな。
  球団名はもちろん、ルールも
  そこそこ知っているので、かなり
  楽しませてもらいました。
  本を読みながら、久々に笑いました。

  「野球ファンの習性」が的確に
  表現されていています。


●「所轄-警察アンソロジー」 著者:薬丸岳ほか  角川春樹事務所 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    東池袋署管内で発見された女性の
    白骨死体。娘が逮捕されたが…(「黄昏」)。
    警視庁から沖縄県警に移動した与座哲郎は、
    県人との対応に戸惑いもあり…
    (「ストレンジャー」)。
    佐方貞人検事は、米崎西署で逮捕した
    覚醒剤所持事件に疑問を持ち始め-
    (「恨みを刻む」)。
    西成署管内で、ネットに投稿されたビデオ
    クリップのDJが病院に担ぎ込まれ…
    (「オレキバ」)。
    臨海署管内で強盗致傷事件が発生。
    昔の事件とリンクして-(「みぎわ」)。
    沖縄、大阪、東京など各所轄を舞台に
    した傑作警察小説アンソロジー。

    【目次】
    黄昏(薬丸岳)/ストレンジャー(渡辺裕之)/
    恨みを刻む(柚月裕子)/オレキバ(呉勝浩)/
    みぎわ(今野敏)

  -----
  アンソロジーを読んでいると、
  既読のものも多いのですが、
  今回は初読みのものばかりでした。


  ・黄昏(薬丸岳)
    夏目シリーズ。
    80歳代と40歳代の親娘が住むアパートで
    母の白骨化した遺体が発見される。
    娘は4年近くも母の遺体と過ごしてきたという。
    娘は新しい勤務先の近いという理由で
    このアパートに引っ越してきたようだが、
    実は違う理由があったことに夏目は気付く。


  ・ストレンジャー(渡辺裕之)
    中国語が堪能ということで
    沖縄県警外国人対策課に勤務する与座哲郎。
    アパートの一室で中国人の男が殺される。
    一緒に住んでいた女も中国人で、
    隣人との間にトラブルを抱えていたという。


  ・恨みを刻む(柚月裕子)
    検事・佐方貞人シリーズ。
    「心を掬う」や「最後の証人」に登場していました。

    とある旅館の従業員が覚醒剤の所持と使用で
    逮捕される。逮捕のきっかけになったのは、
    犯人の幼馴染で、スナックを経営している女性の
    証言。本人を立ちなおさせるためだという。
    しかし、証言と犯人の行動の日に食い違いが
    生じている。


  ・オレキバ(呉勝浩)
   「ロスト」に登場した競艇好きの鍋島道夫巡査部長が
   登場。
   鍋島さんはシリーズ化されるのか!?
   とあるDJをストリートで撮影した動画が
   ネットにUPされる。
   そのDJが殴打されて、病院に担ぎ込まれる。


  ・みぎわ(今野敏)
    強行班・安積班シリーズ。
    湾岸署に勤務する安積。
    管内で、強盗致傷事件が発生し、
    男が被害を受ける。
    事件が起こったベイエリアは、様々な
    施設があり、一人でいくような場所では
    ないのに、同行者がいない。

    犯人の目星はつき、アパートまで突き止めたが
    安積は過去、自分が担当した事件の記憶と
    リンクし、アパートに即踏み込むことを
    辞め、犯人がアパートから出てくるのを待つ。


●「犬川柳 シバイズム」 編者:Shi-Ba編集部  辰巳出版 2015年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    写真と川柳を組み合わせて、
    犬や猫、そして飼い主のホンネを
    自由に表現した人気シリーズ最新刊。
    その他、くすっと笑えて時には
    キュンと、たまにはしんみりと、
    犬や猫と飼い主さんの「あるある」
    がぎゅっと詰まった一冊です。

  -----
  犬の気持ちを表した川柳。
  (575になってるだけだけど。)
  猫より犬の方が好きだけど、こういうのって
  やっぱり猫の方が楽しそう。


●「仮名手本忠臣蔵 実話をもとにした、史上最強のさむらい活劇
 (ストーリーで楽しむ日本の古典)」
  著者:石崎洋司 絵:陸原一樹  岩崎書店 2017年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    殿中でござる!ご存知赤穂浪士の討ち入り!
    江戸時代に本当にあった事件を室町時代に
    舞台をうつし、歌舞伎や文楽で演じられる。
    討ち入りまでの流れをとてもスムーズに
    落語家の語りを生かして伝えている。

  -----
  「仮名手本忠臣蔵」は江戸時代に歌舞伎として
  演じるのに、実話で演じると幕府から差し止め
  られる可能性があるので、室町時代の設定で
  登場人物も変えて演じたということは、
  何かのラジオ番組で聞いて知っていたのですが、
  具体的な人物設定は分かっていませんでした。

  また、なぜ「仮名手本」とつくのかも、理解できて
  おらず…。(ひらがなで書かれていると
  思っていたが、かなの文字数と四十七士を
  掛けていたのですね。)

  作者が「黒魔女さんが通る!」を書いた石崎洋司さんで、
  面白いし、児童書なので、もちろん読みやすい。

  舞台は江戸城殿中ではなく鎌倉の鶴岡八幡宮

  吉良上野介=高師直(こうもろのう) 足利家の執事
  浅野内匠頭=塩谷判官高定(えんやはんかんたかさだ)
  大石内蔵助=大星由良之助

  最後、高師邸に由良之助が討ち入り、隣人に説明を
  するシーンでは、自分が小学生の頃に見た、
  里見浩太朗が大石内蔵助を演じた年末時代劇の
  1シーンが思いだされ、涙してしまいそうに
  なりました。

  里見浩太朗の「忠臣蔵」がみたいなぁ。


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2017.05.12

最近読んだ本一覧490

●「舞姫・山椒大夫-最後の一句、高瀬舟、阿部一族」
 著者:森鴎外  旺文社 1997年4月
    

  -----
  【目次】
   山椒大夫/最後の一句/高瀬舟/
   阿部一族/舞姫

  「舞姫」は高校の時に教科書にあったので、
  読んだことがありましたが、それ以外は
  読んだことがありませんでした。

  有名どころの「山椒大夫」と「高瀬舟」を
  読みました。
  「高瀬舟」は安楽死の話で、現在の問題としても
  ありえる内容。
  昔にもあったのですね。


●「か「」く「」し「」ご「」と「」
 著者:住野よる  新潮社 2017年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    きっと誰もが持っている、自分だけの
    「かくしごと」。みんなには隠している、
    ちょっとだけ特別なちから。
    別になんの役にも立たないけれど、
    そのせいで最近、君のことが気になって
    仕方ないんだ--。
    クラスメイト5人の「かくしごと」が
    照らし出す、お互いへのもどかしい想い。
    ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の
    著者が贈る、眩しくて時に切ない、
    共感度No.1の青春小説!

  -----
  相手の頭の上に、「!」、「、、、」などの
  記号が見えたり、
  矢印が見えたり、
  左右に揺れたり、クルクル回るバーが見えたり、
  ハートやスペードなどの記号が見えたりする
  お互いに仲の良い高校生5人の話。

  高校生ならではの甘酸っぱい恋心や進路の問題
  などもでてくるさわやかなお話でした。


●「血縁」 著者:長岡弘樹  集英社 2017年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    誰かに思われることで起きてしまう
    犯罪。誰かを思うことで救える罪。
    親しい人を思う感情にこそ、
    犯罪の“盲点”はある。七つの
    短編を通して、人生の機微を穿つ、
    ミステリの新機軸。

    【目次】
    文字盤/苦いカクテル/オンブタイ/
    血縁/ラストストロー/32-2/
    黄色い風船

  -----
  長岡さんならではの鋭い視点の短編集でした。
  読みやすいのであっという間に読んでしまいました。

  ・文字盤
   「最近読んだ本一覧417」の
   「現場に臨め 日本ベストミステリー選集」で
   「文字板」として既読。

  ・苦いカクテル
    父の介護をしている姉妹。
    姉が父を楽にしてあげようと、
    副作用が強い薬を投与して死亡させる。
    その弁護をする弁護士の妹。
    姉は父に何錠の薬を投与したか
    憶えていないと証言していた。
    裁判での、妹の最終弁論は?

  ・オンブタイ
    懇親会の帰りに部下に来るまでの送迎を
    頼んだ建設会社の幹部社員。
    スピードを出させた上に、携帯電話に
    TELがかかって来たのに出させた。
    本人は、後部座席からハンドルを操作
    していた。
    そこに、部下の母と兄が散歩に出てきたのに
    遭遇。
    ハンドル操作を誤って、部下を死なせて
    しまい、本人は盲目となった。
    その男に、市からヘルパーがやってきた。

  ・血縁
    小学生の頃に、姉から万引きの協力などを
    させられた妹。
    早く、高校を卒業して、姉から離れたかったが
    取りあえず、姉が高校卒業後、家を出ていく
    ことになった。姉を駅まで送りに行った際、
    妹は誰から背中を押され、車に引かれそうになる。

  ・ラストストロー
    「ラストストロー」=「最後の藁」(一線を
    踏み越えさせる最後のダメ出し)

    とある死刑の際に3ボタンを押した3人の
    刑務官。
    それから死刑執行の日には毎月集まって
    近況を話ながら飲むようになった。
    100回目の今日。一人がやってこない。

  ・32-2
    アパレル会社の社長の母と一緒に住む。
    双子の姉夫婦と妹。
    母親の言うことは絶対という生活。
    ある日、いつものように4人でゴルフに
    出かける事になるが、行き道に母親が
    事故にあって亡くなる。

  ・黄色い風船
    老夫婦強盗殺人事件で死刑が確定していた
    死刑囚。
    刑務官が買う犬が癌患者の匂いが分かる
    という能力を持っていて、そのことが
    きっかけで死刑囚が癌ではないかと疑う
    刑務官。しかし、死刑囚を診断して医師は
    見逃した。
    その医師に疑問をもった刑務官は…?


●「彼女の色に届くまで」 著者:似鳥鶏  KADOKAWA 2017年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    『彼女は、天才画家にして名探偵。』
    彼女に出会ったその日から、僕の
    人生は変わった。絵画で謎を解き
    明かしながら僕は知る、その喜びと
    苦しみを。画廊の息子で幼い頃から
    画家を目指している緑川礼(僕)は、
    期待外れな高校生活を送っていた。
    友人は筋肉マニアの変わり者一人。
    美術展の公募にも落選続きで、
    画家としての一歩も踏み出せず、
    冴えない毎日だった。だが高校生活も
    半ばを過ぎた頃、僕は学校の絵画
    損壊事件の犯人にされそうになる。
    その窮地を救ってくれたのは、
    無口で謎めいた同学年の美少女、
    千坂桜だった。千坂は有名絵画を
    ヒントに事件の真相を解き明かし、
    それから僕の日々は一変する。
    僕は高校・芸大・社会人と、天才的な
    美術センスを持つ千坂と共に、絵画に
    まつわる事件に巻き込まれていく
    ことになり……。
    ルネ・マグリット『光の帝国』、
    ジャクソン・ポロック『カット・アウト』、
    パウル・クレー『グラス・ファサード』
    など有名絵画が多数登場!
    (カラー口絵付き)
    絵画をヒントに、美術にまつわる事件の
    謎を解け。「才能」をめぐる、
    ほろ苦く切ない青春×アートミステリ!

  -----
  ちょっと、変わった感じの千坂桜。

  主人公の僕が、千坂に出会った高校時代から
  親の画廊を継ぎ、千坂をプロデュースするまでの
  間で起こった
  絵が壊されたり盗まれたりした事件の原因を
  絵画をヒントに千坂が解くちょっとした
  ミステリー。

  マジメな似鳥さんの作品です。


●「密告はうたう」 著者:伊兼源太郎  実業之日本社 2017年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    人事一課監察係の佐良が命じられ
    たのは、元同僚・皆口菜子の監察
    だった-緻密な伏線と人間ドラマが
    胸を打つ!静かで熱い警察小説。

  -----
  警察官自体に不正などがないか、
  監察を行う部署・人事一課監察係。
  元同僚である皆口が、
  免許証データを不正に流出させている
  というタレコミがあり、皆口を
  観察することになった佐良。

  かつて、皆口の婚約者であった斎藤を
  死なせてしまった事件も関係して、
  警察の監察業務の奥深さと、
  警察にはびこる闇を描いています。


●「絶唱」 著者:湊かなえ  新潮社 2015年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    心を取り戻すために、約束を果たす
    ために、逃げ出すために。忘れられ
    ないあの日のために。
    別れを受け止めるために。
    「死」に打ちのめされた彼女たちが
    秘密を抱えたまま辿りついた場所は、
    太平洋に浮かぶ島-。
    喪失と再生。これは、人生の物語。

    【目次】
    楽園/約束/太陽/絶唱

  -----
  「約束」は「最近読んだ本一覧255」-
  「小説新潮 2011年05月号」-
  Story Seller 2011
  (のちに、「最近読んだ本一覧394」-
  「Story Seller annex」で
  文庫化)で既読

  「楽園」も読んだことがあるような気も
  するのですが…。

  神戸淡路大震災をテーマにして、トンガを舞台に
  した連作短編集。

  トンガの人が、名前や職業に合わせて、
  父親の名前を尋ねるのが一般的という話が
  ともて印象に残っています。(父親は
  有名ではなくて、極々普通の人でも聞かれる。)


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2017.04.29

最近読んだ本一覧489

●「続・僕の姉ちゃん」 著者:益田ミリ  マガジンハウス 2015年11月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    アラサーOLの姉と新米サラリーマンの弟。
    ふたり暮らしの部屋でかわされる姉弟の
    会話を描いた、雑誌『anan』の
    人気連載が単行本に!恋や人生に対する
    姉・ちはるのぶっちゃけトークには共感、
    弟・順平のおぼこい(?)反応に
    胸キュン。クスッとふむふむが共存する
    会話コミック。2011年描き下ろしで
    出版された『僕の姉ちゃん』
    (同じくマガジンハウス刊)から、
    価格は据え置きで大増ページ!
    単行本版描き下ろしページもあります!

  -----
  「僕の姉ちゃん」から比べると姉の洞察が
  さらに鋭くなった感じがします。
  ホントに仲の良い姉弟です。


●「ウィンター・ホリデー」 著者:坂木司  文藝春秋 2012年1月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    元ヤン&ホスト→宅配便ドライバーの父+
    しっかり者の小学生の息子一人から二人、
    そして仲間と……
    大人気「ホリデー」シリーズ第二弾!

    元ヤンキーで元ホストの大和と突然現れた
    しっかり者の息子・進のひと夏の絆を
    描いた『ワーキング・ホリデー』、
    その待望の続編!
    冬休みに進がやって来るのを心待ちに
    しつつ、自分の知らぬ間に女手一つで
    頑張っていた元恋人で進の母親・由希子
    のことが気にかかって仕方ない大和。
    しかし、クリスマス、お正月、バレン
    タインとイベント盛り沢山の
    この季節は、トラブルも続出で……。

    そんな季節を舞台に、大好きな人と
    一緒に過ごせる幸せに改めて気づか
    せてくれる、6編の物語が収められて
    います。

  -----
  クリスマスプレゼントやお歳暮と、
  宅配業者さんが一番忙しい時期。
  気分が萎えそうな気もするが、
  でも、離れて暮らしている息子に合える
  大和が生き生きと描かれていると
  思います。

  ネットショッピングによって、宅配量が
  爆発的に増え、ヤマト運輸さんの大変さが
  ニュースになるこのご時世。
  宅配業さんには頭が下がります。


●「バガージマヌパナス」 著者:池上永一  新潮社 1994年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    第6回日本ファンタジーノベル大賞
    大賞受賞作。なまけ者、でも誰より
    も島を愛する元気な美少女綾乃が
    神様のお告げを受け、ユタになる
    までをユーモアあふれる文章に描き、
    明朗闊達な快作と絶賛された、
    新しい沖縄物語。

  -----
  「カフーを待ちわびて」でユタの話を
  知っていたので、まだ理解ができましたが
  島国の方言で書かれているので、会話文を
  読むのに時間がかかりました。
  綾乃の自由奔放な生き方に憧れるよりも
  どちらかというと呆れるくらいです。
  でも、沖縄の島の自然と島時間で暮らすのは
  ちょっと憧れます。


●「亡者たちの切り札」 著者:藤田宜永  祥伝社 2016年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    誰もが踊り狂ったバブルの果て、
    友はなぜその手を汚した?
    闇を追って、名車マスタングが唸りを
    上げる--
    止まれって?そりゃ無理だろ。
    拉致、殺人、不正融資、政界の闇…、
    ハードボイルドの旗手が放つ渾身の
    犯罪サスペンス!

    戦後文学となった犯罪小説
    (ハードボイルド)の到達点!
    バブル崩壊で巨額の借金を背負い
    自動車修理工場で働く氏家豊は、
    67年型マスタングで東京を
    流していた夜、何者かに拉致された
    旧友五十嵐の娘香織を救う。
    数日後、自らも凶漢に襲われた
    氏家が事情を糺すと、五十嵐は
    勤務先の銀行で不正融資を
    強いられたと告げ、姿を消した。
    赤坂の料亭女将でマスタングの
    持ち主、澄子にまで不審な影が
    近づいたことで、氏家は事態の
    背後を洗い始める。直後、借金を
    肩代わりしてくれた恩人富沢が
    殺され、さらに富沢と五十嵐の
    接点が浮上。その上、なぜか
    銀行不正に関わる口座が氏家の
    亡父名義で作られていた--。
    宴が残した闇の中を、事件の
    真相を追う氏家がノンストップで
    疾走する!

  -----
  普通の中年がここまで調べられて、
  謎に迫れることがすごいと思います。
  (やはり小説。)
  探偵・竹花シリーズとかぶります。


●「小泉今日子書評集」 著者:小泉今日子  中央公論新社 2016年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    2005年~2014年『読売新聞』
    書評欄、10年間に小泉今日子が
    読んで書いたおすすめの97冊。

  -----
  キョンキョンは若いころからよく本を
  読んでいたそう。
  本を読んでいれば、話しかけられることが
  少なくなるからだという。
  わかる気がするわ。

  97冊のうち、私が読んだ本は8冊。
  「プーさんの鼻」、「鹿男あをによし」、
  「悼む人」、「桐島、部活やめるってよ」、
  「小さいおうち」、「平成猿蟹合戦」、
  「望月青果店」、「骨を彩る」
  キョンキョンが読む本のジャンルの広さに
  驚かされます。

  辻村深月さんの「ロードムービー」は
  最後に「えっ?」と驚くことがあるみたい。
  是非読んでみたいです。


●「鮪立の海」 著者:熊谷達也  文藝春秋 2017年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    宮城県北、三陸海岸の入江にたたずむ町
    「仙河海」(せんがうみ)。
    のちに遠洋マグロ漁業で栄えるこの地で、
    大正十四年に生まれた菊田守一は、
    「名船頭」として名を馳せた祖父や父の
    ようになることを夢みていた。
    いつか自分の船で太平洋の大海原に
    乗り出してカツオの群を追いかけたい-。
    米軍の艦上戦闘機グラマンとの戦い、
    敗戦からの復興…。
    著者ライフワーク「仙河海」サーガの
    最新作。三陸の海辺には、どんな日常が
    あったのか-。

  -----
  主人公は守一という次男坊で末っ子。
  父・惣吉は漁船の船頭で、兄・惣一の乗る船に
  乗るようになる。

  太平洋戦争で特設監視艇となった守一の
  乗る船はグラマン機の攻撃を受け、
  惣一は、亡くなってしまう。
  家督を継ぐことになった守一は
  農家の一人娘を好きになったが、
  婿にいなかねればならないこと、
  そして農家にならなくてはならないことが
  守一のためにならないのではないかと
  相手の父に説得されて断念。

  闇市の仕事をしている仙台からきた
  征治郎と、お互いの夢(征治郎は魚、野菜などを
  扱う問屋、守一は船頭になること)を目指し
  切磋琢磨する。
  (征治郎は「浜の甚兵衛」の仙台で
  小料理屋を持たせた妾の息子)

  その後、惣吉のが陸に上がってらか勤め始めた
  鉄工所の社長の娘との見合いを持ち出され、
  あってみると、守一と征治郎が行った寿司屋の
  店員・清子で、清子の方は守一に好意を
  持っていた。
  伴侶も得て、船も得て、船頭となって
  海に出ていく守一であった。
  最後は船の上で、子供が生まれたという無線の
  メモを見たところのシーンで終わるという
  綺麗な終わりでした。

  「浜の甚兵衛」とつながっているところも
  うれしいです。


●「声の網」 著者:星新一  KADOKAWA 2006年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    電話に聞けば、完璧な商品説明に
    セールストーク、お金の払い込みに
    秘密の相談、ジュークボックスに
    診療サービス、なんでもできる。
    便利な便利な電話網。ある日、
    メロン・マンション一階の民芸品店に
    電話があった。「お知らせする。
    まもなく、そちらの店に強盗が入る…」
    そしてそのとおりに、強盗は訪れた!
    12の物語で明かされる電話の秘密とは。

    【目次】
    夜の事件/おしゃべり/家庭/
    ノアの子孫たち/亡霊/ある願望/
    重要な仕事/反射/反抗者たち/
    ある一日/ある仮定/四季の終り

  -----
  12話が1月から12月の設定で
  書かれています。

  初出は1970年。
  Wikiによると
  『電話線を経由する情報(血圧や体温なども感知する)
  をコンピュータに管理させている。コンピュータは
  いたるところに設置され、すべてネットワークで
  つながっている。人間たちは好きな時に好きな
  場所で必要な情報を取り出している
  (インターネットの普及、ユビキタス社会の実現)』
  という点が未来を予見しているかのようであると
  記載されています。

  まさにその通りで、電話網の普及によるコンピュータの
  ネットワーク化はドンピシャです。
  さらにはコンピュータ自身が情報を
  解析し、人間を操ろうとしている世界が描かれています。
  今から、47年も前にこんな作品を書いているとは

  星新一さんは本当にすごいです。
  そのうち「きまぐれロボット」も本当にできるかも
  しれないですね。


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2017.04.14

最近読んだ本一覧488

●「僕の姉ちゃん」 著者:益田ミリ  マガジンハウス 2011年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    社会人1年生の弟と、三十路過ぎの
    ベテランOLの姉。ひょんなこと
    から始まったふたり暮らし。
    素直でおっとりとした弟と、
    しっかりもので頭の回転の早い姉。
    性別も性格も違うふたりは、
    仕事を終え帰宅した部屋で、
    今夜も会話を始めます。
    恋、仕事、人間関係、生活全般……。
    会話のテーマは、さまざまですが、
    その内容は姉弟だからこその
    率直さに満ちており、女性には
    大いなる共感を、男性には
    大いなる驚き(?)を与えること
    うけあいです。特に姉ちゃんが
    繰り出す、ぶっちゃけトークは一見、
    意地悪だったり、非論理的な
    意見のようにみえますが、よーく
    咀嚼してみると、実はしごく
    まっとうな“ぶれない視点”に
    立っており、単なる共感に
    とどまらない新しい視座を
    私たちに与えてくれます。
    笑いながら共感、繰り返し読むほどに
    滋味深い……。
    著者の新境地コミック、
    是非、ご一読ください!

  -----
  姉と弟のぶっちゃけトーク。
  同じ親をもつ姉弟でも、男と女の
  考え方はやっぱり違うものというのを
  感じることができます。
  私も弟から見たら、こんな姉だったん
  だろうかなぁ。

●「今日も怒ってしまいました」 著者:益田ミリ  文藝春秋 2009年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    女の怒りもいろいろある。
    大阪から上京して文化の違いに驚いた
    「戸惑い怒り」。家族のボケを
    あかるく嘆く「つっこみ怒り」。
    愛するペットに対するひどい仕打ち
    に涙する「本気怒り」まで…。
    それでも怒りはためこまず、
    笑い飛ばしましょう!怒って
    笑って、最後はスッキリ。
    ストレス解消型エッセイ&
    4コママンガ。

  -----
  益田ミリさん自身をロバで表現した
  コミックエッセイ。
  人間、ちょっとしたことでもイラついたり
  怒ったりするもんですわ。


●「不発弾」 著者:相場英雄  新潮社 2017年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    大手電機企業・三田電機が発表した
    巨額の「不適切会計」。
    警視庁捜査二課の小堀秀明は、
    事件の背後に一人の金融コンサル
    タントの存在を掴む。男の名は、
    古賀遼。バブル直前に証券会社に
    入社し、激動の金融業界を生き
    延びた古賀が仕込んだ「不発弾」は、
    予想をはるかに超える規模で
    この国を蝕んでいたー!
    リストラ、給与カット、超過労働…
    大企業のマネー・ゲームのツケで
    個人が犠牲になる、そんなことは
    絶対に許さない。
    若き警察キャリアが、いま立ち上がる!

  -----
  内容的には難しかったですが、
  (金融商品の裏側的なカラクリはよくわからない。)
  ストーリーは楽しめました。

  主人公は福岡県大牟田市出身の古賀良樹(のちに遼と
  名乗る。)。飛ばし屋とか呼ばれている。
  企業の運用損を浄化させるような金融商品を
  紹介するというコンサルをしている。
  日本のトップ企業の財務担当とつながりを持ち、
  最終的には内閣総理大臣ともつながっている。
  古賀の不正を暴こうとするのが、捜査二課
  第三知能犯捜査係の小堀秀明管理官。
  証拠などをつかみ、もう少しのところまで
  古賀を追い詰めるが、古賀はびくともせず、
  小堀は別の部署に転勤&昇格する。
  裏で大きな力が働いたのだった…。


●「たべてあげる」 著者:ふくべあきひろ 絵:おおのこうへい
  教育画劇 2011年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    スキキライしてる子だーれだ?
    ごはんを残さなくなる絵本。

  -----
  好き嫌いが激しいりょうたくん。
  「ピーマン いやだ」
  すると小さなりょうたくんが現れ、
  「たべてあげる」と。
  小さなりょうたくんは、りょうたくんの
  嫌いなものをドンドン食べてくれます。
  そのうち、りょうたくんが嫌いでないもの
  まで食べ、小さなりょうたくはどんどん
  大きくなっていきます。
  それを見たりょうたくんは、
  「こんなのいやだ!りょうたいただ!」と
  叫びます。すると…。

  ネットで「ホラーだ!」と話題になっていた
  絵本。

  確かに怖い。これを見ると好き嫌いを
  しなくなりそうな気がします。


●「ノスタルジー1972」 著者:重松清、中島京子ほか
  講談社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    あの頃の未来は、どんなだった?
    現在の根っこはここにある。
    近くて遠い、日本の原風景を
    描いた、豪華執筆陣による6つの
    物語。

    【目次】
    川端康成が死んだ日(中島京子)/
    永遠!チェンジ・ザ・ワールド(早見和真)/
    空中楼閣(朝倉かすみ)/
    あるタブー(堂場瞬一)/
    あの年の秋(重松清)/
    新宿薔薇戦争(皆川博子)

  -----
  ・川端康成が死んだ日
    父が単身赴任で海外生活をしている間、
    母と兄と主人公の女の子は気楽に生活を
    していたが、父が帰国してから父の厳しさが
    嫌になったのか、家を出て行った母。
    そして、川端康成がガス自殺を図った日に
    川端康成に声をかけらる。

  ・永遠!チェンジ・ザ・ワールド(早見和真)
    沖縄返還を題材にした作品。

  ・空中楼閣(朝倉かすみ)
    札幌オリンピックを題材にした作品。

  ・あるタブー(堂場瞬一)
    夫のある女性弁護士がホテルで殺される。
    夫も弁護士であるが、女は男をとっかえひっかえ
    していたらしい。
    この事件を追う記者。彼は警察官である
    彼女より、容疑者の名前を聞く。
    彼女との関係を壊して、スクープ記事を書くか、
    記事はあきらめるか…。

  ・あの年の秋(重松清)
    家族の物語。
    祖母が『恍惚の人』になってしまったようで
    叔父の家から一時的にやってきた祖母。
    家族で植えの動物園へパンダを見に行ったり。

  ・新宿薔薇戦争(皆川博子)
    児童書向けの作品を手掛ける主人公の
    作家が江戸川乱歩賞に応募するように
    出版社から依頼される。

  --
  1972年。
  1月  グアム島にて横田庄一さん発見
  2月  札幌オリンピック開催
      連合赤軍浅間山荘事件
  3月  モスバーガー1号店オープン
  4月  外務省機密漏洩事件
  5月  沖縄返還
  6月  日本列島改造論発表
  7月  第1次田中角栄内閣発足
  9月  日中国交正常化
  10月 上野動物園にパンダの
      カンカン、ランラン来園
  12月 アポロ計画終了

  あと、テルアビブ空港乱射事件も
  この年。
  私が生まれる少し前だけど、激動の
  時期だったことがうかがえます。


●「奈緒と私の楽園」 著者:藤田宜永  文藝春秋 2017年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    50歳の音楽プロデューサー、
    塩原達也のもとを突然訪ねてきた
    29歳の川原奈緒。セックスは
    苦手と言いながら、年上の俳優と
    不倫経験があり、男友達と二人で
    旅行にも出かけてしまう。
    理解できない奈緒の言動に達也は
    心を奪われるが、それは禁断の
    世界の入り口に過ぎなかった…。
    全裸で絵本を読み聞かせ子守唄を
    歌う不思議な女。禁断のプレイ
    にはまった男を待つのは天国か、
    地獄か。あなたを子供に戻して
    あげたい。男が絶対に認めたく
    ない欲望を直視した衝撃作。

  -----
  離婚歴のある塩原。妻とは友達のように
  今でも仲良くし、悩みも相談できる仲で
  ある。
  ある日、奈緒という女性が、塩原の描いた
  25年前。手記(知人に頼まれて書いた
  主人公が主婦の創作モノ)の主人公が、
  奈緒が幼いころに家出をした奈緒の母に
  そっくりで、母を探す手がかりを
  探しているという。

  手記に登場する画家が塩原の父で不倫相手
  が奈緒の母だという。

  母が画家と出会ったという喫茶店を
  探して話を聞いたりするうちに、奈緒の
  ことが気になる出す塩原。
  そして深い関係になるが…。


●「ガーディアン」 著者:薬丸岳  講談社 2017年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    匿名生徒による自警団「ガーディアン」
    が治安を守る中学校に赴任した秋葉は、
    問題が少なく安堵する。
    ガーディアンのメンバーは、
    問題のある生徒らに「制裁」を
    行っていた。相次ぐ長期欠席を
    怪しんだ秋葉が生徒の身を案じるが、
    同僚は激務に疲弊し事なかれ主義だ。
    秋葉が学校の秘密に気づくと、
    少年少女は一変し、天国から地獄に
    叩き落とされる。大人と子供の
    思惑が幾重にも交差し--
    薬丸岳史上最大級の衝撃があなたの
    胸を打つ!

  -----
  生徒で結成された自衛団「ガーディアン」。
  学校のほとんどの子が参加しており、
  一部の生徒で運営されているという。
  ガーディアンができてから、いじめなどの
  問題はなくなったが、不登校の者が増えた。
  問題があれば教師まで陥れるという。

  新任教師の秋葉はガーディアンが結成される
  もととなった出来事(小児癌にかかった
  女生徒が帽子をかぶって登校し、問題児が
  その帽子を取ってからかった)にも近づく。

  自衛団自体が教師にばれずにこんな高度な
  活動ができるのかどうかが疑問ではあるが、
  なかなか面白いストーリーでした。
  はりゅが中学生になったので、いじめなど
  心配な気持ちが強いので、余計にのめり込めたの
  かもしれません。


●「物語のおわり」 著者:湊かなえ  朝日新聞出版 2014年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    様々な人生の岐路に立たされた
    人々が北海道へひとり旅をする。
    そこで手渡されたのはひとつの
    紙の束。それは、「空の彼方」と
    いう結末の書かれていない
    物語だった。いったい、誰が何の
    ために書いたのか。
    物語を受け取った人々は、その結末に
    思いを巡らせるが……。

  -----
  「空の彼方」という終わりが
  書かれていない物語。
  パン屋の中学生の娘・絵美が高校生の
  ハムさん(佐伯公一郎)を好きになり、
  公一郎が北海道の大学に行っている
  間は遠距離恋愛をし、帰郷後に、
  結婚することになる。しかし絵美は
  小説家になる夢をあきらめる事
  ができず、上京するために駅へ。
  すると、そこには公一郎がいて…。)

  この物語を中学生の女の子から、
  北海道へと旅行している癌に侵されて
  いる妊婦・智子からラベンダー畑で
  出会ったプロカメラマンをあきらめようと
  する男性・拓真に手渡り、さらに、
  志望した会社に内定を
  もらったが自身が持てない女子大生の
  自転車乗りの綾子、娘のアメリカ行きを
  反対する木水、仕事一筋に証券会社で
  働いている女性・あかねへと手渡っていく。
  それを手にした彼らがそれぞれの
  エンディングを思い描く。
  そして、最後、この物語は公一郎の手に
  渡る。

  --
  湊さんの作品は、読後感の悪い作品が
  多いのですが、これはほっこりする内容。
  私は好きだな。
  それぞれの登場人物が考えた物語の
  終わりがとても興味深く感じました。
  同じ物語でもハッピーエンドだったり、
  ちょっと寂しそうなエンドだったり。
  別の意味でも楽しませてもらいました。


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2017.04.07

最近読んだ本一覧487

●「すーちゃん」 著者:益田ミリ  幻冬舎 2006年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    お金も美ぼうも男もない。
    将来自分は、一人でひっそり死んで
    いくのか。職場の人間関係や友達との
    付き合い方、恋に悩みながら、
    自分を見つめる「すーちゃん」の物語。
    異色の四コマ漫画誕生!

  -----
  カフェ店員のすーちゃん。
  恋愛や職場などについて悩む30歳代。
  気持ちはわかります。


●「どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心」 著者:益田ミリ  幻冬舎 2013年4月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    その人のことを思い出すだけで、
    心の中がざわざわしてくる。
    カフェの店長になって2年目の
    すーちゃん36歳には、どうしても
    好きになれない人がいる。いとこの
    あかねちゃん30歳もまた、苦手な
    後輩にイライラ……。クラス替えも
    卒業もない大人の社会で、人は嫌い
    な人とどう折り合いをつけて生きて
    いるのか。
    ベストセラー4コマ漫画第3弾。

  -----
  カフェの店長になったすーちゃん。
  どうしても好きになれない同僚がいて、
  退職することを決めます。
  これからのすーちゃんがどうなるのか?
  (先を読んでを知っているので、安心して
  読めます。)


●「OLはえらい」 著者:益田ミリ  文藝春秋 2006年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    私の名はロバ山ロバ子。
    サラブレッドではないけれど、いつか
    きっといいことがありそうな…
    恋に憧れ、夢みる普通のOL27歳。
    家族や職場の仲間の人間模様を
    シニカルに眺めつつ、でも一生懸命
    がんばる日々。会議での発言、
    社員食堂の席、宴会のカラオケの
    選曲に気を遣い、休み明けの職場
    へのお土産にも迷うOL人生。
    じんわり心に響く4コマコミック。

  -----
  ロバ子さんというロバがOL(擬人化)
  ロバが制服を来て仕事をしたり、旅行に
  行ったりします。
  20歳代のOLの姿がよくわかります。


●「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」
  著者:Eiko  サンマーク出版 2016年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    体がかたいことがコンプレックスの
    人が憧れる「開脚」ができるように
    なるための本。
    4週間でベターッとなるための
    プログラムを開脚の女王が伝授します。
    後半は小説仕立てて、楽しみながら
    学べるようにしました。

  -----
  前半の一部だけが、マニュアル本。
  ほとんどが、開脚をできるまでの
  小説です。
  本自体が、ベターッと開く作りに
  なっているので、開脚のプログラムを
  しながら読むようにしているとのことです。

  早速、はりゅが挑戦中。
  はりゅができるようになったら、私もやってみよう!


●「本を守ろうとする猫の話」 著者:夏川草介  小学館 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    『神様のカルテ』シリーズ外、初の長編!

    「お前は、ただの物知りになりたいのか?」
    夏木林太郎は、一介の高校生である。
    夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。
    生活が一変したのは、祖父が突然亡くなって
    からだ。面識のなかった伯母に引き取られる
    ことになり本の整理をしていた林太郎は、
    書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと
    出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の
    力を借りたいのだという。
    痛烈痛快!センス・オブ・ワンダーに
    満ちた夏川版『銀河鉄道の夜』!

  -----
  祖父を亡くした林太郎の元に、喋る
  トラネコが現れて「本を守ってほしい」と
  依頼される。
  本を大量に読むが、一度読んだきりで
  本棚に収蔵するのが趣味な男、
  本の概要を極限まで短縮する男などから
  本を救い出すのがミッション。

  「不思議の国のアリス」のような世界観の
  物語でした。


●「妖しい関係」 著者:阿刀田高  幻冬舎 2012年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    突然逝った、美しく年若き妻。
    未亡人となっていた、かつての恋人。
    生まれ変わりを誓い死んだ、
    年上の女性。男と女の関係は、
    妖しく不思議で、時に切ない。
    短篇小説の滋味を味わいつくす、
    珠玉の13篇。

    【目次】
    オルフェウスの神話/ガラス窓幻想/
    鞄の中/海を見る女/死んだ縫いぐるみ/
    街の分かれ道/狐の鳴く夜/
    猫のしっぽ/黄色い影法師/
    昔のドアを開くとき/
    バランス・シートをどうぞ/
    ヴェニスと手袋/島人のパラドックス

  -----
  ショートショートよりは長い短編集。
  捻りが高度すぎて、理解に時間が
  かかるものもありました。


●「鹿男あをによし」 著者:万城目学  幻冬舎 2007年4月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    大学の研究室を追われた二十八歳の「おれ」。
    失意の彼は教授の勧めに従って奈良の
    女子高に赴任する。ほんの気休めのはず
    だった。英気を養って研究室に戻るはず
    だった。渋みをきかせた中年男の声が
    鹿が話しかけてくるまでは。
    「さあ、神無月だ-出番だよ、先生」。
    彼に下された謎の指令とは?
    古都を舞台に展開する前代未聞の
    救国ストーリー。

  -----
  ドラマでほんの少し、玉木宏と鹿が喋っている
  シーンをちらっと見たことあるけど、
  その時は、万城目さんの小説が題材に
  なっいるのを知らず、
  「なんだ!?このドラマは?」
  としか思っていませんでした。
  ここ最近、「鴨川ホルモー」と
  「偉大なる、しゅららぼん」の映画を見返して、
  京都、滋賀として最後に残っているの奈良が
  舞台のこの作品を読む気になりました。

  あっという間に物語に引き込まれ、
  どんどん読み進めらられました。

  堀田イトが大将として剣道の試合を
  するシーンは、どうなるのかドキドキ
  しながら読みました。

  面白かった~。


●「合理的にあり得ない」 著者:柚月裕子  講談社 2017年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「殺し」と「傷害」以外、引き受けます。

    美貌の元弁護士が、あり得ない依頼に
    知略をめぐらす鮮烈ミステリー!

    『孤狼の血』(日本推理作家協会賞受賞)、
    『慈雨』(本の雑誌が選ぶ2016年度
    ベスト10・第1位)の著者、最新作!!

    将棋ソフト、野球賭博etc.タイムリーな
    話題が満載!

    不祥事で弁護士資格を剥奪された
    上水流涼子は、IQ140の貴山を
    アシスタントに、探偵エージェンシーを
    運営。
    「未来が見える」という人物に経営判断を
    委ねる二代目社長、
    賭け将棋で必勝を期すヤクザ……。
    明晰な頭脳と美貌を武器に、怪人物
    がらみの「あり得ない」依頼を解決に
    導くのだが--。

    【目次】
    確率的にあり得ない/合理的にあり得ない/
    戦術的にあり得ない/心情的にあり得ない/
    心理的にあり得ない

  -----
  「○○的にあり得ない」でまとめられた
  お話。涼子と貴山の頭の切れ具合に感服。
  ストーリーも題材もすべて面白かったです。
  続編に期待です。


  ・確率的にあり得ない
    大手建設会社の二代目社長が、
    未来が予想できるという人物の詐欺に
    ひっかかり、巨額なコンサル料金を支払って
    いた。
    それに見かねた母が上水流涼子に、
    二代目の目を覚ますように依頼をする。

  ・合理的にあり得ない
    不動産業を営む男は、バブルがはじける前に
    土地を売りぬき、巨大が資産を手にいてた。
    それを運用して、悠悠自適な生活を送っていた。
    問題と言えば、息子が引きこもりであること
    ぐらい。
    そんな中、妻が銀行預金から大金を引き出して
    いたことが判明。
    息子の引きこもりを解決するために、高級な
    壺や皿を買っている様子。
    探偵に調べさせると、売っているのは、
    上水流涼子という女らしい。
    男は涼子に面会する。

  ・戦術的にあり得ない
    山梨に拠点がある暴力団の組長・日野からの
    仕事の依頼。
    組長の将棋の腕は抜群で、暴力団関係者の
    中では有名であった。
    長野を拠点とする暴力団の組長・財前が、
    対戦申し込み
    をしてきて、対戦したが十局さして、五分五分の
    結果だったが、ここ三局は財前が勝っていた。
    日野は、急に強くなった財前を怪しんでいた。
    そして日野は1000万円をかけた勝負で
    最後にしようとしていて、
    なんとか財前に勝たせてほしいという
    依頼であった。

  ・心情的にあり得ない
    今回は諫間慶介という会社社長の娘がいなく
    なったので探してほしいというからの依頼。
    諫間はかつて涼子が顧問弁護士をしていた会社の
    社長で、涼子を陥れ弁護士資格をはく奪した人物。
    反対に諫間を陥れるために仕事を受ける涼子。
    ちなみに、現在、涼子の助手となっている
    貴山は、涼子を陥れるツールとなった人物。

  ・心理的にあり得ない
    桜井由梨というOLからの依頼。
    父が2年前に自殺した原因が野球賭博で
    騙され、多額の金を巻き上げられたからだという。
    その復讐をしたいとう。
    騙した男・予土屋に貴山が近づく。



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2017.03.22

最近読んだ本一覧486

●「潜入調査 探偵・竹花」 著者:藤田宜永  光文社 2013年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    父親を殺された女性の依頼で、
    探偵・竹花は犯人と思われる男が
    暮らす新潟に赴く。最近富山や長野で
    起きた金庫破りの事件にその男が
    関与している疑いがあることを、
    元刑事から聞いたというのだ。
    依頼人の父親は金融会社の社長で、
    約20年前、事務所で金庫破りと
    鉢合わせをして刺されたのだった。
    男の身辺を探っていくうちに、
    竹花の周りで不可解な出来事が
    次々と起こる…。
    (「潜入調査」)表題作ほか、
    3編を収録。クールな私立探偵が
    人間の悲しい性に寄り添い、
    事件を解決する!

    【目次】
    ピンク色の霊安室/タワーは語る/
    あの人は誰?/潜入調査

  -----
  ・ピンク色の霊安室
    東京の大手精密機械会社の常務・乙崎柳一が
    行方不明になった。父が社長・乙崎柳三郎で
    ある会社だが、その重圧に耐えられなく
    なったのか?
    調査依頼を受けた竹﨑は柳一が
    美人のニューハーフと一緒に
    いるのを見かけたという
    栃木県のO市を訪れる。
    無事に柳一を見つけたのだが、
    柳一が付き合っていたとされる真代が
    殺害される。

  ・タワーは語る
    竹花は、マンションの自室に盗聴器が
    仕掛けられているというOLから
    犯人を差はしてほしいという依頼を
    受ける。
    盗聴器を仕掛けた人物の調査の過程で
    OLの母の妹の息子(従弟)が犯人
    ではないかという疑いが上がる。

  ・あの人は誰?
    「最近読んだ本一覧326」の
    「宝石ザミステリー2」で既読。

  ・潜入調査
    「最近読んだ本一覧483」の
    「悪意の迷路 最新ベスト・ミステリー」
    で既読。

  --
  竹花シリーズは、一つの事件を解決
  しようとすると、別の事件が発生して、
  それを交えて解決するという展開が
  多い。
  今回は「人探し」+「殺人事件」や
  「盗聴」+「老人への無理な金融商品の販売」
  など。
  藤田さんも幅広いよな。


●「サーベル警視庁」 著者:今野敏  角川春樹事務所  2016年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    明治38年7月。国民たちは日露戦争の
    行方を見守っていた。
    そんなある日、警視庁第一部第一課の
    岡崎孝夫巡査が、警察署から上がって
    きた書類をまとめていると壁の電話の
    ベルが鳴った。
    不忍池に死体が浮かんでいるという。
    鳥居部長、葦名警部とともに現場へ
    向った。
    私立探偵・西小路臨三郎もどこから
    ともなく現れ捜査に加わることに--。
    殺された帝国大学講師・高島は
    急進派で日本古来の文化の排斥論者
    だという……。
    そして、間もなく陸軍大佐・本庄も
    高島と同じく、鋭い刃物で一突きに
    殺されているとの知らせが--。
    元新選組三番隊組長で警視庁にも
    在籍していた斎藤一改め、藤田五郎も
    加わり捜査を進めていくが、事件の
    背景に陸軍省におけるドイツ派と
    フランス派の対立が見え始め--。
    今野敏が初めて挑んだ、明治時代を
    舞台に描く傑作警察小説の登場!

  -----
  明治時代の警察って、どんな感じだったん
  だろうな。

  ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)や
  「黒猫先生」こと夏目漱石が登場したり、
  藤田五郎(元新撰組三番隊組長の斎藤一)が
  登場したりと現在では歴史上の人物とされる
  面々が登場するのも一興でした。
  ちなみに、斎藤一は「るろうに剣心」の登場人物と
  同一人物であるということ理解しました。


●「小説 BOC 3」 編者:小説BOC編集部  中央公論新社  2016年10月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    『怒り』が映画公開中の作家・
    吉田修一を大特集。
    綾野剛×吉田修一スペシャル対談や、
    好評連載中の小説「続 横道世之介」など
    盛りだくさん。

    また、あの森見登美彦が京都を
    舞台にシャーロック・ホームズの
    物語を描いた連載小説がスタート!

    読み切り特集は「センセイの夜」を
    テーマに据え、東山彰良、千早茜、
    大崎梢、喜多喜久、山口恵以子、
    仁木英之が競演。

    茅田砂胡、佐藤賢一をはじめとする
    豪華連載陣も引き続き好調で盛り
    だくさんの小説BOCです!

  -----
  「螺旋プロジェクト」を目当てに手を
  取ったのですが、「続・横道世之介」が
  楽しみになっている。(苦笑)

  連載ものの小説は、前の話を覚えきれて
  ないので、単行本が出てからがっつりと
  読む方がいいかも。

  読み切り特集「センセイの夜」で
  東山彰良さんの「曽我教授のこと」と
  千早茜さんの「潮風スナック」と、
  大崎梢さんの「都忘れの理由」を読みました。

  大崎さんの作品は、15年前から働いてくれて
  いる家政婦さんが、急にやめてしま田
  元大学教授。家政婦さんに来てもらい始めてから
  奥さんが亡くなったため
  家のことは家政婦さんにまかせっきり。
  なぜ突然家政婦さんは辞めてしまったのか。


●「絶叫」 著者:葉真中顕  光文社  2014年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    鈴木陽子というひとりの女の壮絶な
    物語。涙、感動、驚き、どんな言葉
    も足りない。貧困、ジエンダー、
    無縁社会、ブラック企業…、
    見えざる棄民を抉る社会派小説と
    して、保険金殺人のからくり、
    孤独死の謎…、ラストまで息も
    つけぬ圧巻のミステリーとして、
    平凡なひとりの女が、社会の暗部に
    足を踏み入れ生き抜く、凄まじい
    人生ドラマとして、すべての
    読者を満足させる、
    究極のエンターテインメント!

  -----
  1973年生まれの鈴木陽子の壮絶な人生。
  陽子は、つど4回結婚し、4回とも離婚。
  最後の3人は、夫が交通事故で亡くなって
  の死別。
  そして、陽子本人も自室のマンションで
  腐乱死体として発見される。
  陽子は死ぬ少し前まで、
  NPO法人「カインド・ネット」の
  代表・神代武とその手下と同居をしており、
  生活保護の不正受給の囲い屋をしていた。
  その神代も刺殺死体として発見され、
  その通報者が陽子とされていた。
  陽子はどんな人物だったのか。
  毒母、生活苦、離婚、DV、風俗、
  ブラック企業など、社会的問題が満載の
  作品です。

  かなり前に、ネットの記事で話題になっていた
  作品。
  たまたま図書館で手に取ることができました。
  522ページと長編の部類に入るのですが、
  読み始めると、ほぼ一気読みでした。
  内容は気が重くなりますが、
  面白かったです。


●「花々」 著者:原田マハ  宝島社 2009年3月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    『カフーを待ちわびて』の“明青(あきお)と
    幸(さち)”の暮らしの傍でくり広げら
    れていた、もう一つの感動ドラマです。
    島を愛する旅人でフリーターの純子と、
    故郷の沖縄を捨て、東京のキャリアウーマンと
    して生きる成子。ひょんなことから、
    この対照的な二人が出会い、ある目的の
    ために奄美諸島の神秘の島々を旅すること
    に……。しかし二人が見つけた物は、
    探していた目的以上の大きな物。
    それぞれの「宿命」だった。

  -----
  「カフーを待ちわびて」のアナザーストーリーです。
  「花々」を読むだけでもいいのですが、
  やはり「カフーを待ちわびて」を読んでからの方が
  楽しめると思います。


●「ゼロワン 陸の孤島の司法書士事件簿」 著者:深山亮  出版社 2013年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    街を逃げ出した久我原がやってきた
    のは、司法過疎地域の南鹿村。
    村で唯一の法律家となった彼の
    もとへ、待ってましたと言わん
    ばかりに村人が飛び込んでくる。
    薄幸の人妻、費用を叩く村の役人、
    親戚付き合いに難のある一家の
    大黒柱。久我原は村の雰囲気に
    慣れぬうちに、三人の難解な依頼を
    受けることに-。
    第32回小説推理新人賞受賞作他、
    久我原が所属する「群馬司法書士青年会」
    に降りかかった事件を描く二編を
    収録。現役の司法書士が描く、
    法律ミステリーの新境地!

    【目次】
    遠田の蛙/マドンナのうしろ髪/
    孤島の港/境界/紙一重

  -----
  司法書士が主人公。
  遺産相続や土地譲渡など、司法書士が
  活躍する場の日常ミステリーです。

  まぁまぁ楽しめましたが、文章的に私に
  合わず、登場人物のうち誰が
  会話しているのか、誰の背景を語って
  いるのかを理解するのが苦労しました。


●「ロスト」 著者:呉勝浩  講談社 2015年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「ムラセアズサを預かっている。
    これはイタズラではなく、正真正銘
    の営利誘拐だ」

    無断欠勤を続けていた村瀬梓が
    勤めるコールセンターに掛かって
    きた犯行電話。身代金の要求額は
    1億円、輸送役は100人の警官。
    なぜ、家族ではなく、会社に
    掛けてきたのか。なぜ、1億円
    なのか。なぜ、100人も必要
    なのか。警察と“関係者”たちは、
    ピュワイトを名乗る犯人に
    翻弄されていく--。

    「罪」に期限はあるのか--
    新乱歩賞作家が圧倒的な読み味で
    描く、史上最速の受賞後第一作。

  -----
  村瀬梓の勤務するコールセンターと
  所属している芸能事務所の社長・
  安住正彦あてに脅迫電話が届く。

  1億円を用意し、100人の警官を動員したが
  梓は切断された死体で発見される。
  発見されたマンションは芸能事務所名義に
  なっていて、安住正彦が疑われる。

  安住正彦はかつて、裏社会の人間であり
  とある政治家の娘に対して偽造の交通事故を
  起こし、金を巻き上げていた。
  その金銭の受け渡しは、選挙応援メンバが
  暴力団員に金銭を渡す内容に偽造され、
  それが原因で、父親である政治家は自殺、
  娘も精神に異常をきたし、入院していた。
  息子の真代雄之はそのことを恨みに思い、
  安住を狙い続けていたのだった。

  --
  展開は面白かったのですが、登場人物の
  一人である刑事の家庭のは背景や
  ボート競走に興じていることと、物語の
  関連が分からなかったり、少し読みにく
  かったです。


●「結婚しなくていいですか。-すーちゃんの明日」
 著者:益田ミリ  幻冬舎 2010年8月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    このまま結婚もせず子供も持たず
    おばあさんになるの?スーパーで
    夕食の買い物をしながら、ふと
    考えるすーちゃん36歳、独身。
    ヨガ友達のさわ子さんはもうすぐ
    40歳。寝たきりの祖母と母との
    3人暮らしで、13年間彼がいない。
    恋がしたい。いや、恋というより
    男が欲しい。女性の細やかな
    気持ちを優しく掬いとる、
    共感度120%の4コマ漫画。

  -----
  36歳独身。カフェ勤務。
  これからの自分の人生に不安ばっかり。
  わからないでもないな。


●「すーちゃんの恋」
 著者:益田ミリ  幻冬舎 2015年2月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    子供を産む人生と産まない人生。
    柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ
    主演映画化決定!!

    前作(どうしても嫌いな人)で
    カフェを辞めたすーちゃんが転職した
    先は保育園。調理師として働き始めて
    5カ月が過ぎようとしている。
    ベテランに囲まれて、子供たちと
    過ごす尊い時間。いつの間にか
    37歳になって、あと3年で
    40歳になるけれど、子供の頃に
    想像していたのとちょっと違う。
    いや、かーなーり違う。
    37歳といえば、結婚して子供を
    産んで、「お母さん」として
    生きていると思っていたのに、
    結婚どころか、彼氏もいないし。
    そんなすーちゃんにある日訪
    れる「久々のときめき」。
    カフェで働いていたときに少し気に
    なっていたお客さん
    「土田さん」(書店員)と偶然再会
    したのである。
    「なんかあったらメールください」
    と言われて、「やった~」と
    喜ぶすーちゃん。さて、
    土田さんにメールするのでしょうか。

  -----
  これを読んだら、土田さんの物語
  「オレの宇宙はまだまだ遠い」を読んだ
  ことを思いだしました。
  「すーちゃん」シリーズを全部読んでみようと
  思います。


●「十三番目の子」
 著者:シヴォーンダウド 絵:パムスマイ  小学館 2016年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    母の愛、生と死を詩的に語る感動物語

    イニスコール島の村には、古くから、
    ある言い伝えがあった。一人の女が
    産んだ十三番目の子は、その十三回目の
    誕生日に、いけにえとして暗黒の神
    ドンドにささげなくてはならない。
    その子の命と引き替えに、村は十三年の
    繁栄が約束される、というのだ。
    明日は、十三番目の子として生まれた
    娘ダーラの、十三歳の誕生日。
    この世で過ごす最後の夜。ダーラの前に、
    クロウタドリに姿を変えた空の神ルグが
    現れ、母メブの家に連れていかれる。
    そこで知った衝撃の真実とは--。

    家族の苦しみと悲しみ、深い愛と
    絆を描く感動の物語は、淡々とした
    筆致で語られ、抑えた色調の美しい絵が、
    それに寄り添う。
    著者のシヴォーン・ダウドは、
    大学卒業後、国際ペンクラブに所属し、
    作家の言論や表現の自由を守る活動家と
    して世界各地を飛び回りながら、
    自分でも本を書き始めたが、二〇〇七年、
    四十七歳の若さで他界。本書は、
    ダウドが生前に完成させていた
    作品のうちの、最後の未発表作品となる。

  -----
  図書館で、司書さん個々のおすすめの本を
  紹介していて、その中のKさんのおすすめ。

  自分達が生まれ育った島から逃れる姉弟。
  姉弟が乗った船の傍を泳いでいたアザラシは
  姉弟がとある島に到着すると、陸に上がり
  姿をリスに変え、二人を追いかけます。
  この動物は海で亡くなった二人の母
  なのでしょうか。

  母子そして兄妹(実は姉弟)愛の物語。
  反面、村人の残酷さが際立ちます。


●「三島由宇、当選確実!」 著者:まはら三桃  講談社 2016年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    三島由宇、小学五年生。クラスの
    学級委員であり、児童会の副会長も
    しています。「三島カバン店」を
    営むお父さんと、父娘、ふたりで
    暮らしています。
    小学校を卒業する六年生の追い出し
    イベントの出し物についても、
    きっちりシキって得意満面の由宇。
    しかし突然、これまで会ったことの
    ないおじいちゃんが危篤だという
    一報が入ります。お父さんは実家に
    帰らないので知りませんでしたが、
    由宇のおじいちゃん、三島正政は、
    国土交通省の副大臣まで務めた
    大物政治家でした。
    病院に駆けつけると、意外にも
    おじいちゃんはピンピンしています。
    病院で寝ている場合ではなく、
    おじいちゃんは、衆議院の解散によって、
    選挙運動を始めるところだったのです。
    お父さんの実家で待っていたのは、
    しゃんとしたたたずまいの
    おばあちゃん。由宇が児童会役員を
    していると聞いて、おばあちゃんは、
    由宇におじいちゃんの選挙を手伝わ
    せることを思いついたのでした。

    もうすぐ六年生になる春休み、
    由宇は「特別な体験」をすることに
    なります。小学生の彼女の目を通して、
    「18歳選挙権」や「公示」、
    「小選挙区・比例代表」といった
    選挙の仕組みや投票する意味、
    おおぜいの意見をまとめる難しさ、
    そして、世の中を良くしたいという
    理想を掲げた誰かは、困難があっても
    みんなの代表になって働きつづけ
    なくてはならない、という現実を
    伝えます。

  -----
  図書館で、司書さん個々のおすすめの本を
  紹介していて、その中のSさんのおすすめ。

  はりゅが一晩で一気読みでした。
  小学5年生目線で見る衆議院選挙です。
  鞄の修理屋を営む父と国会議員の祖父との
  間に確執がり、
  母が病死した一因に祖父の選挙が
  関係していることを知る由宇。

  由宇は11歳。あと14年後を楽しみに
  している周りの人たち。
  由宇の今後が気になります。

  衆議院の選挙の仕組み(特に比例代表)が
  よくわかります。
  小学生高学年に読んでもらいたいです。


●「渾身」 著者:川上健一  集英社 2007年8月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    坂本多美子は夫の英明と、まだ
    「お母ちゃん」とは呼んでくれないが、
    前妻の娘である5歳の琴世と幸せに
    暮らしていた。隠岐島一番の
    古典相撲大会。夜を徹して行われた
    大会もすでに昼過ぎ。いよいよ結びの
    大一番。最高位の正三役大関に選ばれた
    英明は、地区の名誉と家族への思いを
    賭け、土俵に上がる。息詰まる世紀の
    大熱戦、勝負の行方やいかに!?
    型破りのスポーツ小説にして、
    感動の家族小説。

  -----
  図書館で、司書さん個々のおすすめの本を
  紹介していて、その中のIさんのおすすめ。

  隠岐島で行われる古典相撲の
  正三役大関の一番だけを題材にした
  作品。
  ひたすら、相撲の様子を描いているの
  ですが、それを読ませる力がすごい。
  相撲は熱く、多美と琴世の暖かい関係。
  引き込まれます。

  ここ3冊、司書さんのオススメ3冊を
  連続で読みましたが、司書さんの
  人柄や、色が出ています。
  全部よかったです。

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2017.03.04

最近読んだ本一覧485

●「殺意の隘路(あいろ)」 編者:日本推理作家協会  光文社 2016年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ミステリーの“今”を堪能できる!
    豪華15作家による最強アンソロジー。

    【目次】
    もう一色選べる丼(青崎有吾)/
    もういいかい(赤川次郎)/
    線路の国のアリス(有栖川有栖)/
    ルックスライク(伊坂幸太郎)/
    九尾の狐(石持浅海)/
    黒い瞳の内(乾ルカ)/
    柊と太陽(恩田陸)/
    幻の追伸(北村薫)/
    人事(今野敏)/
    夏の終わりの時間割(長岡弘樹)/
    理由ありの旧校舎ー学園密室?(初野晴)/
    ルーキー登場(東野圭吾)/
    定跡外の誘拐(円居挽)/
    旧友(麻耶雄嵩)/
    副島さんは言っている 十月(若竹七海)/

  -----
  ・もう一色選べる丼(青崎有吾)
    高校の食堂が舞台。
    食堂では持ち出した食器を返却口に
    返さなくてはならないが、食堂から出たすぐの
    草むらで、食べかけの食器が見つかった。
    親子丼とかつ丼の二色丼。
    でもかつ丼の方が手つかずで箸がない。
    裏染天馬が謎を解く。

  ・もういいかい(赤川次郎)
    小学生の時4人でかくれんぼをしていたが
    タイちゃんをみつけられないまま、他の
    3人は帰宅。しかし、タイちゃんは
    見つからないまま、行方不明になった。
    3人が大人になり、
    タイちゃんがその後、どうなったかを
    調べだす。

  ・線路の国のアリス(有栖川有栖)
    鉄道マニア+不思議の国のアリス

  ・ルックスライク(伊坂幸太郎)
    「アイネクライネナハトムジーク」で既読。
    ファミレスでバイトをしていた時に
    客にクレームを付けられた朱美。
    その時に「この方をどなたの娘さんか
    ご存じの上で、そういう風にいってらっ
    しゃるのですか?」と言って助けてくれた
    邦彦。これがきっかけて二人は
    付き合い始める。

    それから時が経ち、朱美は高校の教師に。
    担任する英語のクラスに邦彦の
    息子を発見する。

  ・九尾の狐(石持浅海)
    同僚の林田理子は、本気になると髪の毛が
    勝手に動く。ポニーテールにしている
    髪の毛が二本に分かれて動くのだ。
    そのことに気付いた勝倉は…。

  ・黒い瞳の内(乾ルカ)
    加奈子と田之上は小学校の頃からの
    同級生。今は高校2年生。
    加奈子は鏡で自分の顔を見ていることが
    多い。そのことを田之上が指摘をすると、
    加奈子はある秘密を教えてくれた。
    その秘密とは、加奈子の瞳の中には
    おじさんがいた。

  ・柊と太陽(恩田陸)
    すごく遠い未来の日本。
    「三田」や「減理、来衆益す」

  ・幻の追伸(北村薫)
    古書店から女流作家から文学史上に
    大きな足跡を残した大物作家への
    恋文がみつかった。
    これは本物で大発見なのか?

  ・人事(今野敏)
    「自覚・隠蔽捜査5.5」に収録。
    警視庁幹部の人事異動があり、
    方面本部長に弓削篤郎警視正が着任した。
    野間崎政嗣管理官は大森署署長の
    竜崎のことを弓削に話すと弓削が興味を
    持ち直々に会いに行くという。

  ・夏の終わりの時間割(長岡弘樹)
    主人公は小学生の男の子・祥ちゃん。
    遊び仲間の信ちゃんは19歳だが、
    体の大きい19歳だが、小学5年生の
    時にスズメバチに刺され、高熱をだし、
    精神年齢が止まったまま。
    その信ちゃんに放火の疑いがかけられて
    いることを祥は知る。

  ・理由ありの旧校舎-学園密室?(初野晴)
    建て替えを予定している旧校舎の
    全ての窓が開け放たれるという事件が
    発生。盗難はないとみられる。
    高校生・ハルタと、チカが謎を解く。

  ・ルーキー登場(東野圭吾)
    「マスカレード・イブ」に収録。
    捜査一課に配属された新田は、
    夫がランニング中に殺害される事件を
    担当することになる。夫人は
    料理教室を主宰していた。

  ・定跡外の誘拐(円居挽)
    塾帰りの小学生が誘拐される事件が
    発生。犯人は身代金3億を要求してきた。

  ・旧友(麻耶雄嵩)
    主人公の武嶋陽介は東京に出ていたが、
    故郷に帰って来た。陽介には叔父がいて、
    その叔が親友から頼まれごとをされたというが
    内容までは教えてくれない。

  ・副島さんは言っている 十月(若竹七海)
    ミステリ専門書店<MURDER BEAR
    BOOKSHOP>の店員で、
    探偵もしている葉村晶。
    星野久留美という女性について調査依頼
    される。


●「雪煙チェイス」 著者:東野圭吾  実業之日本社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    殺人の容疑をかけられた大学生の
    脇坂竜実。彼のアリバイを証明
    できる唯一の人物-正体不明の
    美人スノーボーダーを捜しに、
    竜実は日本屈指のスキー場に
    向かった。それを追うのは
    「本庁より先に捕らえろ」と
    命じられた所轄の刑事・小杉。
    村の人々も巻き込み、広大な
    ゲレンデを舞台に予測不能の
    チェイスが始まる!
    どんでん返し連続の
    痛快ノンストップ・サスペンス。

  -----
  脇坂がかつて犬の散歩のバイトを
  していた家の老人が殺害され、自宅に
  あった現金が盗まれた。
  脇坂がその家を覗いていた(犬に怪我を
  させてしまってバイトを首になった後、
  犬が心配で見に行っただけだったが。)
  ことを目撃され、容疑者にされる。
  しかし、事件が起きた時間は長野の
  スキー場で滑走禁止区域をスノボーで満喫
  していた。アリバイを証言できるのは
  そこであった美人のスノーボーダーだけ。
  脇坂は大学の友人の波川と一緒に
  彼女がホームグラウンドにしているという
  里沢温泉スキー場に彼女を探しに向かう。
  それを追う小杉刑事。
  脇坂は「女神」を見つけられ、アリバイを
  証言してもらえるのか!?

  --
  「白銀ジャック」や「疾風ロンドより」も
  軽いタッチの作品。
  読みやすいし、ドラマにもなりそうな作品
  でした。


●「屋上の名探偵」 著者:市川哲也  東京創元社 2017年2月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    汗が滲む真夏の昼休み、名探偵と
    誉れの高い少女は屋上にいた。
    授業中に学内で起こった、姉の
    水着の盗難事件に首を突っ込んだ
    おれ。四苦八苦した調査の末に、
    どうにか容疑者を三名まで絞った
    のだが、どうにも決め手に欠ける。
    行き詰まったおれは、友人から
    聞いた名探偵の噂を元に、彼女を
    訪ねることにした。東京からやって
    来た眼鏡の転校生、蜜柑花子という
    変わった名前のおとなしめの少女。
    普段は無口な蜜柑だが、おれの話を
    聞いて瞬く間に犯人の名前を
    挙げる--。
    鮎川賞作家が爽やかに描いた
    青春連作ミステリ。文庫オリジナル。

    【目次】
    みずきロジック/人体バニッシュ/
    卒業間際のセンチメンタル/
    ダイイングみたいなメッセージのパズル

  -----
  「蜜柑花子シリーズ」。
  花子が高校生の時の話で、学園ミステリー仕立て。

  「みずきロジック」は主人公の男子高校1年生・
  中葉悠介の姉(高校3年生)・詩織里の水着が
  盗まれるという事件が発生。
  悠介は転校生である蜜柑に謎解きを依頼する。

  「人体バニッシュ」
   室勇輝が喫煙しているのを見つけた
   生徒指導の五唐先生。
   五唐が室を追いかけたが、室が突然消える。
   どうやって逃げたのか?

  「卒業間際のセンチメンタル」
  詩織里たちが作った卒業作品が何者かに
  壊される。誰が、何のために作品を壊したのか。
  かつていじめられていた女生徒の作品だけが
  綺麗に真っ二つに切られていて、それ以外は
  雑に壊されていた。

  「ダイイングみたいなメッセージのパズル」
  悠介が3年生になった。
  友人の千賀が学校で倒れており、
  そこにはダイイングメッセージのような
  (死んではないのでダイイングメッセージ
  ではない)文字「1」か「I」のような
  文字が残されていた。


●「サロメ」 著者:原田マハ  文藝春秋 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「不謹慎」「不健全」「奇怪」
    「退廃的」…世紀末、すべては
    賛辞の裏返し。
    その悪徳とスキャンダルで時代の
    寵児となった作家オスカー・ワイルドと、
    イギリス画壇に彗星のごとく現れた
    夭折の天才画家、ビアズリーの愛憎
    を描く。

  -----
  オーブリー・ビアズリーを題材にした
  史実に基づいたノンフィクション作品。

  オーブリーの姉で女優のメイベルの
  視点から描かれています。

  「サロメ」は聖書を元にした
  オスカー・ワイルドの戯曲。
  「ヘデロ王が兄弟の王妃であったヘロディアを妻とした。
  それに意見した預言者・ヨハネ(ヨナカーン)を
  牢屋に入れる。
  ヘロディアはヨハネに殺意を抱くが、ヨハネが聖人
  であることで、王は殺させない。
  ヘロディアの娘にまで色目を使うようになった
  ヘデロ王。そこに狙いをつけ、ヘロディアは
  娘に舞を躍らせる。王は褒美を遣わせると約束する。
  娘が求めた者はヨハネの首。
  王はヨハネの首をはねる。」という物語。
  この英語版の挿絵を描いたのかピアズリー。
  有名になったピアズリーであったが、結核で
  25歳という若さで亡くなる。

  --
  自分がこんなに美術モノにのめり込むとは
  思ってもみませんでした。
  原田さんのおかげです。
  読ませるのが上手いんだよね。

  娘が、装丁の「サロメ」の挿絵(ヘロディアの娘が
  ヨナカーンの首を持っている絵)を見て、
  「この話、読んだことがある。聖書の話よね?」と。
  そのことにちょっとビックリ。


●「きみの声を聞かせて」 著者:小手鞠るい  偕成社 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    声が出なくなった少女とアメリカに
    住むピアノを弾く少年。
    2人は、音を共有できるソーシャル
    メディアを介して知り合う。
    少年が作った音楽は少女に送られ、
    少女は自分の書いた詩を少年に送る。
    2人の交流が続くうちに、少女は
    少年の本当の姿を知ることになる・・・。
    小学校高学年から中学生の女子を
    メインターゲットにした、
    他者との相互理解をテーマに
    描いた作品。中学生が書いた
    リアルな詩を読者に読んで
    もらおうと、作中に出てくる詩は
    すべて著者が中高生のときに
    書いたものを、手を入れず
    そのまま掲載している。

  -----
  日本の中学2年生・星野葉香(ようか)は
  ある日突然、声を出せなくなってしまう。
  (彼女の内面的なものが原因だとは
  言われている。)

  ネットで出会ったアメリカの高校2年生の
  盲目のピアニスト・大崎海渡(かいと)と
  音楽と詩のやりとりをするようになる。
  海渡から音楽、葉香から詩。
  お互いに精神的な支えとなる。

  出会ってから1年弱。海渡が日本で
  コンサートを開く機会が訪れ、
  葉香に招待状を出す。
  弱い葉香は海渡に会うことをためらう。

  最後のシーン。
  海渡がアンコールで自作の曲を弾き、
  葉香が会場に来ているのなら、
  曲に合わせて、自分の詩を朗読してくれないか
  とステージ上から話す。

  葉香がステージに上がって来たのかどうかは
  読者判断。。。


●「カフーを待ちわびて」 著者:原田マハ  宝島社 2006年3月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    沖縄の離島・与那喜島で、雑貨商を
    営みながら淡々と暮らしている友寄明青(35)
    のところに、ある日「幸」と名乗る女性から
    便りがやってきた。明青が旅先の神社に、
    ほんの遊び心で残した「嫁に来ないか」と
    いう言葉を見て、手紙を出してきたのだ。
    「私をお嫁さんにしてください」
    幸からの思いがけない手紙に半信半疑の
    明青の前に現れたのは、明青が見たことも
    ないような美(チュ)らさんだった。
    幸は神様がつれてきた花嫁なのか?
    戸惑いながらも、溌剌とした幸に思いを
    つのらせる明青。
    折しも島では、リゾート開発計画が
    持ち上がっていた。反対する少数派だった
    明青も、幸が一緒なら新しい生活に
    飛び込んでいけると思い、一大決心をする。
    しかし幸には、明青に打ち明けていない
    秘密があった

  -----
  第1回『日本ラブストーリー大賞』大賞受賞作品。
  かつ、原田さんのデビュー作品。
  受賞の暁には映画化も約束されているので、
  2009年に玉山鉄二、マイコで映像化されています。

  3時間弱で一気読み。

  最後1/5位からのどんでん返しに、
  さらに大どんでん返し。
  幸から明青(あきお)への手紙で泣きです。
  オススメです。

  島を出て行った幸を探しに手紙の差出し場所の
  島に明青が船に乗って出かける。
  このシーンで終わりです。
  幸に会えたのかどうか?
  (映画では結論が出されているようです。)

  原田さんの美術を題材にしたノンフィクション
  作品、「風のマジム」や「さいはての彼女」などの
  現代もの、いずれもそれぞれの良さがあり、
  大好きです。

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2017.02.23

最近読んだ本一覧484

●「クリーピー」 著者:前川裕  光文社 2012年2月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    杉並区の住宅街に、微妙に孤立して
    みえる一戸建てが三軒。大学教授の
    高倉家は夫婦二人ぐらし。
    隣は四人家族の西野家。向かいは
    老親子が住む田中家。ごく薄い
    つきあいの隣人同士の関係はしかし、
    田中家の失火炎上を契機とするか
    のように、大きく歪みはじめる…。
    第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

  -----
  【登場人物】
   ・高倉   東洛大学文学部教授 犯罪心理学
         46歳
         妻と二人暮らし
   ・西野   妻、高校生の息子、中学生の娘・澪の
         4人暮らし
         オリエント協会勤務
   ・野上   高倉の高校時代の同級生
         警視庁捜査一課
   ・矢島善雄 野上の腹違いの兄
         頭はよいが素行が悪く、詐欺などを
         している
   ・河合園子 高倉の高校時代の同級生でもあり
         野上の元妻、足が不自由
         世界的に活躍するピアニスト
   ・河合優  園子の幼女で、ピアニスト
   ・田中親娘 高倉絵の向いに住む高齢の親娘
   ・影山燐子、大和田  高倉のゼミ生

  野上が10年近く前に日野市で発生した
  本多夫妻とう息子の行方不明事件を
  再び捜査しだし、その関係で高倉を訪ねてくる。
  しばらくして田中家で火災発生し、田中親娘と
  野上の焼死体が発見される。
  西野家の方は、澪が「本当のお父さんじゃない、
  知らない人だ」と高倉家に逃げ込んでくる。

  野上の兄・矢島善雄が日野市の事件にも
  関係しており、
  西野ではないかという疑いが出てくる。

  --
  「なりすまし殺人」を題材にしたお話で、
  隣家の人間が知らない間に別人に入れ替わって
  いたというもの。
  サスペンスホラーの部類に入ると思います。
  ストーリー展開や背景などに対して
  変な疑心感や違和感なく
  読み進める事ができました。
  サスペンスとしてかなりオススメです。

  『クリーピー 偽りの隣人』というタイトルで
  2016年に映画化。
  高倉幸に西島秀俊、西野(矢島)に香川照之という
  キャスト。
  香川さんの独特な雰囲気が矢島役に似合ってそう。

  「CREEPY」とは「虫が這いずり回るような」
  という意味が転じて「気味が悪い」という意味
  らしいです。


●「世界のかわいい小鳥」 写真:アフロ、アマナイメージズ
  パイインターナショナル 2014年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    花の舞う日も、雪の日も小鳥たちは
    美しくさえずる。四季と共におくる、
    愛らしい姿にうっとり。野の鳥89種。

  -----
  開いた途端、フワフワで丸っこい感じの
  ヤマガラやシマエナガのかわいさのとりこに。
  癒されます。

  最近、車の運転中に見かけた橋の欄干に
  止まっていた白黒でちょっと尾の長い鳥。
  なんだったんだろうな?


●「幻庵(上・下)」 著者:百田直樹  出版社 2016年12月
     

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    三千年前に中国で生まれたといわれる
    囲碁を、いまのようなかたちに
    進化させたのは、江戸時代の
    日本人だった。
    徳川家康は碁を好み、当代有数の
    打ち手に扶持を与え、碁に精進する
    よう命じた。
    やがて、四つの家元が生まれる。
    各家元の目標は、名人を一門から
    生み出すこと。そのために全国から
    天才少年を集め、ひたすら修行を
    させた。
    だが、名人は、同時代のあらゆる
    打ち手を凌駕するほどの力を持つ者
    しかなれず、
    江戸時代の二百六十年間に誕生した
    名人はわずか八人であった。

    「古今無双の最強の名人になる」
    --江戸時代後期、そんな破天荒な
    夢を持ち、ひたすら努力を続ける
    少年がいた。
    その少年こそ、文化文政から幕末に
    かけて当時の碁打ちたちを恐れ
    させた一代の風雲児「幻庵因碩」
    である。
    少年に天賦の才を見出し、夢の
    実現を託す義父の服部因淑。
    少年とともに闘いながら成長
    していく、本因坊丈和。
    そして、綺羅星の如くあらわ
    れた俊秀たち。
    彼らは、碁界最高権威「名人碁所」
    の座をめぐって、盤上で、時には
    盤外で権謀術数を駆使しながら、
    命懸けの激しい勝負を繰り広げた。

    『永遠の0』、『海賊とよばれた男』
    に続く、興奮を呼ぶ本格歴史小説。

  -----
  囲碁のルールは軽くしか分かりません。
  なので、幻庵の成長や、囲碁の世界の
  歴史的なものをメインに理解していきました。

  でも、今回の作品は小説としては
  捉えられませんでした。
  「読者に理解してもらうために、筆者として
  説明すると…」などという表記が
  小説として違和感があります。
  子ども向けの歴史まんがに本編の物語とは
  別に、時代背景などの注釈説明が
  入るような感じ。

  さらに、プロローグの最後に
  『囲碁は発祥の地である中国では「ウイチイ」、
  朝鮮語では「パドゥ」というが、世界では
  「GO」と呼ばれ世界共通語になっているのが
  江戸時代の先人たちのおかげ』という旨の
  記述があったので、最初から気分がダウン
  状態でした。


●「クローバーナイト」 著者:辻村深月  光文社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    鶴峯裕は小さな会計事務所で働く
    35歳。同い年の妻・志保は
    オーガニックコットンの
    専門ブランド『merci』を
    立ち上げ、最近はよく雑誌の取材も
    受けるまでになった。5歳になる
    長女・莉枝未、2歳の長男・琉大と、
    可愛い盛りのふたりの子供を
    保育園に通わせる日々だが、
    時間の融通のきく裕は、送り迎えも
    よくやっている。ママ友たちからは
    イクメンと評判だが……。
    端から見れば順風満帆の鶴峯家にも、
    育児にまつわる難題は次から次へと
    押し寄せる。ママ友の不倫疑惑、
    熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕の
    お誕生会、そして--。
    新米騎士(ナイト)・裕は、家族の
    幸せを守るため、右往左往しながら
    奮闘中!

  -----
  保育園児をもつ夫婦と、同じ保育園に通う
  ママ友家族の話。
  わからないでもないが待機児童問題(保活)
  とか有名私立学校のお受験とか、私が住んで
  いる田舎ではあんまり身近に感じないので
  共感が持てない。
  都会は大変ねぇ、という感想くらいかな。


●「白い衝動」 著者:呉勝浩  講談社 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    小中高一貫校でスクールカウンセラー
    として働く奥貫千早のもとに現れた
    高校1年の生徒・野津秋成は、
    ごく普通の悩みを打ち明けるように、
    こう語りだす。
    「ぼくは、人を殺してみたい。
    できるなら、殺すべき人間を
    殺したい」
    千早の住む町に、連続一家監禁事件を
    起こした入壱要が暮らしていることが
    わかる。入壱は、複数の女子高生を
    強姦のうえ執拗に暴行。それでも
    死には至らなかったことで、
    懲役15年の刑となり刑期を終えて
    いた。殺人衝動を抱える少年、
    犯罪加害者、職場の仲間、地域住民、
    家族…そして、夫婦。はたして人間は、
    どこまで「他人」を受け入れられる
    のか。「孤人」に向き合うことは
    できるのか。社会が抱える悪を問う、
    祈りに溢れた渾身の書き下ろし長編。

  -----
  「白い衝動」というタイトルに合わせてか、
  普通はクリーム色っぽい紙が、真っ白。
  さらに、栞紐まで真っ白。
  この製本、地味にお金がかかっているじゃないか
  と思わされます。

  内容はかなり重い内容。
  自分の家の近くに凶悪な事件を起こした
  人物が住んでいたら、それを受け入れる
  ことができるのか。
  「子どもがいたら。」「愛する人が
  住んでいたら。」と考えると、すんなり
  受け入れることは難しいと思います。

  考えさせられる作品でした。


●「星をつける女」 著者:原宏一  KADOKAWA 2017年1月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    「私は、ただ星をつけるだけの
    女です。
    もしあなたが、あなたの人生を
    「星つき」にしたいと願っているなら、
    四の五の言わずにあなたの行動で
    示すしかないじゃないですか」
    牧村紗英(30代
    「牧村イート&リサーチ」代表)

    世界的な「食の格付け本」の
    「格付け人」、牧村紗英。
    会社を辞めて独立し、シングルマザー
    として働く彼女は、先輩で相棒の
    真山幸太郎と、人気店の覆面調査を
    開始する。
    絶対的な味覚と調査能力で、彼女が
    つける「星」の数は……?

    (本日の調査対象)
    1 有名人も常連の高級フレンチ
      「メゾン・ド・カミキ」
    2 行列のできるラーメン店
      「麺屋勝秀」
    3 今もっとも泊まりたいお宿
      「白浜温泉 紀州ノ庵」

  -----
  主人公は牧村紗英。中学生の娘・杏奈と
  二人暮らし。(元旦那はフランス人)
  真山は大学時代の先輩で、紗英を
  大学の食べ歩き同好会の先輩。
  この同好会で紗英は食文化に興味を持つ。

  「メゾン・ド・カミキ」は産地偽装を
  している有名フランス料理レストラン。
  五十嵐智也というスーシェフはこのことで
  店に愛想をつかしてやめて、最終的には
  紗英を手伝うようになる。

  「麺屋勝秀」はフランチャイズの
  ラーメン店の話。
  池袋店の店長・門倉七海は、外から見れば
  ブラック企業だと呼ばれるような状態だか、
  働きに働く。
  専務が社長には内緒でラーメン作りを外注化
  (工場で作る)を進めていることを知る。
  体も壊し、七海は徳島に戻り、介護の仕事
  に就く。

  「白浜温泉 紀州ノ庵」は和歌山にある本館を
  双子の弟、銀座の別館(料理のみ提供)を
  双子の兄が経営。
  兄が別館の赤字を埋めるために痴ほう症の
  兆候がある母親でもある社長を言いくるめ、
  本館の経営に口を出しだす。
  本館と別館の味の違いに気づいた紗英は
  本館の味を守るため、介護職に就いた七海
  を頼って、社長の本心を聞き出す。

  最終的には「牧村イート&リサーチ」は
  紗英、真山、智也、七海の社員4名の
  会社に。
  続編が期待できそうです。


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2017.02.10

最近読んだ本一覧483

●「継続捜査ゼミ」 著者:今野敏  講談社 2016年10月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    史上もっとも美しい捜査チーム誕生!
    かつてない新感覚・警察小説!!

    元ノンキャリ刑事の大学教授と
    少数精鋭のイマドキ女子大生が
    挑むのは、継続捜査案件、つまり
    「未解決事件(コールドケース)」。
    キャンパスで起こる様々な事件は、
    やがて、ある大事件に結びつき……。

  -----
  三宿女子大の准教授の小早川は元警察学校
  の校長。
  小早川は人間社会学部に属し、
  ゼミは「刑事政策演習ゼミ」。別名「継続捜査
  ゼミ」である。
  未解決の事件を題材にし、事件解明に向けて
  演習するゼミである。
  学内のスニーカーの片方が盗まれる事件や
  教授と生徒がラブホテルから出てきたところの
  写真が教授に送り付けられる事件、
  さらには15年前に発生した殺人事件の捜査を
  行う。

  --
  今野さんの文章は端的で、説明も十二分
  にしてくれるので、読みやすいです。
  それにしても、すごいゼミがあるもんです。
  こういうゼミは実在するのかな?


●「望み」 著者:雫井脩介  KADOKAWA 2016年9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    東京のベッドタウンに住み、建築
    デザインの仕事をしている石川一登
    (いしかわかずと)と校正者の妻・
    貴代美(きよみ)。
    二人は、高一の息子・規士(ただし)
    と中三の娘・雅(みやび)と共に、
    家族四人平和に暮らしていた。
    規士が高校生になって初めての夏休み。
    友人も増え、無断外泊も度々するよう
    になったが、二人は特別な注意を
    払っていなかった。
    そんな夏休みが明けた9月のある週末。
    規士が2日経っても家に帰ってこず、
    連絡すら途絶えてしまった。
    心配していた矢先、息子の友人が複数
    人に殺害されたニュースを見て、
    二人は胸騒ぎを覚える。
    行方不明は三人。そのうち犯人だと
    見られる逃走中の少年は二人。息子は
    犯人なのか、それとも……。
    息子の無実を望む一登と、犯人で
    あっても生きていて欲しいと望む
    貴代美。揺れ動く父と母の思い--。
    『火の粉』の不穏な空気感と
    『クローズド・ノート』の濃密な
    心理描写。
    両方を兼ね備え、執筆時、著者が最も
    悩み苦しみ抜いた、渾身の力作。

  -----
  息子が被害者となり死亡していた場合、
  もしくは殺人事件の加害者になっていた場合。
  どちらであっても親としては辛い。

  雫井さんがどちらを着地点にして、
  どうまとめるのかのかが一番気になりました。
  違う着地点だったら、この単行本1冊では終わりませんね。
  上下巻の組になるでしょうね。
  もう一つのパターンも読んでみたいです。
  そういう構成の作品ってないのかな?


●「悪意の迷路 最新ベスト・ミステリー」 編者:日本推理作家協会  光文社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ミステリーの“今”を堪能できる!
    豪華15作家による最強アンソロジー。

    【目次】
    願わない少女(芦沢央)/
    ドレスと留袖(歌野晶午)/
    不適切な排除(大沢在昌)/
    うれひは青し空よりも(大山誠一郎)/
    憂慮する令嬢の事件(北原尚彦)/
    シャルロットの友達(近藤史恵)/
    水戸黄門 謎の乙姫御殿(月村了衛)/
    パズル韜晦(西澤保彦)/
    魔法使いと死者からの伝言(東川篤哉)/
    潜入調査(藤田宜永)/
    屋根裏の同居者(三津田信三)/
    優しい人(湊かなえ)/
    永遠のマフラー(森村誠一)/
    背負う者(柚月裕子)/
    綱渡りの成功例(米澤穂信)

  -----
  ・願わない少女(芦沢央)
    中学校入試で失敗し、受験した中で
    一番低い偏差値の学校に通うことになった
    主人公。制服の注文が間に合わず、入学式には
    出席せずに翌日から登校することになる。
    漫画雑誌のの発売日という理由で入学式に
    出席しなかった子と仲良くなるために
    漫画を描いているとウソをつく。
 
  ・ドレスと留袖(歌野晶午)
    「最近読んだ本一覧416」の
    「ずっとあなたが好きでした」で既読。

    東京に本妻をのこし、単身赴任で名古屋に
    来ているアパレル系の会社の名古屋支社の
    副支社長の話。

  ・不適切な排除(大沢在昌)
    「最近読んだ本一覧458」の
    「激動 東京五輪1964」で既読。

  ・うれひは青し空よりも(大山誠一郎)
    叔父の鹿養大介(悪役俳優)の友人で86歳に
    なる二枚目俳優の佐伯圭一から初恋の人に
    関係する殺人事件の謎を解いてほしいと
    主人公は頼まれる。
    佐伯は終戦間近の時、横浜の工場で働いていた
    が、その時に、女学生を好きになり、二人で
    詩の話などをしていた。
    そんなとき、岩本という教師が岸壁から
    突き落とされて殺されてた。犯人は?

  ・憂慮する令嬢の事件(北原尚彦)
    シャーロックホームズのパロディ。

  ・シャルロットの友達(近藤史恵)
    シャルロットはジャーマンシェパードの
    お座敷犬。
    散歩に行ったとき、老婆が散歩するチワワに
    噛まれる。
    威嚇が激しいチワワをなぜ、老婆は他の
    犬に違付けたのか。

  ・水戸黄門 謎の乙姫御殿(月村了衛)
    水戸黄門のご一行が作家に
    作品を書かせるために、缶詰めにするが
    作家が突然いなくなり、でも、朝には
    ちゃんと布団で寝ているという不思議。

  ・パズル韜晦(西澤保彦)
    友人・恵鶴未来博(みきひろ)の祖父が
    書いた推理小説が未完なので、
    その先を推理してほしいと言われる主人公の
    高校生・柚木崎(ゆきさき)。
    クラスメイトの日柳永美(ひさなぎえみ)と
    一緒に謎解きをする。
    小説のストーリーは3連続の殺人事件が発生し、
    1人目の首が2人目の胴体へ、2人目の首が
    3人目の胴体へ、そして3人目の首が見
    つからないという謎。

  ・魔法使いと死者からの伝言(東川篤哉)
    刑事の小山田聡介の家のメイドである
    マリィは魔法使い。

    先輩の椿木綾乃警部とともに、
    工務店社長が殺された事件を捜査する。
    犯人は一級建築士の飯島二郎。
    マリィが仕掛けた魔法で、
    飯島が自供をする。
    さらに、残されたダイイングメッセージ
    や現場の庭に残されたキーホルダーが
    カギとなる。

  ・潜入調査(藤田宜永)
    会社にある金庫を盗んだ泥棒の犯人の
    調査を依頼された竹花。
    新潟に調査に行く。

  ・屋根裏の同居者(三津田信三)
    親の資産であるアパートに引っ越し、
    生活し始めると、しばらくして、
    部屋の中のものが移動していたりする。
    江戸川乱歩の屋根裏に誰かが住んでいる
    話がモチーフに出てくる話。

  ・優しい人(湊かなえ)
    「最近読んだ本一覧426」の
    「宝石 ザ ミステリー 2014冬」で既読。

  ・永遠のマフラー(森村誠一)
    太平洋戦争中の空中戦での人情話。

  ・背負う者(柚月裕子)
    「最近読んだ本一覧473」の
    「あしたの君へ」で既読。

  ・綱渡りの成功例(米澤穂信)
    「最近読んだ本一覧455」の
    「真実の10メートル手前」で既読。
    土砂崩れに襲われた家屋の老夫婦を
    増水した川を渡って救出した。
    水も電気も絶たれた家で、老夫婦が
    生き延びた謎とは。


●「なつみはなんにでもなれる」 著者:ヨシタケシンスケ  PHP研究所 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    なつみはね、すごくいいことおも
    いついたよ。なつみがなにかの
    マネをして、それをおかあさんが
    あてるゲームだよ!
    コレ、なーんだ!?

  -----
  読んでいてたのしい。とにかくたのしい。
  なつみの底抜けの明るさ、そして
  迷惑そうな母。(←この気持ちよくわかる。)

  ヨシタケさんのお話もイラストも大好きです。
  最近、ダ・ヴィンチでヨシタケさんのイラストを
  見ます。
  ついつい目が行きますね。


●「シャーロック・ホームズの十字架」 著者:似鳥鶏  講談社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    名探偵の遺伝子を守るため、兄妹は
    不可能犯罪に挑む!

    世界経済の鍵を握るホームズ遺伝子群。
    在野に潜む遺伝子保有者を選別・拉致
    するため、不可能犯罪を創作する国際
    組織--「機関<シンクタンク>」。
    保有者である妹・七海と、天野直人は
    彼らが仕掛けた謎と対峙する!
    強酸性の湖に立てられた十字架の謎。
    密室灯台の中で転落死した男。
    五百メートルの距離を一瞬でゼロに
    したのは、犯人か被害者か……。
    本格ミステリの旗手が挑む、
    クイーン問題&驚天動地のトリック!

    【目次】
    強酸性湖で泳ぐ/争奪戦の島/象になる罪

  -----
  似鳥さんらしく(?)注釈もあとがきもある作品。
  設定の世界観が全く想像できないが、
  単純なミステリーの謎解きと思って読めばよい。
  よくこんな背景設定が思いつくもんだ。


●「時が見下ろす町」 著者:長岡弘樹  祥伝社 2016年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    祖母が祖父を介護する家に居座る孫、
    唐突に同棲を快諾した恋人、鉢合わせ
    した住人に違和感を抱く空き巣…。
    変わりゆく町で繰り広げられる
    一筋縄では解けない事件とは?
    精緻で心温まるミステリーの玉手箱。

  -----
  大きな時計が目印の時世堂百貨店のある
  町が舞台の短編集。

  ・白い修道士
    祖母が水性画仲間の集まりで山登りをする間
    祖父の介護を頼まれた孫娘。
    祖母が山から白い花を採ってきて庭に
    植えたことを見て、それから祖父母の家に
    居座ることに。
    その白い花はトリカブトの花。
    それを見て、孫娘は祖母がしようとしたことを
    を推測したのだった。

  ・暗い融合
    野々村は御子柴メンタルクリニックの患者。
    野々村の妹は内科医で御子柴の教え子でもあった。
    そして御子柴の妻は、野々村の勤めるデパートの
    上司。
    医師は患者の影響を受けることが多いそう。
    御子柴の妻は夫と野々村の妹が不倫関係であることを
    見抜き、野々村を痴漢の犯人に仕立て上げる事で
    野々村の女に嫌悪感を感じる気持ちを御子柴夫に
    融合させようとしていた話。

  ・歪んだ走姿(フォーム)
    県警の刑事である主人公。駅伝に参加する
    メンバが1人足りないということで、駅伝に
    参加させられることになる。監督は
    かつてアケボノ製鞄の監督。アケボノ製鞄は
    業績不振で近々駅伝部が廃部になる予定
    だということ。
    主人公は監督からフォームを少し修正される。
    そして、駅伝大会で、県警チームは
    アケボノ製鞄と1,2位を争う戦いになる。

  ・苦い確率
    五木は丑倉組の組員。フロント企業・
    中古タイヤの販売会社の営業部長。
    最近賭博でもなんでも
    とにかくついてない。
    今日開催予定の世界バンタム級タイトルマッチで
    挽回しようと考えている。
    そんな中、専務に営業、経理、業務部長の3人が
    呼ばれる。
    リストラ人員の選択らしい。
    拳銃でのロシアンルーレットやサイコロゲームで
    勝敗を付けさせられようとするが、
    そんな中、五木はピーナッツアレルギーであるにも
    かかわらず、自分が選んだピザにピーナッツ
    パウダーが使われていて、ひどい発作を起こす。
    一番ついていなかったのは、五木。
    丑倉組長は五木がタイトルマッチのに賭けていた
    者とは反対の者に賭け、大儲けをする。

  ・撫子の予言
    ドラッグストアで勤務する主人公。
    彼女と一緒に入った喫茶店を出たところ、
    その後、店の千円札を盗む強盗が発生。
    犯人はなぜ、千円札のみ盗んだのか。
    主人公の阿多楽ドラッグストアで
    レシートのごろ合わせを気にしている
    人物がいて、その人物が事件に関係している。

  ・翳った指先
    父親が警備していた会社の息子に
    金をせびられている中学生の息子。
    原因は、父の警備していた夜に
    その会社に泥棒が入り、会社が大損をしたから。
    息子は金を工面するためにPCトプリンタを
    売ろうとしたが、その店の店長に
    疑念を抱く。

  ・刃(やいば)の行方
    五木総合病院の医師は患者に病気を
    忘れさせることにより回復をさせようと
    するため、患者が気になっていることに
    関する物語を聞かせる。

  ・交点の香り
    空き巣に入った男。
    そこに住人が帰宅した。
    急いで2階の部屋に隠れるが、
    住人の女がその部屋に入って来る。
    しかし、女は目が不自由らしい。
    男が盗んだ香水を探しているようなので、
    女に気付かれないように、香水を戻す。
    しかし、女は実は目が見えていて、
    目が不自由なふりをして、仕事を得たり
    手当を得たりしていた。


●「宝石 ザ ミステリー Blue」 編者:小説宝石編集部  光文社 2016年12月
    

  ~Amazon.co.jpの商品説明から引用~
   読み切り!
   青--警官の制服を想像させ、
   正義と秩序を感じさせる色。
   犯罪と対峙し、厳粛な思いを
   抱かせる--Blue
   今回の「宝石 ザ ミステリー Blue」
   は、警察小説を大きく取り上げます。
   日本で独自のポジションを築いた
   世界をご堪能あれ!

   今野敏 誉田哲也 横山秀夫
   小杉健治 永瀬隼介 石川智健
   東川篤哉 若竹七海 鳥飼否宇
   深水黎一郎 大石直紀 長沢樹

  -----
  ・それが嫌なら無人島(誉田哲也)
    姫川シリーズ。
    長井祐子という女子大生が扼殺されて
    その容疑者として、大村敏彦があがった。
    大村は長井のいっていた
    ビデオショップの店員。

  ・薔薇色の人生(永瀬隼介)
    退職して3年の元刑事。
    現職時代、Sとして付き合いの
    あった暴力団組員・須藤から連絡が
    あり、須藤の娘の状況を調べてほしいと
    依頼される。

  ・小鳥冬馬の心像(石川智健)
    警視庁に勤務する青山陽介は高校時代の
    同級生でちょっと風変わりな小鳥冬馬に
    事件解決の相談をする。

  ・指揮(今野敏)
    機捜の高丸卓也と縞長省一は、
    結婚式場での立てこもり事件の
    初動活動を行う。
    結婚式場の向いにマレーシア大使館が
    あることもあり、SITやSATまで
    もが出動する事態になる。

  ・応援事件(小杉健治)
    小松川東署刑事課盗犯係の浜野孝之の部署に、
    神崎摩耶という女性刑事が応援で
    やってきた。
    主婦が銀行から降ろしたお金をひったく
    られるという事件が発生する。
    神崎は、ふとした気づきから事件を解明する。

  ・二人半持て(横山秀夫)
    病院でとなるの老人が死ぬ瞬間を
    楽しみに生きている老人患者。

  ・お地蔵様に見られてる(大石直紀)
    大学時代、京都に住んでいたさやかは
    転勤で再び京都に住むことになる。
    大学時代、友人の泰宏と恋人の達朗と3人で
    河川敷で飲んでいた際、中年の男と
    もめごとを起こし、男に首を絞められた
    泰宏は失神する。
    達朗は男は川に突き落として見えなくなったが、
    泰宏は息をしておらず、二人は怖くてその場を
    逃げ出してしまった過去があった。

  ・大山鳴動して鼠一匹(鳥飼否宇)
    自称ジャーナリストの郷田俊男とアシスタントの
    三田村はT岳の噴火の可能性が高いということで、
    T岳に取材に向かう。

  ・適用者一名(深水黎一郎)
    エリートで仕事もでき、これまでの社長が
    参加したという海外研修に参加することになった
    津島。仕事に打ち込んでいるので、芸能
    ニュースなどには全く興味がなく、その手の
    話は見下していた。
    海外研修で2年間、日本を離れている間に
    芸能人ヘイト規制法が施行され、
    芸能界全体や芸能人を貶めるような発言をすると
    重い刑罰が科せられるようになった。 
    それを知らず、津島は過激な発言をしてしまう。

  ・被害者とよく似た男(東川篤哉)
    雅人は、直美という女から、雅人の腹違いの
    兄で、物産会社社長の息子で取締役でもある
    一彦の殺害協力をするように頼まれる。
    雅人と一彦はよく似ているので、
    一彦を殺害する時間に一彦を装ってとある
    喫茶店に滞在してほしいというのもであった。

  ・きれいごとじゃない(若竹七海)
    母が立ち上げたホームクリーニング会社の
    専務である理緒。
    強盗犯がターゲットにしている家を見つけ
    出すため、刑事が、理緒と一緒にホーム
    クリーニングをしている。

  ・月夜に溺れる(長沢樹)
    バツ2で出世もあきらめた女性刑事・
    真下霧生が主人公の話。
    横浜駅の近くの川で、女性ジャーナリストの
    死体が見つかった。
    そのジャーナリストが取材をしていたという
    派遣会社(実態はデリヘル)の寮で暮らす
    17歳の少女に警察は目を付ける。


●「告白の余白」 著者:下村敦史  幻冬舎 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    家を出た兄が実家の農地の生前贈与を
    求めて突然帰ってきた。しかし、
    「2月末日までに清水京子という
    女性が来たら土地を譲渡してほしい」
    という遺書を記し自殺。
    兄はなぜ死んだのか。そして、
    女は何者なのか。期限の意味は。
    死の真相を知るため、弟の英二は
    一人京都へ向かうがーそこは、
    虚実入り混じる言葉で築かれた
    伝統の町。腹黒、嫌味、皮肉に
    塗れた“告白”が真実を覆い隠す。
    最後の1頁まで気が抜けない!
    表裏、黒白、真偽が次々と逆転する
    ノンストップミステリ。

  -----
  舞台は高知と京都。
  兄・英一の謎を解くため、双子の弟・英二は
  京都に向かう。
  京都で兄と関係があった和菓子屋の娘・
  清水京子と会う。英二は英一として
  振舞っていたが、実は、京子は最初から
  英一が死んだことを知っていた。

  まず、最初に土佐弁が変。
  英二の父が古い土佐弁を面白可笑しく語るという
  設定であるが、まず、「ぜよ」は使わん。
  とくにお母さんが使うのは変。
  「ぞね。」も男の人が使うのは聞いたことがない。
  土佐弁にも男言葉と女言葉があると思います。
  それの使い方がが間違っていると、
  すごく違和感を感じます。
  まず、それでなかなか親近感を持てませんでした。
  英二が京都に行ってからは、京都弁ばかりなので、
  「これが京都弁か」と思って読むので問題なし。
  京都の人の嫌味のこもった表現は、
  あんまり理解できません。
  そのことを全面に押し出した作品だと言えます。


●「帰還-ゲド戦記最後の書」
  著者: アーシュラ・K.ル=グウィン
  編者:清水真砂子  岩波書店 2011年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    平和と秩序を回復するため全力を
    出しきったゲドは、故郷のゴント島
    に帰る。心身ともに衰えた初老の
    ゲドに、思いがけない女性との
    再会が待っていた。

  -----
  2巻のテナーが登場します。
  そして、映画にも登場した顔をやけどした
  テルーも登場。
  ゲドがおじいちゃんになってしまった
  お話です。


●「戦うハニー」 著者:新野剛志  KADOKAWA 2016年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    星野親、27歳。大手保険会社を退職し、
    子どもの頃からの夢だった保育士として、
    無認可保育園「みつばち園」に勤め
    始めた。そこは、事情を抱えた
    子どもたちが多く集まり
    「ダイナマイト・ハニー」と呼ばれる
    園だった。十分なごはんを
    食べさせてもらえない子、
    パチンコに夢中で迎えに来ない母親、
    父母同士の不倫…。星野は答えの
    出ない問題に体当たりでぶつかっていく。
    そんな中、みつばち園は運営形態を
    市から問題視され、存続の危機に
    立たされる。園のため、そして
    子どもたちを守るため、星野たち
    保育士はある行動に出る-。

    【目次】
    戦うハニー/お迎えボム/
    ごっつんパーク/辛口ハニー/
    愛がジグザグ/まだまだファイト

  -----
  保育園を舞台にしたお話。
  どのエピソードも保育園で実際に
  出てきそうなものばかり。
  でも、保育園を舞台にした小説って
  なかなかないのじゃないかなと思います。
  子どもらを囲む保育園問題を題材に
  していますが、肩の力を抜いて読める
  お話です。


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2017.01.19

最近読んだ本一覧482

●「ザ・ベストミステリーズ2016」
  編者:日本推理作家協会  講談社 2016年5月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    2016年ミステリーの最高峰!
    過去1年間に発表されたすべての
    短篇推理小説の中から、日本推理
    作家協会が選び抜いた至高の作品
    だけを収録。新鋭からベテランまで
    キャリアは関係なく、とにかく面白
    くて優れた短篇ばかりを集めました。
    作家のアイディアと技とたくらみ
    が詰まっています。
    巻末には「推理小説・二〇一五年」
    に加え、推理小説関係の受賞作を
    網羅したリストを掲載。
    ミステリーファンだけでなく、
    入門書にもぴったりな、
    ミステリー・アンソロジーの
    完全保存版です。

    【目次】
    おばあちゃんといっしょ(大石直紀)/
    ババ抜き(永嶋恵美)/
    リケジョの婚活(秋吉理香子)/
    絵の中の男(芦沢央)/
    監獄舎の殺人(伊吹亜門)/
    分かれ道(大沢在昌)/
    サイレン(小林由香)/
    十五秒(榊林銘)/
    凄腕(永瀬隼介)/
    グラスタンク(日野草)/
    二番札(南大沢健)/
    静かな炎天(若竹七海)

  -----
  ・おばあちゃんといっしょ(大石直紀)
    詐欺師の祖母と二人暮らしの女の子。
    しかし、ある女のせいで、祖母は逮捕され
    女の子は児童養護施設で過ごすことになる。
    祖母も出所し、女の子が大きくなり、
    宗教で詐欺をしている女への二人の
    仕返しが始まる。

  ・ババ抜き(永嶋恵美)
    「最近読んだ本一覧452」の
    「アンソロジー 捨てる」で既読。

  ・リケジョの婚活(秋吉理香子)
    婚活のTV番組に参加予定の男性に
    一目ぼれした電機メーカーでロボットの
    開発をしているOL。
    これまでの番組の傾向などを分析し、
    番組に出演。
    目当ての男性をGetしようと努力する。
    しかし…。

  ・絵の中の男(芦沢央)
    浅宮二月という女流画家が自分の夫
    を匕首で殺害した。
    二月は絵が描けないスランプに陥って
    いたという。
    でも、なぜ、夫を殺害しないと
    いけなかったのか。

  ・監獄舎の殺人(伊吹亜門)
    時代物の作品のようなので未読。

  ・分かれ道(大沢在昌)
    新宿鮫シリーズ。
    福島を出た母の行方が分からなくなり
    母をを追って、新宿に出てきた娘。
    母は暴力団関係のトラブルに巻き込まれ、
    覚醒剤関係の罪で刑務所にいた。
    娘はそのまま東京で暮らすことにするが…。

  ・サイレン(小林由香)
    「最近読んだ本一覧475」の
    「ジャッジメント」で既読

  ・十五秒(榊林銘)
    ~冒頭の作品説明から引用~
    ヒロインの薬剤師が腹部を背後から
    撃ち抜かれた瞬間、時は止まった。
    猫の姿をした「死神」は、余命は15秒
    あまりと宣告。その間、自在に時を再開し
    また一時停止する術を与えられたヒロインは
    犯人が誰であるかをダイニング・メッセージ
    として残そうと知恵を絞る。

  ・凄腕(永瀬隼介)
    桜井は刑事としては凄腕らしいが、定年間近で
    警部補。その刑事の息子と同年齢だという
    新米刑事が一緒に組まされ、チンピラが被害者
    という殺人事件を追う。
    その事件を難なく解決したが、桜井がコカイン
    使用が判明する。
    実は、桜井の息子は、キャリアで本富士署署長
    (階級は警視正)で桜井の件は表沙汰には
    ならなかった。

  ・グラスタンク(日野草)
    高校時代に友人から久々に呼び出される
    主人公。
    その友人は高校時代に自殺をした
    クラスメイトの死の真相を探り、
    自殺の原因となった人物に復讐をしたいと
    復讐代行業に依頼したという。

  ・二番札(南大沢健)
    ~冒頭の作品説明から引用~
    主人公はある県庁の財務部経理課長で
    ある。県民総合センターの改修工事は
    複数の業者が入札し、どの業者が担当するか
    決められる予定だが、それに際して談合が
    始まっている、という匿名の手紙が彼のもと
    に届く。あらかじめ指名されている業者名が
    詳細に書かれていた。この情報はどこから
    漏れたのか。

  ・静かな炎天(若竹七海)
    ミステリ専門書店で働きながら、
   「白熊探偵社」という探偵をしている主人公。
   最近、どんどん仕事が舞い込み、かつ、
   あまり難しくない案件ばかり。


●「勇者たちへの伝言 いつの日か来た道」 著者:増山実  角川春樹事務所 2013年12月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    ベテラン放送作家の工藤正秋は、
    阪急神戸線の車内アナウンスに耳を
    奪われる。「次は…いつの日か来た道」。
    謎めいた言葉に導かれるように、
    彼は反射的に電車を降りた。
    小学生の頃、今は亡き父とともに
    西宮球場で初めてプロ野球観戦した
    日を思い出しつつ、街を歩く正秋。
    いつしか、かつての西宮球場跡地に
    建つショッピング・モールに足を
    踏み入れた彼の意識は、
    「いつの日か来た」過去へと飛んだ-。

  -----
  昭和44年、小学3年生だった主人公の正秋。
  近所の江藤のおじちゃんに
  阪急ブレーブスの試合を見に行くように
  薦められる。
  洗濯屋を営む父は、ラジオを聞きながら
  仕事をしているが、野球中継が始まると
  チャンネルを変える。
  そんな父にせがんで、野球の試合を見に
  西宮球場に連れて行ってもらった。

  それから時は過ぎ、正秋も50歳。
  放送作家として仕事をしているが、
  段々と仕事も少なくなってきた。

  ある日、何かに引かれて、西宮球場の
  後地にできたショッピングセンターを
  訪れる。
  そこで、正秋は昭和44年にタイムスリップを
  し、父を野球を見に行ったときに戻る。
  そして、父から、父が結婚する前に
  仲良くしていた朝鮮人の安子という女性の
  話を聞く。

  50歳に時代に戻った正秋は、
  元阪急ブレーブスの選手に逢ったりして、
  ブレーブスの思い出を掘り起こす。
  そんな中で、昔、西宮球場の近くで
  食堂をしていた店に、李安子から父・忠秋と
  正秋宛の手紙が届いていたことが判明。
  手紙には安子が北朝鮮へ帰ってからの
  辛い生活と不思議な体験が書かれていた。
  ----
  阪急ブレーブスと北朝鮮の帰国運動を
  題材にした作品。

  オリックスに変わる前、阪急ブレーブス。
  懐かしい。

  私が生まれる少し前に日本にいる朝鮮人の
  帰国運動があったことも知りませんでした。

  ファンタジーな要素もあるのですが、
  なかなか感動的な作品。
  さすが、図書館司書さんがオススメする
  作品です。


●「あさ/朝」 著者:谷川俊太郎 写真:吉村和敏  アリス館 2004年7月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    誰よりも早く目を覚ますのは空。
    地球がまわっている。ゆっくり、
    とても静かに…。
    朝にはただ美しいだけではない、
    不思議な力が隠されている。
    美しい朝の写真と透明な詩で
    綴ったビジュアルブック。

  -----
  右から開くと、「朝」のページ。
  左から開くと、「あさ」のページ。

  「朝」は、ちょっと難しい詩。
  「あさ」は、やわらかい感じの詩。

  プリンス・エドワード島の写真も綺麗。

  図書館司書さんが、「表紙の暗いイメージとは
  全く異なり、さわやかな詩集でる。」と
  オススメしていました。
  確かに表紙は濃紺で背表紙しか文字が
  ありません。

  開くと、世界が広がります。


●「こころを病んで精神科病院に入院していました。」
 著者:安藤たかゆき  KADOKAWA 2015年8月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    吃音、幻聴、リストカット-
    こころを病んで病院に搬送された私は
    統合失調症と診断されました。
    最初の晩は少し泣いたけど、こころを
    病んだ優しい人たちが集まるここでの
    暮らしは確実に私のこころを治して
    くれた-。
    入院してから退院するまでの日を描く
    日常コミックエッセイin精神科病院!

  -----
  精神科病院は、もっと混沌とした暗いイメージ
  でしたが、こうやってコミックエッセイとして
  読むと、そのイメージは覆されます。
  病院内の雰囲気や、一日の生活が分かって
  勉強になりました。


●「本バスめぐりん。」 著者:大崎梢  東京創元社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    都会を走る移動図書館「本バスめぐりん」。
    乗り込むのは六十代後半の新人運転手・
    テルさんと、図書館司書・ウメちゃんの、
    年の差四十のでこぼこコンビだ。
    団地、公園、ビジネス街など巡回先には、
    利用者とふしぎな謎がめぐりんの到着を
    待ちかまえていて……。テルさんの
    とまどいとウメちゃんの元気、
    そしてたくさんの本を詰め込んで、
    本バスめぐりんは今日も走る。
    本屋、出版社などさまざまな「本の現場」
    を描く著者の次なる現場は、
    移動図書館!
    本を愛するすべての人に贈る、
    ハートフル・ミステリ。

    【目次】
    テルさん、ウメちゃん/
    気立てがよくて賢くて/
    ランチタイム・フェイバリット/
    道を照らす花/降っても晴れても

  -----
  市立図書館の移動バスを舞台にした
  日常ミステリー。
  本に写真を誤って挟み込んで返却してしまったが
  次にその本を借りたであろう人に確認しても
  そんなものはなかったと…。
  また、テルさんに、苦情にはがきが届いたが、
  テルさんには全く身に覚えがいない…。
  そんな謎を解いていきます。
  大崎さんらしい作品だと思います。


●「いまさら翼といわれても」 著者:米澤穂信  出版社 2016年11月
    

  ~楽Amazon.co.jpの商品説明から引用~
    「大人」になるため、挑まなければ
    いけない謎。待望の〈古典部〉最新作!

    累計205万部突破の〈古典部〉シリーズ
    最新作!
    誰もが「大人」になるため、挑まなければ
    いけない謎がある--
    『満願』『王とサーカス』の著者による、
    不動のベスト青春ミステリ!

    神山市が主催する合唱祭の本番前、
    ソロパートを任されている千反田えるが
    行方不明になってしまった。
    夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と
    福部里志の調査と証言、課題曲、ある
    人物がついた嘘--折木奉太郎が
    導き出し、ひとりで向かったえるの
    居場所は。そして、彼女の真意とは?
    (表題作)

    時間は進む、わかっているはずなのに。
    奉太郎、える、里志、摩耶花--〈古典部〉
    4人の過去と未来が明らかになる、
    瑞々しくもビターな全6篇。

    【目次】
    箱の中の欠落/鏡には映らない/
    連峰は晴れているか/
    わたしたちの伝説の一冊/
    長い休日/
    いまさら翼といわれても
  -----
  ・箱の中の欠落
    生徒会長の投票が行われたが、
    投票数が生徒の数より多い。
    なぜなのか?
  ・鏡には映らない/
    奉太郎が中学校の卒業の際、卒業記念
    として全員が作った大きな鏡の額。
    同級生の中で美術に長けた女の子が
    デザインし、そのデザイン(葡萄のつるが
    絡まったようなデザイン)に合わせて
    みんなで彫刻する。
    奉太郎はそのデザインを無視して、
    左右のデザインにつながるような直線を
    1本彫ってきただけだった。なぜなのか?

  ・連峰は晴れているか
    奉太郎が昔授業を受けていたとき、
    ヘリコプターが飛んでくると、
    教師が「ヘリコプターが好き」と
    眺めていたことを思いだす。
    その教師はなぜヘリコプターがそんなに
    好きだったのか?

  ・わたしたちの伝説の一冊
    漫画研究部のメンバはマンガを読む派と
    描く派に分かれている。
    描く派が同人誌を作成しようと部費申請を
    しようとするが、読む派のメンバと
    対立して…。

  ・長い休日
    奉太郎が休日に散歩をしていて、たまたま
    十文字の実家である神社に来てしまった。
    そこに、千反田がいた。奉太郎は神社の
    落ち葉の掃除を手伝いながら、千反田に
    「なぜ、奉太郎は””やらなくていいことなら、
    やらない。やらなければいけないことなら
    手短に”」の考えに至った経緯を話す。

  ・いまさら翼といわれても
    本の説明を参照。

  --
  古典部シリーズの日常ミステリー。
  奉太郎の頭の回転の良さに感服です。


●「伝説のエンドーくん」 著者:まはら三桃  小学館 2004年4月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    成績優秀、容姿端麗なエンドーくん
    て何者?

    創立99周年を迎える市立緑山中学校の
    職員室を舞台に、14歳という繊細で
    多感な年齢の子どもたちと日々真剣に
    向きあう中学2年担任教師たちの姿を描く。
    そして、伝説のヒーローとして代々
    語りつがれる「エンドーくん」が、
    なぜ伝説になったのか?
    その秘密が、創立100周年記念式典で
    明かされる。
    坪田譲治文学賞作家、まはら三桃の最新作。

  -----
  図書館司書さんのオススメの児童書。

  緑山中学校の新任教師・清水。
  担当する2学年は、6クラス。
  1組 学年主任・数学)赤坂剛 52歳 若く見える
  2組 国語)矢島美佳 45歳 ぷっちゃりめ
  3組 体育)清水勇気 25歳 講師歴3年
  4組 美術)北野徳明 48歳 陰気な感じ
  5組 英語)石田和子 41歳らしい 華やか
  6組 理科)児玉豊  59歳 定年間近

  緑山中の校舎には、いたるところに
  「エンドーくん」に関する落書きがある。
  落書きと言っても「エンドーくんは、体育祭の星」
  とか、「エンドーくんは変化をおそれない」、
  「エンドーくんは魔王に勝つ」など、エンドーくんを
  称えたり、助けを求めたりしているものが多い。

  エンドーくんは、成績優秀、スポーツ万能の
  文武両道で伝説となっている存在であった。

  エンドーくんは実在したのか、どうして伝説に
  なったのかが明らかにされます。

  最後に、エンドーくんが誰だったのか分かったとき、
  涙せずにはいられませんでした。

  オススメの本です。


●「スクラップ・アンド・ビルド」 著者:羽田圭介  文藝春秋 2015年8月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    第153回芥川賞受賞作

    「早う死にたか」
    毎日のようにぼやく祖父の願いを
    かなえてあげようと、
    ともに暮らす孫の健斗は、
    ある計画を思いつく。

    日々の筋トレ、転職活動。
    肉体も生活も再構築中の青年の心は、
    衰えゆく生の隣で次第に変化して……。
    閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい
    家族小説の誕生!

  -----
  又吉さんの「火花」と一緒に芥川賞を受賞した
  作品。
  羽田さんは受賞以降、よくTVに出るように
  なりました。

  これまで私が読んだ芥川賞の中では読みやすい
  部類の作品で、いろいろと考えらされることも
  気付けた作品です。

  手をかけすぎる介護がよいのか悪いのか。
  確かにそんなことを考えてもみませんでした。


●「恋のゴンドラ」 著者:東野圭吾  実業之日本社 9999年Z9月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    真冬に集う男女8人の運命は?
    あの東野圭吾が“恋愛”という
    永遠のミステリーに真っ向から挑む。
    衝撃の結末から目を逸らすな!

    この恋の行方は、天国か地獄か。
    怒濤の連続どんでん返し!

    【目次】
    ゴンドラ/リフト/プロポーズ大作戦/
    ゲレコン/スキー一家/
    プロポーズ大作戦 リベンジ/
    ゴンドラ リプレイ

  -----
  ・ゴンドラ
    リフォーム会社の会社員・広太は、
    美雪という恋人がいて、同棲中で
    あるが、コンパで知り合った
    デパートの化粧品売り場勤務の桃美と
    里沢温泉にスキー旅行に行くことに。
    ゴンドラに乗った際、学生時代の同級生
    と思われる女性グループがいた。
    そのグループ内に美雪がいることが判明。
    さらにゴンドラを降りたとき、美雪と
    桃実が高校時代の同級生であることが
    判明した。

  ・リフト
    登場人物は、ホテルに勤務するメンバ。
    日田栄介、月村春紀、土屋麻穂、
    恋人同士の水城直也と木本秋菜で里沢温泉に
    スキーに来ていた。日田は麻穂に思いを
    寄せていたが、麻穂は実は月村と結婚することが
    決まっていた。

  ・プロポーズ大作戦
    日田が勤務先のホテルに入社した橋本に
    思いを寄せていて、プロポーズをすることに。
    水城がプロポーズの作戦を練り、スキー場で
    プロポーズをするため、
    みんなで里沢温泉へスキーに行く。
    日田がプロポーズをしようとすると、そこに
    頭を坊主にした男が現れて、橋本に
    プロポーズをした。
    坊主男が広太で、橋本が美雪。

  ・ゲレコン
    桃実と同僚の弥生が美雪の勤務するホテルで
    企画したというゲレコンに参加。
    それに参加してみると、ホテルで勤務する
    日田と水城も参加していた。
    日田は桃実に好意を寄せてはいるが、
    女扱いがイマイチであったため、桃実に
    告白するも撃沈。
    しかし、弥生が水城からもらっというホテルの
    無料ランチチケットを使うためにホテルに
    行くと、立派なホテルマンの日田が。
    桃実の心が動く。

  ・スキー一家
    麻穂と結婚した月村。
    麻穂はスキー一家ということで、家族で
    スキー場に行くことになるが、
    麻穂の父はアンチスノボ。
    月村はスノボしかやったことがなく、
    スキーの手ほどきを麻穂の父から受けることに
    なる。
    麻穂はアンチスノボの父の心を入れ替えるため、
    スキー場に勤務するインストラクターの
    力を借りる。

  ・プロポーズ大作戦 リベンジ
    日田が桃実にプロポーズをしようと計画を
    立てた。
    水城と弥生と4人で、里沢温泉を訪れ、
    水城はこれを機に、弥生と一夜を過ごそうと
    計画。
    しかし、水城は、反対に日田、弥生、桃実に
    嵌められて、秋菜にプロポーズすることに。

  ・ゴンドラ リプレイ
    桃実は水城に再びスキーに誘われる。
    メンバは水城、秋菜、月村夫妻、そして日田。
    日田と結びつけようとする魂胆が見え見え。
    日田の扱いに慣れ、いい感じのカップルに
    なれそうな感じになる。
    ゴンドラに乗ったとき、美雪と広太に偶然出会う。
    桃実には気付かす、かつての同僚と話す美雪。
    美雪と広太がかつで、このゴンドラで
    あったことを桃美をひどい女扱いで話しだす。

  ---
  いろんな登場人物が絡み合っていて、
  そのつながりは楽しめたのですが、
  とにかく桃実が可哀想になって、読後感は
  いまいち。

  東野さんじゃなかったら。。。う~~ん。
  もっとミステリアスでシリアスな作品がいいです。


●「田辺誠一さんがお答え!ゆるめの人生相談。」 著者:田辺誠一  主婦の友社 2015年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    画伯・田辺誠一さんがなんと
    人生相談にお答え!おしゃれで
    ほっこり、センスあふれる脱力系
    回答&ゆるイラストで確実に
    ナゴめます

  -----
  かなりゆるめの回答が並びます。
  なるほど…と思ったのが、
  「趣味が合わないイケメンと趣味が合う
   イケメンじゃない男友達ってどっちと
   付き合うのが幸せか」という旨の質問。
  田辺さんの回答が、「趣味が合わない
  イケメンじゃない男」の存在を認識したら、
  趣味が合わないイケメンも趣味が合う
  イケメンじゃない男も好条件なのでは?」
  というもの。
  確かにそうだ。


●「クランクイン」 著者:相場英雄  双葉社 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    とある日-。
    広告代理店に勤める根本に、
    ベストセラー小説『永久の大地』を
    映画するよう社命が下る。
    映画が大好きな根本は喜び勇んで
    映画製作に邁進するが、トラブル
    続出。果たして映画は無事に完成
    するのだろうか。

  -----
  根本はある日、社長から呼び出され、
  映画の作成委員会の旗振りをするように
  命じられる。
  原作は、女流作家の有名ベストセラー小説。
  しかし、実はロックな感じのこわもての
  男性。
  版権や費用面、配役、スタッフなど
  数々の問題が発生しながらも、なんとか
  進んでいく。それと同時に根本は母親は
  幼いころに肺炎で亡くなっていると
  聞いていたが、実は離婚しており、
  伝説の女優だったことを知る。
  昔の母からの手紙を受け取る根本…。

  と、、、、、で、、、
  最後の最後で、大どんでん返し。
  なに!?このエンディング。
  相場さん、これは完全にだまされました。
  確かに目次を見ると…なんですけど、
  感動が吹っ飛びました。


●「モネのあしあと 私の印象派鑑賞術」
 著者:原田マハ  幻冬舎 2016年11月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    印象派といえばルノワール、ゴッホ、
    セザンヌ。常に破格の高値で取引
    されるようになった彼らも、かつては
    フランスアカデミーの反逆児だった。
    その嚆矢ともいうべき画家が、
    クロード・モネ(一八四〇~一九二六)
    である。“印象ー日の出”(一八七三年作)が
    「印象のままに描いた落書き」と
    酷評されたのが「印象派」のはじまりだ。
    風景の一部を切り取る構図、筆跡を
    残す絵筆の使い方、モチーフの
    極端な抽象化、見る者を絵に没入
    させる魔術をモネはいかにして手に
    入れたのか?アート小説の旗手が
    モネのミステリアスな人生と
    印象派の潮流を徹底解説。

    【目次】
    プロローグ 私とモネとの出会い/
    第1章 モネが生きた新しい時代/
    第2章 印象派絵画の新しさ/
    第3章 モネのあしあとを追って/
    第4章 小説『ジヴェルニーの食卓』について/
    第5章 マハによるモネのあしあと案内/
    エピローグ いま、改めてモネと出会う意味

  -----
  フランス芸術アカデミーが権威を振るっていた
  時代に、印象派が発生。
  モネを中心にマネやルソー、そして日本の
  歌川広重などの浮世絵がゴッホやモネに
  与えた影響なども書かれており、
  勉強になります。

  オススメの日本の美術館一覧もあり、
  とにかく大原美術館にまず足を運びたい気持ち
  がいっぱいになりました。


●「実録山田」 著者:山田孝之  ワニブックス 2016年3月
    

  ~楽天ブックスの商品説明から引用~
    俳優・山田孝之が自身初の書籍を
    発売する。数々のドラマ、映画で
    主演を務め、今や日本を代表する
    俳優である山田。メディアにあまり
    登場せず、私生活も謎に包まれて
    いる彼が、『実録山田』で綴る
    内容は、実際に山田の身に起こった
    出来事から繰り広げられる
    山田ワールド全開の随筆集!

    “簡単に説明できない内容”
    “読んだ人同士の感想トークが
    盛り上がるか否かはわからない”
    という随筆集である上に、
    百獣の王・武井壮さんと「人類の
    弱点」について語る予想不可能
    且つ壮大な「対話」も収録。
    随所に山田孝之の独創性が存分に
    詰まった1冊になっています。

  -----
  これが山田ワールドなのか!?
  空想壁というか妄想癖というか、
  何を考えているのかわからない(笑)
  沖縄の血が入っているね。。。
  だから、こんな濃いお顔なんですね。
  おじぃとの思い出話がとても良かった
  です。


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